「時間と労力をかけてXに投稿しても、まったく反応がない…」そんな孤独感を感じていませんか?
Xが採用しているアルゴリズムを知らずに運用を続けるのは、貴重な時間と労力を無駄にしているかもしれません。
この記事を読めば、その複雑なXのアルゴリズムの謎が解け、あなたの投稿が「おすすめ」に載るための方法が理解できます。
Xのアルゴリズムとは?重視されている9つのポイント
そもそも「Xのアルゴリズム」とは、あなたの投稿を「誰に、どれだけ表示するか」を自動で決めるためのルールのことです。
このルールは常に更新されており、2025年現在、特に重視されているのは「ユーザーにとって有益で、健全な会話を生むコンテンツか」という点です。
ここでは、最新のアルゴリズムで重視されている9つのポイントを、分かりやすく解説します。
フォロー数に比べてフォロワー数が多いアカウントは有利
フォロー数よりもフォロワー数が大幅に多いアカウントは、アルゴリズムから高く評価されます。なぜなら、それは「一方的に情報を追う」のではなく、「多くの人から関心を持たれている信頼性の高い発信源」であると判断されるためです。
例えば、フォロー数が100人に対し、フォロワー数が1,000人以上いるアカウントは、発言に価値があると見なされ、「おすすめ」にも表示されやすくなります。
しかし、フォロワーを買うことに意味はありません。フォロワーを増やす真の意味は、「興味を持ってくれているユーザーを増やす」ことだからです。
ネガティブ情報は減点
Xのアルゴリズムは、プラットフォーム全体の健全性を非常に重視しています。そのため、批判や攻撃的な内容は明確な減点対象となります。
Xは、ユーザー同士が快適に交流できる場を目指しています。特にGrok AI(X独自のAI)が統合されて以降、「ユーザー満足度を高めるポジティブな投稿」がより優先される傾向が強まっています。
批判的・攻撃的な投稿は減点対象です。企業アカウントが反社会的な発信を行えば、最悪の場合、アカウント凍結のリスクも高まるため、細心の注意が必要です。
課金ユーザーは有利
有料プラン「X Premium(旧Twitter Blue)」に加入している課金ユーザーは、投稿の表示において優遇を受けられます。
X公式も「会話における表示順位が上がる」と公言しており、これはアルゴリズム上、明確な加点要素となっています。
具体的には、課金アカウントの投稿(特にリプライ欄)は、非課金ユーザーの投稿よりも上位に表示され、最大で2倍のインプレッション(表示回数)を得られるとされています。
ただし、この優遇を受けるには電話番号認証などの条件を満たす必要があり、最も安価な「ベーシック」プランは対象外となるため注意が必要です。
リンク付き投稿は拡散力減
Xのアルゴリズムは、「ユーザーにプラットフォーム内に長く滞在してもらうこと」を目的の一つとしています。そのため、外部サイトへのリンクを含む投稿は、「プラットフォームからの離脱を促す」と判断され、表示が抑制される傾向にあります。
これは、Xから見れば、ユーザーが他のサイトへ移動することは広告収益の機会損失に繋がるからです。
特に、テキストがなくリンクだけが貼られた投稿は表示されにくいとも言われています。対策としては、以下の2つがあります。
- リンクを貼る際は「画像+説明文+リンク」の形にする
 - リンクはコメント欄やプロフィールに誘導する
 
