2025年1月、Instagramのプロフィールグリッドが従来の「正方形(1:1)」から「縦長(3:4)」に変更されました。
この変更により、プロフィールページの見た目が大きく変わり、投稿デザインの戦略を見直す必要が生じました。
今回は、新しい投稿サイズ「4:3」に適した画像の作り方や、編集ツールを使った対応方法を詳しく解説します。
適切なサイズ設定を知って、Instagramの最新仕様にスムーズに対応しましょう。
「今までの投稿が崩れないか心配…」「最適なサイズで投稿する方法が知りたい!」という方は、ぜひ続きをチェックしてください!
2025年1月、Instagramの投稿サイズが変更になった
2025年1月、プロフィールグリッドの表示形式が予告なく変更されました。
まずは、その概要について解説します。
具体的な変更内容
これまでのプロフィールグリッドは「正方形(1:1)」でしたが、2025年1月から「縦長(3:4)」に変更され、プロフィールページの見た目が大きく変わります。
ただし、フィード上の投稿サイズ(4:5、1:1、横長)は引き続き使用可能です。
新しいグリッド形式では、縦長の画像がより多く表示されるため、ユーザーがタップしなくても画像の詳細を確認しやすくなっています。
利用者の反応は?対応状況など
この変更に対し、多くのユーザーから混乱や不満の声が上がっています。
特に、事前通知なしの変更に批判が集まり、正方形グリッドを活用していたユーザーやブランドに大きな影響を与えました。
特に影響を受けたのは、モザイクデザイン(複数の投稿を組み合わせて大きな画像を作る手法)を活用していたユーザーや、ブランド・インフルエンサーです。
そのため、新たなデザイン戦略を模索するユーザーが増えています。
インスタ側の対応策として「プレビューの調整」機能が追加され、投稿の3点リーダーをタップすると、プレビューの「フィット」や「フィル」を選択できるようになりました。
今後は、サムネイルのカスタマイズやグリッドの並べ替え機能の追加が予定されています。
Instagramが投稿のサイズ変更をした3つの理由

ポジティブな評価ばかりではないインスタのサイズ変更ですが、その背景には以下の3つの理由があると考えられます。
- スマホなどのモバイルデバイスが普及しているから
- リールやストーリーズなどの縦型コンテンツが人気だから
- 広告効果の向上
ひとつずつ見ていきましょう。
理由①:スマホなどのモバイルデバイスが普及しているから
スマートフォンの普及により、多くのユーザーが縦長の画面でインスタを利用するようになりました。
3:4の縦長フォーマットはスマホの画面に適しており、視覚体験が向上します。
特に、縦長の投稿は人物の表情やファッション、商品の細かいディテールをより効果的に伝えられます。
視認性が向上するメリットもあります。
さらに、縦長画像によりスクロールの回数が減ることで、快適にコンテンツを閲覧できるメリットもあります。
他のSNS(YouTube、TikTok、Snapchatなど)でも縦型のコンテンツが増えており、インスタもこの流れに合わせたと考えられます。
理由②:リールやストーリーズなどの縦型コンテンツが人気だから
近年、Instagramではリールやストーリーズなどの縦型コンテンツの利用が急増しています。
リールは9:16の縦長フォーマットを採用しており、フィード投稿も縦長化することで統一感が生まれます。
ストーリーズやリールの伸ばし方は、こちらの記事で解説中です。
TikTokの影響もあり、インスタはショート動画機能に力を入れているのが現状です。
フィード投稿の縦長化は、この流れに適応したものと言えます。
今後、より多くのクリエイターが縦型コンテンツを活用することで、エンゲージメントが向上しやすくなるでしょう。
インスタでエンゲージメント率を向上させたい方は、こちらの記事をご覧ください。
理由③:広告効果の向上
縦長フォーマットは画面上の占有率が高いため、広告の視認性が向上します。
従来の正方形(1:1)よりも大きく表示されるため、より多くのユーザーの目に留まりやすくなります。
また、縦長の広告は視覚的にインパクトがあり、ブランドメッセージや商品の特徴を強調しやすいというメリットがあります。
その結果、広告のクリック率やエンゲージメントが向上し、広告主にとっても効果的なフォーマットとなるでしょう。
インスタは広告収益を増やすために、より魅力的な縦型コンテンツを推奨していると考えられます。
Instagramの投稿サイズ変更が引き起こす3つの課題

