不動産業界においても、SNS集客は欠かせない訴求方法の一つです。本記事では、不動産業界がSNSを活用するメリットや各SNSごとの活用例、運用のポイントなどを紹介します。SNS集客を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
不動産業界も要チェック|SNSによる集客の実態
不動産の情報収集というと、ポータルサイトや店舗による接客といったイメージが強いかもしれません。しかし、スマートフォンの普及により広くSNSが利用されるようになったことで、不動産市場においてもSNSを活用して集客をおこなう企業が出てくるようになりました。
InstagramやX(旧Twitter)で賃貸物件の情報を発信したり、内見の代わりになるようなYoutube動画を投稿したりと、見せ方次第で効果的にアピールすることが可能です。
不動産企業がSNSを活用するメリット
まずは、不動産企業がSNSを活用するメリットを見てみましょう。不動産企業がSNSを活用する主なメリットは以下の通りです。
・コストを抑えて運用できる
・写真・画像で訴求しやすい
・幅広い層へリーチできる
それぞれ詳しく解説します。
コストを抑えて運用できる
まずSNSの大きなメリットとして、コストを抑えて運用できる点が挙げられます。これまで「集客」というと、広告費や宣伝費を支払うことで、各メディアや媒体に掲載してもらう方法が主流でした。しかし、SNSは無料でアカウントを開設できるサービスも多く、工夫次第ではコストを抑えて効果的に集客できる点が魅力です。
写真・画像で訴求しやすい
また、写真や画像で訴求しやすいところもSNSならではのメリットです。特に不動産の情報では物件ごとの外観・内観・実際の雰囲気などを気にするユーザーが多いため、ビジュアルで訴求しやすいSNSとは相性がよいといえるでしょう。
幅広い層へリーチできる
SNSは幅広い層へリーチできることも魅力の一つ。また、ポータルサイトや折り込みチラシといった従来の集客方法では、より直接購入してもらうための情報を発信しているケースが多いですが、SNSならではの自由度の高さで多角的に情報発信をおこなえる点も大きなメリットです。
これにより、「今すぐ物件を購入したい」という層だけでなく、将来的に顧客となり得る若い世代に対しても幅広く訴求できます。
不動産業界におけるSNSの活用例
ここからは、不動産業界におけるSNSの活用例を紹介します。活用方法に悩んでいる方や、運用イメージが湧きづらい方は、ぜひ参考にしてみてください。
1. Instagram
2. 公式LINE
3. X(旧Twitter)
4. Facebook
5. YouTube
6. TikTok
1. Instagram
Instagramは、写真や動画といったビジュアル訴求に向いているSNSです。デザイン性の高い外観や一風変わった内装の物件など、視覚的に興味をもってもらえるような内容を投稿すると集客につながりやすいでしょう。
Instagramには10代〜30代の女性ユーザーが多い(※)ため、おしゃれな雰囲気の投稿や共感性の高い内容を意識するのもおすすめです。
Instagramの活用事例 ・グッドルーム公式アカウント…おしゃれな物件を画像・動画で紹介している事例・積水ハウス公式アカウント…実際の住み心地がイメージしやすい事例 |
※“ 総務省 公式HP” 参照
2. 公式LINE
公式LINEは、ある程度不動産に興味をもっている層に対する訴求に向いているSNSです。
メッセージを配信する場合は他のSNSとは違ってユーザーから登録・フォローしてもらう必要がありますが、ショート動画を投稿できる「VOOM」機能を活用することで、未登録のユーザーに対しても訴求が可能。使い方次第では、幅広い層にリーチできるでしょう。
3. X(旧Twitter)
X(旧Twitter)は画像を添付した投稿も可能ですが、基本的にはテキストベースの情報発信に向いているSNSです。不動産業界なら、経営者やスタッフ個人のアカウントを開設して企業のPRにつなげるのもよいでしょう。
また、肩の力を抜いた投稿がユーザーに好まれている「オープンハウス」や、自社キャラクターを使って情報発信している「スーモ」などの事例を見ると、「親しみやすさ」「共感できる内容」などが集客のポイントとなりそうです。
