【2025年最新版】Instagramキャンペーン完全ガイド|成功事例から実施方法、注意点まで徹底解説

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【2025年最新版】Instagramキャンペーン完全ガイド|成功事例から実施方法、注意点まで徹底解説

監修者┃デジタルマーケティング専門家┃森 和吉

「ブランドの認知度を上げたい」「Instagramのファンを増やしたい」

このような悩みを解決する方法のひとつが、Instagramの「キャンペーン企画」です。キャンペーンを効果的に行うと、多くのユーザーに情報を届け、一気に注目を集められます。

本記事では、基本から初心者でも失敗しない手順、最新事例や法的注意点までを網羅的に解説します。

これを読めば、自信を持ってキャンペーンを企画・実行できるようになるでしょう。

目次

Instagramキャンペーンとは?メリット・デメリットを解説

Instagramキャンペーンは、シンプルでありながら奥深いマーケティング手法です。まずは基本的な仕組みを確認しましょう。

メリットとデメリットを正しく理解することが、成功の第一歩です。

Instagramのキャンペーンは即効性のあるマーケティング手法

Instagramキャンペーンとは、アカウントの「フォロー」や投稿への「いいね」、特定のハッシュタグをつけた投稿などを参加条件とし、ユーザーに特典を提供する参加型のイベントです。

その目的は以下の2つ。

①ブランドや商品の認知度を一気に高める
②新たなファンを獲得する

短期間で成果に繋がりやすい、即効性のあるマーケティング手法として多くの企業が活用しています。

Instagramキャンペーンのメリット

キャンペーンには多くのメリットがあります。簡単な参加条件で新規フォロワーを獲得しやすく、ブランドの認知度が効率的に向上します。

コメントなどを通じてユーザーとの双方向コミュニケーションが生まれ、ファンとの距離が縮まりエンゲージメントが高まるのもメリットのひとつです。

ユーザーによる投稿(UGC)が自然な口コミとなり、新たな顧客層へ情報が拡散します。

Instagramキャンペーンのデメリット

メリットの一方で、注意すべき点もあることをご存知でしょうか?

X(旧Twitter)に比べてインスタは拡散力に限界があり、全く新しい層へのリーチが難しい場合があります。

特典目当てのフォロワーが増え、キャンペーン後にフォローを外される可能性も。

Instagramの規約や景品表示法などのルール遵守が必須で、違反するとアカウント停止のリスクがあります。

企画から当選者対応まで、運営の手間がかかることも覚悟が必要です。

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初心者向け!失敗しないためのInstagramキャンペーン実施手順

初心者向け!失敗しないためのInstagramキャンペーン実施手順

「インスタのキャンペーン企画を始めたいけど、どうすればいいかわからない…」

このような不安を感じている方もご安心ください。Instagramキャンペーンは、正しい手順に沿って進めれば、初心者でも効果的な実施が可能です。

ここでは、失敗しないための6つのステップを具体的に解説します。

  1. 目的とKPIを設定する
  2. キャンペーン内容の企画・設計する
  3. 応募規約を作成する
  4. キャンペーン投稿の作成&実施する
  5. 当選者の選定&通知をする
  6. 効果測定と改善(PDCAを回す)

この流れに沿って準備を進め、キャンペーンを成功に導きましょう。

手順①:目的とKPIを設定する

まず「何のためにキャンペーンを行うのか」という目的を明確にします。具体的なゴールを設定しましょう。ゴールがなければ、正しい方向に進めません。

  • 「新商品の認知度を30%上げる」
  • 「フォロワーを1ヶ月で1,000人増やす」など

次に、その達成度を測るための具体的な指標(KPI)も設定します。例えば「フォロワー増加数」「ハッシュタグ投稿数」「ECサイトへのクリック数」などです。これらを最初に定めることで、キャンペーンの成果が可視化でき、客観的な評価と次の改善に繋げやすくなります。

