SNS運用担当者には初級SNSマネージャーと上級SNSマネージャーは強い味方です

デジタルマーケティング ブログ

経験則や自分が見たことや耳にしたこと、わからないことがあるとインターネットで調べたりで、SNSを理解していませんか?

自分も習うより慣れろで、ちゃんと体系立てて学んだこともありませんでした。

デジタルマーケティングを扱っていることもあり、企業さんからSNS運用のことを聞かれることがありましたので、一度ちゃんと学んでみたいと思っていました。

せっかくなので、初級SNSマネージャー→上級SNSマネージャー→チーフSNSマネージャーと資格取得をチャレンジしてみました。

企業のSNS運用担当者の方は、初級SNSマネージャーと上級SNSマネージャーは、チャレンジすることをおすすめします。

ただし、「企業アカウントのSNSの運用に慣れている」「SNSを利用した会員獲得などのノウハウが欲しい」「SNSの基本はちゃんとわかっている」方にはおすすめしません。

「やったことがないけどSNSの運用担当になった」「SNS今までやったことがありません」「基本から勉強したい」という方には、強くおすすめします。

自分の場合、テキストももらえるし、多少話題になっていて、最初はいい機会ですし基本から学んでみようという興味から入り、もっと深く勉強したいなと思って上級を取得し、クライアントさんにSNSのことを教えることもありましたのでチーフまで頑張ってみました。

SNSマネージャーを取得することで、以下の3点ができるようになります。
・ SNSの基礎知識が身に付く
・ SNSの運用方法を基本から学ぶことができる
・ 炎上した時のSNSの対処方法を学ぶことができる
 

初級SNSマネージャーでは基礎を学ぶ

テキストと演習を通してSNSの基礎を学ぶことができます。

各SNSの特徴や基本的な活用方法や運用方法などを学ぶことができる講座です。

「SNSを導入したい」「SNSをビジネスに取り入れたい」「SNSの基本を学びたい」という企業にはぴったりの内容になっています。

講座を受講するとテキストも送られてきますが、このテキストは、今後SNSを運用する時に教科書として強い味方になります。

以下のことを実施します。

◆講義
◆試験(60分50問)

初級ではSNSに関する知識をインプットをしていきます。 

※ 初級SNSマネージャーを申し込むを手元に届くテキスト

上級SNSマネージャーでは運用を学ぶ

運用管理者としてのスキルを身に付ける講座です。

「戦略構築」「運用体制について」「効果解析」「運用レポートの作成」「炎上防止対策」「ポリシーの作成」などを行います。

初級はインプットが中心でしたが、上級はテキストはなく、実践ベースで運用計画書を作成したり、ポリシーを作成したり、アウトプットを中心になります。

以下のことを実施します。

内容は盛りだくさんですが、ここで作成したことが、案件獲得に繋がったこともあります。

◆事前課題
・Twitterアカウントの運用
◆講義…Day1
◆中間課題
・運用企画書作成
・SNS最新トレンドレポート作成
◆講義…Day2
◆修了課題
・運用企画書完成
・運用ポリシー完成
・SNS運用改善レポート作成
・炎上事例レポート作成

片手間は難しく、まとまった時間が必要になってきます。

作成する計画書はビジネスでも役に立っています。

上級では実践ベースになりますので、実際に手を動かして見つけていきます。

チーフSNSマネージャーは講師になることを学ぶ

教える側の立場になります。実技演習が中心になります。

課題も多く、上級以上にまとまった時間が必要になります。

あと苦楽を共にした同期の絆は深くなり、普段の生活をしているだけではは得ることのできない繋がりを手にすることができます。

自分の場合は、クライアントさんにSNSを教えることも出てきたので、ちゃんと基礎から学びたいということと、初級や上級を取得してきて、講師やその周りの方に大変にお世話になったので、ご恩返しがしたいということが背景にありました。

メリットはビジネスに直結します

1.ビジネスに直結します

いきなり企業のSNSの運用担当になってしまうことがあると思います。

経験則や見よう見まねでできる部分もありますが、企業と個人では運用方法も違いますし、何かあった時の責任も違います。

個人的には、分かっていることも含めて、一度基本から学んでみることで、新しい気付きや今まで抜けていたことを確認することができます。

※上級SNSマネージャーの課題の運用企画書の一部。     
クライアントさんに案件いただく時に強い武器になります。

2.SNS運用の戦略を考えられるようになります

SNSと一言でいっても、facebookやTwitter、Instagramと様々あります。

それぞれ機能の特徴もありますし、使っている属性や利用人数も変わってきます。

管理画面も違いますし、使われている用語も違います。

ひとつひとつのSNSを理解することで戦略も変わってきます。

代表例を挙げてみますと、facebookは30~50歳男性が多いので、そういう人たちにアプローチする文章にしようとか、Instagramは画像が重要なので、人目を引くような画像に使用とか。