フォロワー数よりも「投稿の質」を重視
2025年以降のX アルゴリズムは、従来の「フォロワー数至上主義」から、「コンテンツの有益性」を最優先する方針へと大きくシフトしています。
フォロワーが10万人いても中身のない宣伝ばかりのアカウントより、フォロワーが1,000人でも専門性が高く役立つ情報を発信するアカウントが評価されます。
背景にはGrok AIの進化があり、投稿内容の「専門性」「独自性」「問題解決力」をAIが点数化していると推測されます。 具体的には、ユーザーが投稿を読み込んで3秒以上スクロールを止めるような、価値ある情報が高評価を得ます。
投稿(ポスト)の頻度は毎日1回以上
Xのアルゴリズムは、アクティブに活動しているアカウントを優遇します。そのため、アカウントの評価を維持・向上させるには、最低でも1日1回の投稿が必須ラインとなります。
もし3日以上投稿が途絶えると、アルゴリズムから「非アクティブなアカウント」と見なされ、表示優先度が急激に下落する可能性があります。
逆に、毎日2〜3回の「質の高い」投稿を継続できると、「おすすめ」タイムラインへの掲載率が向上するというデータもあります。ただし、同じ内容の反復投稿や、質の低い投稿の連発はスパム判定されるリスクがあるため、投稿内容には必ずバリエーションを持たせることが重要です。
画像・動画付き投稿は有利
テキストのみの投稿よりも、画像や動画といったメディアが含まれた投稿は、アルゴリズムから高く評価されます。
なぜなら、画像や動画はユーザーの目を引きやすく、タイムライン上でスクロールを止める力が強いからです。結果として「滞在時間」が長くなり、エンゲージメント(いいね、リポストなど)も誘発しやすくなります。
特に動画は、テキストや画像よりも平均閲覧時間が長くなるため、評価が高い傾向にあります。ただし、メディアだけを添付し、説明文が一切ない投稿は効果が半減するため、150文字前後の状況を説明するテキストを添えることが推奨されます。
投稿時間は平日の朝と夜、週末の午後がおすすめ
どれだけ質の高い投稿をしても、ターゲットとするユーザーがXを見ていない時間に投稿しては意味がありません。アルゴリズムの評価を最大化するには、ユーザーが最もアクティブな時間帯に合わせた投稿が不可欠です。
一般的に、日本のXユーザーがアクティブな時間帯は、平日の「通勤時間(7〜9時)」と「帰宅後のリラックスタイム(20〜22時)」、そして週末の「午後(14〜17時)」とされています。
これらの時間帯に投稿することで投稿直後の初速が上がりやすく、結果としてアルゴリズムに「これは注目されている投稿だ」と認識させることができます。
ハッシュタグは使わない方が良い可能性
かつてXではハッシュタグの活用が推奨されていましたが、2025年現在、そのトレンドは大きく変化しています。結論として、ハッシュタグの戦略的な使用による拡散メリットはほぼ消失しています。
むしろ、投稿内容と無関係なトレンドタグを乱用したり、大量のハッシュタグを羅列したりすると、アルゴリズムから「低品質なスパム投稿」と判定されるリスクの方が高まっています。
現在推奨されているのは、ハッシュタグに頼るのではなく、「自然なキーワード」を文章中に組み込む手法です。例えば「#SEO対策」とタグ付けするより、「SEO対策の基本について解説します」と書く方が、AIにも評価され、検索にもヒットしやすくなります。
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【加点編】あなたの投稿の評価を上げる5つの重要要素

Xの評価システムは、単純な加点・減点方式で投稿を評価しています。ここでは、あなたの投稿の評価スコアを直接的に引き上げる「加点要素」を5つに絞って解説します。
これらの要素を意識するだけで、あなたの投稿が「おすすめ」に表示される確率は格段に上がります。
要素①:エンゲージメント(特にリプライ)の速度と量
最も重要な加点要素がエンゲージメントです。 中でも、Xのアルゴリズムは「リプライ」を最重要視しています。
なぜなら、リポストや「いいね」は一方的な反応ですが、リプライは「双方向の会話」を生み出すからです。Xは会話が生まれるプラットフォームを目指しており、リプライが早く、多く付く投稿は「活発な議論の起点」として高く評価されます。
例えば、投稿に対して迅速に返信を行うことでユーザーとの信頼関係が育ち、さらに別のリプライを呼び込む好循環が生まれます。リプライを起点にコミュニティを形成し、ユーザーを巻き込むことで、エンゲージメントの量と質が飛躍的に高まります。
要素②:メディア(画像・動画)の添付
前章でも触れましたが、画像や動画の添付は強力な加点要素です。テキストだけの投稿は、タイムライン上で一瞬で流れてしまいますが、視覚的なインパクトがあるメディアは、ユーザーのスクロールを止める「フック」として機能します。
特に動画は、ユーザーの滞在時間を物理的に伸ばすことができるため、アルゴリズムから「ユーザーが関心を持っているコンテンツ」と判断されやすくなります。結果として、クリック率やシェア率も高まる傾向があり、Xのアルゴリズム評価を直接的に押し上げます。
要素③:滞在時間(クリック、プロフィール閲覧)
ユーザーがあなたの投稿を「クリックして詳細表示」したり、投稿からあなたの「プロフィールページを閲覧」したりする行動も、重要な加点要素です。
これらの行動は、「ユーザーがその投稿や発信者に対して強い興味を抱いた」証拠と見なされるからです。
例えば、投稿の滞在時間が長いほど、その投稿の価値が高いと判断され、より多くのユーザーにまで拡散されやすくなります。「続きはリプライ欄で」「詳細はプロフィールの固定投稿で」といった形で、アカウント内を回遊させる工夫が求められます。
要素④:X Premium(有料課金)への加入
前述の通り、X Premium(有料プラン)に加入することは、アルゴリズム上の優遇措置を受けることにつながります。メリットは、投稿が「おすすめ」に表示されやすくなるだけではありません。
- 投稿の編集機能
 - 詳細な分析ツールの利用
 - 認証バッジによる信頼性の向上 など
 