手順②:キャンペーン内容の企画・設計する

目的が決まったら、次は具体的な中身を考えます。

  • キャンペーンの種類(例:フォロー&いいね)
  • 景品
  • 応募方法
  • 実施期間
  • 予算

ここで最も重要なのは、ターゲットとなるユーザーの視点に立つことです。「誰に」「何を」届けたいのかを考え、ターゲットが「これは参加したい!」と思える魅力的な景品や企画にすることが成功の鍵です。

自社の伝えたいことと、ユーザーの求めることの接点を探し、最適なキャンペーン内容を練り上げましょう。

手順③:応募規約を作成する

応募規約は、トラブル防止と参加者・運営双方を守るための重要なルールブックです。規約には以下の内容を具体的に明記します。

  • 応募期間
  • 応募方法
  • 景品内容
  • 当選発表方法
  • 応募資格
  • 注意事項
  • 禁止事項など

特に、Instagramのガイドラインや後述する「景品表示法」などの法律に違反していないか、細心の注意を払って確認してください。規約を事前にしっかり作り込むことで、安心してキャンペーンを運営できます。

手順④:キャンペーン投稿の作成&実施する

いよいよキャンペーンの告知投稿を作成し、スタートします。ユーザーの目を引き、参加を促すには、一目で内容が分かる魅力的な画像や動画が不可欠です。

投稿文は応募方法や特典などの情報を誰にでも理解できるように、明確かつ簡潔に記載しましょう。

通常のフィード投稿だけでなく、24時間で消えるストーリーズや動きのあるリール動画、Instagram広告などを組み合わせることで、より多くのユーザーの目に触れる機会を増やし、キャンペーン効果を最大化できます。

手順⑤:当選者の選定&通知をする

キャンペーン期間が終了したら、応募条件を満たしたユーザーの中から当選者を選定します。応募者が多い場合、手作業での確認はミスや不公平感を生む原因となります。

おすすめは、専用の抽選ツールを活用することです。ツールを使えば、条件を満たした応募者を自動で抽出し、公平な抽選を効率的に行えます。

当選者が決まったら、InstagramのDM(ダイレクトメッセージ)で個別に連絡し、賞品の発送手続きなどを進めます。この際の丁寧なコミュニケーションが、ブランドの信頼性を高めることに繋がります。

手順⑥:効果測定と改善(PDCAを回す)

キャンペーンは実施後に必ず振り返りを行うことが重要です。最初に設定したKPI(フォロワー増加数など)の目標に対し、実際の結果がどうだったのかをデータで確認しましょう。

参加者数、エンゲージメント率、かかった費用などを分析し、良かった点と改善点を整理します。参加者からのコメントや反応も、次の企画の貴重なヒントになります。

この効果測定と改善のサイクル(PDCA)を回すことで、ノウハウが蓄積され、次回のキャンペーンはさらに成功へと近づきます。

Instagramキャンペーンの主な種類と成功事例10選

Instagramキャンペーンの主な種類と成功事例10選

Instagramキャンペーンには様々な種類があり、それぞれ特徴や効果が異なります。

自社の目的(フォロワー増、UGC創出など)に合わせて最適な手法を選ぶことが重要です。ここでは代表的な5種類の手法と、その成功事例のポイントを簡潔に紹介します。

  • ハッシュタグキャンペーン
  • フォロー&いいねキャンペーン
  • フォロー&コメントキャンペーン
  • 写真・動画投稿コンテスト
  • ストーリーズシェアキャンペーン
  1. ハッシュタグキャンペーン

ユーザーに指定のハッシュタグを付けて写真や動画を投稿してもらう手法です。ユーザーが作成するコンテンツ(UGC)が自然な口コミとなり、ブランドの認知度や話題性を高めるのに効果的です。