3.炎上しても対応を知っていると冷静に対処できます

SNSを運用していると、炎上するリスクはあります。

事例を元に、こういうやり方をすると炎上するとか、炎上した時こう対応したらよかったなどをわかっていれば、何かあった時に冷静に対応できますし、炎上しそうなことはなるべく避けるようになります。

デメリットは費用と日数が必要になります

1.それなりに費用がかかります

初級SNSマネージャーで¥33,000(税込)…テキスト・受講用・受験料・認定料を含みます。上級SNSマネージャーで¥88,000(税込)の費用がかかります。

取得した後、年会費も掛かる予定です。

ただし、合格者にはfacebookグループに入ることができて、そこで最新の情報にアップデートしたり、交流をすることができます。

なお、いきなり上級SNSマネージャーを受講することはできません。初級SNSマネージャーの資格が必要になります。

2.会員登録などの獲得がたくさんできるノウハウを得られるわけではありません

よく誤解されるところですが、あくまでも正しい運用を学ぶ場でして、学ぶことで会員登録や購入者などの獲得が増えていくというわけではありません。

ただ、基本的なことをわかって運用しないと獲得もできないのではと考えます。
獲得を早くしたい気持ちもわかりますが、まずは日頃の運用によって自社の商品や自分自身にファンを増やしていくことで、末永くお付き合いをすることができます。

知らない人からおすすめ商品を紹介されるよりも、知っている人からの紹介の方が、買ってみようという気持ちになりますよね。

3.勉強する日数が必要になります

初級SNSマネージャーは講座を受けて終わりではなく、受講後10日以内に試験を受けて合格しなければなりません。60分50問の試験になります。テキストを見ながらの受験も可能ですが、全部テキストを見ながら受験すると時間が足りなくなります。

予め、テキストを一通り読んでおく必要があります。

上級SNSマネージャーは実践が中心になります。

自分の時には事前課題があり、Day1受講後に中間課題、Day2受講後に修了課題があります。

どれもSNSを知りたいクライアントさんに対しての仕事に直結しますが、提出期限も決められているので、課題に取り組むまとまった時間が必要になります。

4.SNSの知識のある方にとっては簡単すぎる部分もあります

初級SNSマネージャーでは基礎から学びますので、普段SNSの運用をしている人から見ると、あたり前のことを学ぶ部分もあります。

復習だと思って、基礎の部分を学びましょう。

逆に何も知らない人にとって、基礎から学ぶことができますので、入門編としては大きいです。

資格は取るだけではダメ

資格を取ることは、あくまでもスタートラインに立ったということです。

今後いかにして運用していき、その中で学び、ノウハウを貯めていくかになってきます。

資格を取ると仕事が舞い込むことは、まあ、ありません。

ただし、資格取得の過程で得たものは、SNS運用を仕事をしている人にとっては、確実によりいい仕事をするための糧になります。

SNSマネージャーでは、実際に導入・運用するまで・運用してからの知識を学びます。

また、講座で出会う動機や講師の方との繋がりは、普段ではなかなか手に入れられないものです。

このご縁は貴重なものです。

まとめ

もう一度いいますが、いきなり会社でSNSの運用担当をお願いされることがあります。

企業のアカウントは個人で運営するものと、また違っていて、不安なことも多いと思います。

そのような方には、基礎からきっちり学べる、初級SNSマネージャーと上級SNSマネージャーにチャレンジすることはおすすめします。

「ある程度わかっている方」「SNSから会員登録や購入者などの獲得するノウハウを知りたい方」にはおすすめしません。

基礎から学ぶことは大事ですし、講座を通して得られる新しいご縁もかけがえのないものです。

※里村チーフSNSマネージャーからいただきましたイメージ動画です

株式会社吉和の森 代表取締役
青森県八戸市出身。2019年11月、ライフワークとしてデジタル・マーケティングに携わり、人の役に立ちたいたいと思い起業。さまざまな業態・業種の事業案件を手掛けている。コンテンツ立ち上げ後の集客や運用、コンテンツを持っている事業者との「アライアンス業務」、「Webを使った集客」を強みとするウェブ解析士マスター、チーフSNSマネージャー、提案型ウェブアナリスト。

著書:日本一詳しいWeb集客術「デジタル・マーケティング超入門」(https://amzn.asia/d/4fMhaK8)

株式会社吉和の森:https://yoshikazunomori.com/

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