ここまで読むと、以下のような悩みをお持ちの方もいると思います。
- インスタの投稿サイズが変わったら、統一感が失われるの?
- 投稿サイズ変更のデメリットを知りたい
インスタの投稿サイズ変更のマイナスの影響についても見逃せません。ここでは、3つの課題について取り上げます。
- プロフィールグリッドの統一感が失われる
- 過去投稿のデザインが崩れる
- 新たなデザインテンプレートを作成するコストが発生する
それぞれ解説します。
課題①:プロフィールグリッドの統一感が失われる
インスタのプロフィールグリッドが正方形(1:1)から縦長(3:4)に変更されたことで、従来のデザインを活用していたユーザーにとって大きな課題となっています。
特に、モザイクデザイン(複数の投稿を組み合わせて1枚の大きな画像にする手法)を活用していたユーザーにとって、この変更は深刻でしょう。
また、視覚的な一貫性が失われる可能性があります。
そのため、今後は新しいグリッド形式に適したデザイン戦略を考えなければいけません。
課題②:過去投稿のデザインが崩れる
過去の投稿の構図が崩れるというマイナスの影響があります。
これまでのデザインが意図しない形でトリミングされ、重要な要素が見切られてしまうからです。
特に、ビジュアルブランディングを重視しているブランドやインフルエンサーにとって、この変更は大きなダメージになることも。
過去の投稿の統一感が失われることで、アカウントの印象が変わる可能性があり、フォロワーの離脱につながるリスクもあります。
課題③:新たなデザインテンプレートを作成するコストが発生する
インスタの新しい投稿サイズ(3:4)に対応するためには、デザインの見直しが必要になります。
これまでの正方形フォーマットを基準にしていたブランドや企業は、新たなテンプレートを作成しなければなりません。
特に、多くの投稿を行う企業やインフルエンサーにとっては、この変更は大きなコスト負担となります。
推奨されるアスペクト比(3:4)に対応したデザインを考えながら、過去の投稿との調和を取ることも求められます。
インスタの投稿サイズが縦長「4:3」比率へ!具体的な対応方法を解説

投稿サイズの比率「4:3」に対応するためには、最適な画像サイズを理解し、適切に設定することが重要です。
ここでは、推奨数値を各指標ごとに見ていきます。
- 推奨画像サイズ
- アスペクト比
- ファイル形式
ひとつずつ見ていきましょう。
推奨画像サイズ
画像サイズは以下の縦横比率を採用しましょう。
- 幅:1080ピクセル
- 高さ:1440ピクセル
この比率に合わせることで、投稿時に勝手にトリミングされるリスクを抑えられます。
特に、プロフィールグリッドでの見た目を意識する場合は、4:3の縦長サイズを基準にすることで統一感を持たせるられるでしょう。
アスペクト比
投稿時のアスペクト比は「4:3」に設定するのが最適です。
この比率を正しく設定することで、画像が意図しない形でトリミングされるのを防げます。
「アスペクト比の設定って難しそう」と思われるかもしれませんが、ご安心ください。
「Canva」などの無料画像編集ソフトを活用すれば、アスペクト比を簡単に調整できます。
ファイル形式
投稿する画像のファイル形式は、画質を維持しながら最適化することがポイントです。
以下の形式と設定を推奨します。
- JPGまたはPNG(高画質を維持できるフォーマット)
- ファイルサイズ:最大4MB以下(Instagramの最適化プロセスで画質が保たれる範囲)
また、画像をアップロードする際に圧縮されることがあるため、事前に解像度を調整し、画質が落ちにくい状態で保存しておくのが理想的です。
インスタの最新投稿サイズ「4:3」に適用する方法