成功事例①:香川県「#香川トラベラー」

観光写真を募集し、ユーザー目線の魅力的なUGCを多数獲得。県の観光促進とイメージアップに貢献しました。

成功事例②:大東寝具工業「#tetraのある生活」

自社製品の使用シーンを投稿してもらい、顧客のロイヤリティ(愛着)向上に繋げました。

2. フォロー&いいねキャンペーン

公式アカウントのフォローと投稿への「いいね」を応募条件とする、最も手軽で王道の手法です。参加ハードルが非常に低く、短期間でフォロワーやエンゲージメントを増やしたい場合に最適です。アカウント開設初期の施策としても有効です。

成功事例③:KOKUYOME(コクヨ)

フォローといいねに加え、コメントで当選率を上げる施策を実施。ユーザーの積極的な参加を促し、高いエンゲージメントを獲得しました。

成功事例④:JTBマイトリ

汎用性の高い旅行カードを景品にし、多くのユーザーの参加意欲を刺激。フォロワー増加に大きく貢献しました。

3. フォロー&コメントキャンペーン

フォローと投稿へのコメントを応募条件とする手法です。ユーザーに一歩踏み込んだアクションを促すため、エンゲージメント向上に繋がりやすいのが特徴です。「商品の好きなところは?」といったお題で、ユーザーとのコミュニケーション活性化も期待できます。

成功事例⑤:ピエトロオフィシャル「大喜利チャレンジ」

大喜利形式で面白いコメントを募集。ユーザーが楽しみながら参加できる企画で、ブランドへの親近感を醸成しました。

成功事例⑥:JTB(インスタントウィン型)

コメント後すぐに当落が分かる仕組みで参加のハードルを下げ、通常時の4倍ものコメント数を獲得しました。

4. 写真・動画投稿コンテスト

特定のテーマに沿った質の高い写真や動画を募集し、審査で入賞者を決めるキャンペーンです。参加ハードルは高いですが、その分、熱量の高いファンが集まりやすいのが特徴です。ユーザーの創造性を活かし、商品の魅力を多角的に発信できます。

成功事例⑦:ホテルニューアワジグループ「#ホテルニューアワジ」

宿泊客から写真を募集し、リアルで魅力的な館内のイメージを発信。UGCが新たな顧客を呼び込む好循環を生みました。

成功事例⑧:化粧品ブランド

新商品のPRでフォトコンテストを実施。ユーザーの多様な使用例が口コミとして拡散され、販売促進に繋がりました。

5. ストーリーズシェアキャンペーン

キャンペーン投稿を指定のアカウントをタグ付けしてストーリーズでシェアしてもらう手法です。24時間で消えるためユーザーの心理的障壁が低く、短期間で爆発的な認知拡大を狙いたい場合に有効です。

成功事例⑨:スターバックス

新作プロモーションでストーリーズのアンケート機能などを活用。参加型のコンテンツでUGCとエンゲージメントを効果的に向上させています。

成功事例⑩:HuluJapan

好きな作品のシェアを応募条件とし、多くのユーザーが気軽に参加。サービス自体の認知度を高めることに成功しました。

【必見】インスタのキャンペーンを始める前に押さえておくべき法的注意点とガイドライン

【必見】インスタのキャンペーンを始める前に押さえておくべき法的注意点とガイドライン

どれだけ魅力的な企画でも、ルールを守らなければ成功とは言えません。信頼を失うリスクを避けるためにも、必ずキャンペーン開始前に目を通してください。

ここでは、最低限押さえておくべきInstagramのガイドラインと日本の法律について解説します。

Instagramコミュニティガイドライン・プロモーションガイドラインを見ておこう

Instagramでキャンペーンを行うには、プラットフォームのルールに従う必要があります。特に重要なのが、以下の2つです。

  • コミュニティガイドライン
  • プロモーションガイドライン

コミュニティガイドラインではスパム行為が禁止されています。「いいね!」やフォローの見返りに現金や金券を提供することはできません。

プロモーションガイドラインでは、以下のことが義務付けられています。

  • キャンペーンの主催者として公正な応募規約を設けること
  • 関連法令を遵守すること
  • 「このキャンペーンはInstagramが後援するものではありません」と明記すること