特に、投稿ミスを後から修正できる編集機能は、企業アカウントにとってブランドイメージの低下を避けるために非常に有効です。長期的に見れば、月額料金以上のROI(投資対効果)向上に繋がるため、特にビジネスアカウントでの加入は効果的です。
要素⑤:トピックへの関連性(興味関心の一致)
あなたの投稿内容が、Xの定める「トピック」や、それを見ているユーザーの「興味関心」とどれだけマッチしているかも、評価に大きく影響します。
Xは、ユーザーが関心を持つ可能性の高い情報を優先的に表示しようとします。そのため、アカウントの専門性を明確にし、一貫したテーマで発信を続けることが重要です。
例えば、料理のアカウントであれば、常に料理に関連するトピック(レシピ、調理器具、食材など)で発信することで、「料理」に興味があるユーザーのタイムラインに表示されやすくなります。
タイムリーな話題に専門家の視点でコメントするなど、適切なトピック設定により、エンゲージメントが自然と上がり、評価も向上します。
【減点編】これだけは避けたい!評価を下げているXが伸びない原因3つ

どれだけ加点を積み重ねても、アルゴリズムが嫌う「減点行為」をしていては、投稿は伸びません。知らず知らずのうちに評価を下げている危険な運用が、あなたの努力を無駄にしている可能性があります。
ここでは、特にペナルティが大きい3つの「伸びない原因」を解説します。
Xが伸びない原因①:外部リンクの貼り付け(特に投稿の初手)
最も多くの人がやりがちな減点行為が、外部リンクの安易な貼り付けです。
前述の通り、Xのアルゴリズムは「プラットフォームからの離脱」を極端に嫌います。特に、投稿の1通目にいきなり外部リンクを置くと、「宣伝・誘導目的」と判断され、表示優先度が大きく下がります。
2025年のスコアリングでは、リンク単体の投稿は最大40%の減点対象になるとも言われています。特に新規アカウントの場合、「スパム判定」されるリスクが非常に高いです。対策は、まず投稿内で価値ある情報を伝え、その上で「詳細はプロフィールリンクから」と、リンクを直接貼らずに誘導する構成が効果的です。
Xが伸びない原因②:無関係なハッシュタグの乱用
ハッシュタグは、使い方を間違えると大きな減点対象となります。
投稿内容と全く関係のないトレンドのハッシュタグを多用したり、10個も20個も羅列したりする行為は「視覚的なノイズ」と見なされ、リーチが減少する可能性があります。
2025年6月のアルゴリズム更新後、トレンド便乗目的の不自然な使用はスパム扱いとなり、広告投稿では過剰なハッシュタグが全面禁止になりました。対策は、ハッシュタグに頼らず「自然な文中キーワード」で伝えることです。「初心者向けの投資講座」と書けば、ハッシュタグがなくても検索対象となります。安全基準は「1投稿あたり、関連性の高いハッシュタグ3個以内」が目安です。
Xが伸びない原因③:ネガティブな反応(ミュート、報告、ブロック)
ユーザーからのマイナス行動(ミュート、通報、ブロック)は、Xのアルゴリズムに最も直接的な減点ダメージを与えます。
これらのネガティブな反応が繰り返されると、アカウント全体の信頼性スコアが大幅に低下し、全ての投稿が表示されにくくなります。攻撃的な投稿や、宣伝一辺倒の投稿がこれらの原因になりやすいです。
対策は、一方的な発信を避け、「双方向の会話」やアンケート機能、ニュース解説といった「価値提供型の投稿」で、ユーザーの滞在時間を伸ばすことです。
最短60分!アルゴリズムに高評価される1日のX運用タイムライン