次に、インスタの最新投稿サイズ「4:3」に適用する具体的な方法を解説します。
- Canvaを使用する
- Photoshopを使用する
- Adobe Expressを使用する
ここで紹介する3つの方法を行えば、誰でも簡単に最新投稿サイズに適用できますよ。
方法①:Canvaを使用する
「Canva」は、初心者からプロまで幅広く利用されるデザインツールです。新しい「4:3」比率に対応するには、以下の手順で設定できます。
- Canvaで「デザインを作成」をクリック
- 「カスタムサイズ」を選択し、4:3比率(例:1200×900ピクセル)を入力
- 新しいキャンバスを作成し、画像やテキストを配置
- ガイド線を活用し、重要な部分が切れないように構図を整える
- 有料プランの「マジックリサイズ」機能を使えば、既存のデザインを4:3にワンクリックで変更可能
- JPEGまたはPNGでダウンロードし、そのままInstagramに投稿
Canvaなら、初心者でも簡単に高品質な投稿画像を無料で作成できます。
方法②:Photoshopを使用する
「Photoshop」を使うと、より高度な画像編集が可能です。
特に、細かい調整が必要な場合に適しています。
- 新規プロジェクト作成時に、キャンバスサイズを4:3比率(例:1200×900ピクセル)に設定
- 既存の画像を4:3にトリミングする場合は、「切り抜きツール」を使用し、アスペクト比を「4:3」に指定
- 「ガイド」機能を使い、画像のバランスを調整
- 色調補正やレイヤー効果を活用し、デザインのクオリティを向上
- 高解像度で保存し、Instagram投稿時の画質劣化を防ぐ
Photoshopを活用すると、ブランドの世界観を維持しながら、プロフェッショナルな投稿を作成できます。
方法③:Adobe Expressを使用する
「Adobe Express」は無料で使えるオンラインツールで、簡単にサイズ変更が可能です。特に、手軽に編集したい場合におすすめです。
- Adobe Expressにアクセスし、画像をアップロード
- 「Instagram投稿用」のプリセットから4:3比率(例:1200×900ピクセル)を選択
- スライダーでズームやトリミングを微調整し、重要な部分が見切れないようにする
- テンプレートやフォント素材を活用し、デザインを魅力的に仕上げる
- 完成した画像をダウンロードし、そのままInstagramへ投稿
Adobe Expressは、シンプルな操作で素早く編集ができるため、初心者でも簡単に扱えます。
インスタのサイズ変更を追い風にする3つのコツを解説

ここまで読むと「インスタのサイズ変更に振り回されて大変」「インスタでの集客ってやっぱり難しい…」と不安に思うかもしれません。
しかし、その不安は誰もが抱いています。
だからこそ、ここでもう一踏ん張りすることでライバルと差別化し、集客力をアップさせられるのです。
最後にインスタのサイズ変更を活かす3つのコツについて解説します。
- リールやストーリーズの投稿を増やす
- 撮影段階から4:3の比率を意識する
- 4:3のテンプレートを作成して作業時間を削減する
ひとつずつ見ていきましょう。
コツ①:リールやストーリーズの投稿を増やす
2025年のインスタアルゴリズムは、縦長コンテンツ(リール・ストーリーズ)を優先的に表示する傾向があります。
そのため、今回のサイズ変更を活かし、リールやストーリーズを積極的に活用することで、フォロワーの増加やエンゲージメントの向上が期待できます。
具体的な最新のインスタアルゴリズムについて知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
コツ②:撮影段階から4:3の比率を意識する
撮影時点で4:3の比率を意識することで編集の手間を省けるため、投稿のクオリティを維持しやすくなります。
推奨撮影サイズ
- 1080×1350ピクセル(4:5) → 新しいグリッドレイアウトに最適
- 1200×900ピクセル(4:3) → トリミングを最小限に抑える
また、4:3の比率で撮影することにはメリットもたくさんあります。
- 構図のバランスが取りやすい
- 画像が切り取られたり歪んだりしない
- 一貫性のあるビジュアルアイデンティティを維持できる
撮影時点で4:3の比率を設定し、重要な被写体を中心に配置することで、トリミングのリスクを減らし、統一感のあるフィードを作成できます。
コツ③:4:3のテンプレートを作成して作業時間を削減する
テンプレートを活用すれば、投稿の一貫性を保ちつつ作業効率を上げられます。
特に、ブランドやインフルエンサーにとって、短時間で統一感のあるデザインを作ることは重要です。
テンプレートの作成には、以下のツールを使うのがおすすめです。
- CanvaやAdobe Express → 4:3比率(例:1200×900ピクセル)のテンプレート作成
- Kapwing → ビンテージ風フレームやクリエイティブなデザインを作成
短時間で高品質なコンテンツが作成できるのが、テンプレートの魅力です。
また、ブランドの統一感を維持しながら、投稿のバリエーションを増やせます。
これらのコツを活かし、サイズ変更をチャンスに変えて、インスタ運用を成功させましょう。
まとめ:インスタのサイズ変更を理解して、2025年のSNSマーケティングを成功させよう

2025年1月、Instagramのプロフィールグリッドが正方形(1:1)から縦長(3:4)へ変更されました。
この変更により、プロフィールページの見た目が大きく変わり、特にモザイクデザインを活用していたユーザーやブランドに影響を与えています。
この変更をチャンスと捉えて、インスタの集客力を上げていきましょう。
しかし、「どう活用すれば集客に結びつくのか分からない」と感じている方も多いのではないでしょうか。
弊社「吉和の森」では、インスタをはじめとするSNSを活用した集客支援を行っています。
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