景品表示法について

景品表示法(景表法)は、過大な景品類から消費者を守るための日本の法律です。

Instagramキャンペーンも対象となる場合があります。誰でも参加できる「オープン懸賞」(例:フォロー&いいねキャンペーン)は、基本的に景品額の上限規制はありません。

一方、商品の購入などが条件となる「クローズド懸賞」は、景品の最高額や総額に上限が定められています。意図せず違反してしまうケースもあるため、特に商品購入を絡める場合は、専門家への相談を推奨します。

個人情報保護法について

当選者への賞品発送などで氏名や住所といった個人情報を取得する場合は、個人情報保護法を遵守する必要があります。応募規約やプライバシーポリシーの中で、個人情報を取得する目的と利用範囲を明確に記載し、応募者から同意を得なければなりません。

例えば、「取得した個人情報は賞品の発送にのみ利用し、その他の目的には利用しません」といった形です。取得した個人情報は厳重に管理し、同意なく第三者に提供したり、目的外で利用したりすることは固く禁じられています。

インスタのキャンペーンを効率化する便利ツール2選

インスタのキャンペーンを効率化する便利ツール2選

キャンペーンは効果的ですが、応募者の管理や抽選作業は非常に手間がかかります。そこで活用したいのが、運営を自動化・効率化してくれる便利なツールです。

大変な作業はツールに任せ、企画などのクリエイティブな業務に集中することで、キャンペーンの質をさらに高めることができます。

1.キャンペーン管理ツール

応募者の管理から抽選、効果分析までを一気通貫で自動化してくれるツールです。手作業による集計ミスを防ぎ、正確かつスピーディーな運営を実現します。

  • ShuttlerockBBFforInstagram:コメント応募に対し、DMで即座に当落結果を通知する「インスタントウィン」機能が人気です。
  • Booster(ブースター):フォロワー獲得はもちろん、リールへのコメントなど複雑な参加条件にも対応できる柔軟性が魅力です。
  • チャムスタ:ストーリーズでのシェアを応募条件とするキャンペーンに特化しており、UGC創出を効率化します。

2.チャットボットツール

InstagramのDM機能を自動化し、ユーザーとのコミュニケーションを円滑にするツールです。キャンペーンに関するよくある質問に24時間自動で応答したり、応募完了のメッセージを送ったりすることができます。

  • autou(オートゥ):DMを活用し、応募受付からFAQ対応まで、キャンペーンの様々な業務を自動化できます。
  • ATELU(アテル):抽選ツールと連携し、当選通知の自動送信や当選者情報の一元管理を効率化します。

まとめ:Instagramキャンペーンを成功させ、ビジネスを加速させよう

まとめ:Instagramキャンペーンを成功させ、ビジネスを加速させよう

Instagramキャンペーンを正しく実行すれば、ブランドの認知度向上や新規ファンの獲得を狙える効果的なマーケティング施策です。

自社に合う手法を事例から見つけ、本記事の手順に沿って準備を進めれば、キャンペーン効果を最大化できます。

この記事があなたのブランドを大きく成長させるための一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。

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株式会社吉和の森 代表取締役
青森県八戸市出身。2019年11月、ライフワークとしてデジタル・マーケティングに携わり、人の役に立ちたいたいと思い起業。さまざまな業態・業種の事業案件を手掛けている。コンテンツ立ち上げ後の集客や運用、コンテンツを持っている事業者との「アライアンス業務」、「Webを使った集客」を強みとするウェブ解析士マスター、チーフSNSマネージャー、提案型ウェブアナリスト。

著書:日本一詳しいWeb集客術「デジタル・マーケティング超入門」(https://amzn.asia/d/4fMhaK8)

株式会社吉和の森:https://yoshikazunomori.com/

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