「アルゴリズムは分かったけれど、毎日そんなに時間はかけられない…」
そんな多忙な担当者のために、最短60分で完了する、Xのアルゴリズムに高評価される1日の運用タイムラインを提案します。
重要なのは「メリハリ」です。やるべきことを時間帯ごとに明確にし、効率的に運用しましょう。
朝:情報収集とコミュニケーション(30分)
朝の時間は、インプットと交流に集中します。まず、業界ニュースやXのトレンドをリサーチし、今日話題になりそうなハッシュタグやキーワードを収集します。そして、フォロワーや関連アカウントの投稿をチェックし、投稿ネタや流行を把握します。
重要なリプライやDMがあれば、この時間帯に早めに反応します。Xのアルゴリズムは「新鮮で関連性の高い投稿」を優遇するため、朝の情報収集で最新トピックを押さえることが鍵です。また、早い返信はアカウントの信頼度スコアを上げ、投稿の露出を増やす効果があります。
昼:メイン投稿と初速の最大化(15分)
昼(または夕方以降のゴールデンタイム)は、アウトプットに集中します。
朝に得た情報やトレンドを反映させたメインの投稿を作成します。この際、必ず画像や動画を添えて、視覚的に訴求しましょう。
投稿したら、そのままアプリを閉じないことが重要です。すぐに寄せられる可能性のあるリプライやコメントに対応できるよう準備し、投票などで意図的に反応を引き出す工夫を入れると、アルゴリズムに人気の投稿と認識されやすくなります。
夜:分析と翌日の準備(15分)
1日の終わりは、振り返りと準備の時間です。
まず、その日に投稿した内容のエンゲージメントを確認します。Xのアナリティクス機能を使い、特に反応が良かった投稿の共通点を分析します。
フォロワー数の増減、プロフィールへのアクセス数などもチェックしましょう。この数値データに基づき、翌日の投稿テーマを仮決めし、簡単な草案を作成しておきます。
未返信のコメントやリプライを処理し、双方向のやり取りを維持しましょう。この小さな分析と改善の積み重ねが、Xのアルゴリズム攻略の安定性を高めます。
Xのアルゴリズムに関するよくある質問

ここでは、Xのアルゴリズムに関して、企業アカウントの担当者様から特によく寄せられる質問をまとめました。
疑問点を解消し、自信を持って運用を再開しましょう。
Q. Xの投稿に最適な時間帯はありますか?
A. はい、最適な時間帯は存在します。一般的に、ターゲット層のユーザーがXを最もアクティブに利用する時間帯です。
具体的には、「通勤・通学時間帯(朝7〜9時)」「昼休み(12〜13時)」「夕方・帰宅時間帯(17〜19時)」「夜のリラックスタイム(20〜22時)」が特に効果的とされています。 週末の場合は、人々がゆっくりとスマートフォンを見る午後(14〜17時)が狙い目です。
ただし、これはあくまで一般論です。最も重要なのは、あなたのアカウントのフォロワーがいつアクティブなのかを、Xのアナリティクスで分析し、自社のターゲット層に合わせた生活リズムで投稿することです。
Q. Xのシャドウバンとは何ですか?また、どうすれば治りますか?
A. シャドウバンとは、アカウント運用者本人には通常通り見えているのに、実際にはその人の投稿やアカウントが、他のユーザーのタイムラインや検索結果で表示されにくくなるペナルティ状態を指します。
原因の多くは、Xの利用規約違反の疑いです。例えば、短期間での過剰なフォローや「いいね」、スパム的な投稿の連発、攻撃的なリプライなどが引き金となります。
治すには、まず原因となった規約違反の行動(例:外部リンクの連投など)を特定し、直ちに停止することが大切です。その上で、数日間〜1週間程度、投稿や「いいね」などの活動を控えめにし、クリーンな利用を心がけてアカウントが「安全である」とアルゴリズムに再認識させる必要があります。
Q. Xを伸ばすには1日に何回投稿するのがベストですか?
A. 多くの専門家やマーケターからは「1日2〜5回」が推奨されています。
理由は、複数回投稿することで、フォロワーがアクティブな異なる時間帯それぞれにリーチできる可能性が上がり、エンゲージメントの機会が増加するためです。
ただし、これは「質の高い投稿」であることが大前提です。質の低い投稿を大量に行うことは、むしろミュートやブロックを誘発し、アルゴリズムの評価を下げる逆効果となります。1日に5回投稿するリソースがない場合は、無理をせず「質の高い1投稿」を毎日継続する方が、長期的なアカウント成長には遥かに効果的です。
まとめ

本記事では、2025年最新のX アルゴリズムについて、その仕組み(9つのポイント)、評価を上げる加点要素、そして避けるべき減点要素を徹底的に解説しました。
Xの投稿が伸びない原因は、あなたの発信内容が悪いのではなく、単に「アルゴリズムというルール」を知らなかっただけかもしれません。
この記事で紹介した「1日60分の運用タイムライン」を参考に、今日からアルゴSリズムに好かれるアクションを始めてみてください。
  
  
        
        
        
        
        
        
株式会社 吉和の森
 
                    
                    
                        
                        
                        