X(旧Twitter)の活用事例 ・オープンハウス公式アカウント…親しみやすい投稿をしている事例・スーモ公式アカウント…企業キャラクターを活用している事例 |
4. Facebook
Facebookはビジネス利用を目的に登録しているケースも多く、他のSNSと比較してユーザー層の年齢が高い傾向にあります(※)。企業アカウントのページには会社に関する詳しい情報を載せられるので、ひと目で企業情報を伝えたい場合にもおすすめです。
年齢層の高いユーザーをターゲットとした物件情報などは、Facebookの活用を検討するとよいでしょう。
facebookの活用事例 ・アパマンショップ公式アカウント…定期的にキャンペーンを開催している事例・三井不動産公式アカウント…充実した画像とテキストで濃度の高い情報を発信している事例 |
※“ 総務省 公式HP” 参照
5. YouTube
YouTubeは、幅広い層が利用している動画プラットフォームです。オンライン内見の代わりとなるような動画はもちろん、DIY動画や物件の選び方など、入居に関わるお役立ち情報を求めて閲覧しているユーザーも多いでしょう。
ほかにも自社CMを投稿するといったように、ブランドイメージに関わる動画の投稿先として活用している企業もあります。
YouTubeの活用事例 ・ホームメイト公式アカウント…自社のCM動画を投稿している事例・株式会社レオパレス21公式アカウント…DIYや防犯対策など、入居者向けのお役立ち情報を投稿している事例 |
6. TikTok
TikTokはショート動画のプラットフォームで、投稿できる動画の時間が短いことが特徴。たくさんの情報を詰め込むことは難しいものの、ユーザーは「おすすめ」で流れてくる動画を次々と閲覧するため、比較的閲覧数が伸びやすいメリットがあります。短い時間の中でいかに物件の魅力を訴求できるかがポイントとなります。
不動産業界におけるSNS活用のポイント
ここからは、不動産業界におけるSNS活用のポイントを紹介します。
ターゲット層に届きやすいツールを使う
例えばInstagramなら若い女性や主婦、Facebookならビジネス利用の会社員が多く利用しているなど、一口にSNSといっても各サービスごとにユーザー層が異なります。まずはターゲットを明確にして、適切なツールを使用するようにしましょう。
ワンコンテンツ・マルチユース戦略を意識する
ワンコンテンツ・マルチユース戦略とは、一つのコンテンツを複数のメディアで転用して使う戦略のことです。たとえば、同じ物件についての情報をInstagramだけで配信するのではなく、FacebookやX(旧Twitter)でも活用するなど、各SNSで展開することで多彩な層にリーチできるようになります。
ワンコンテンツ・マルチユース戦略では、一からコンテンツを作る手間が省ける点が大きなメリット。ただし、先に紹介した通りSNSごとに好まれる投稿フォーマットは異なるので、見せ方を変えるといった工夫は必要です。
自社ホームページと連動させる
SNSの運用にあたり、自社ホームページとの連動を意識しましょう。SNSは情報発信やブランディングに適していますが、直接的な申し込みにつながりづらい一面も。そこで、SNSと自社ホームページを連動させることで、双方向にユーザーのアクセスを促すことが可能となります。
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初心者でも相談しやすい丁寧なフォローが魅力
また、サービス利用にあたって丁寧なフォローがあるので、ウェブ初心者でも運用に困ることがありません。Webに関する知識をもち合わせていない場合でも、気軽に相談しやすいところが大きな魅力です。
今後のオンライン集客をどのように進めてよいかわからない方は、まず相談してみることをおすすめします。
不動産業界でもSNSは集客におすすめ|運用のポイントを押さえて利益拡大を目指そう
不動産業界の集客にSNSを用いることで、幅広い層へリーチできたり、コストを抑えて自社のアピールをできたりするメリットがあります。また、写真や画像といったビジュアルで訴求しやすい点もSNS集客の強みです。
一方で、SNSを上手く活用するには、ターゲット層の絞り込みや自社ホームページとの連動も重要。効率のよいWebマーケティングを行うために、専門家に相談するのも一つです。SNS運用のポイントを押さえて集客し、利益拡大を目指しましょう。