DXを推進するためには、DX人材の確保・育成が必要不可欠です。
そこで、多くの企業ではDX研修を導入して自社のDXリテラシーを高めたりDX人材を充実させる取り組みを進めている状況です。ただ、DX研修を初めて導入する企業の場合、「どの会社のDX研修が適しているのかの判断が難しい」と感じてしまいます。
DX研修は、さまざまなプログラムが提供されているため、自社に最適なものを導入しなければ十分に効果が期待できません。
本記事では、DX研修でおすすめの会社や実施する目的、費用相場や選び方を解説します。
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DX研修を実施する目的
DX研修を実施する目的は、デジタル技術を用いて企業を変革できる人材を育成するのが目的です。
多様化する顧客ニーズをデータ分析によって理解・対応するノウハウや業務効率を向上させて市場優位性を向上させるためにはDX化の推進が必要です。
現在、多くの企業ではデジタル技術を活用して既存の業務システムを変革させるDX化を推進していますが、人材不足やスキル不足によって十分に推進できていません。
そこでDX研修では、自社の人材にAI技術やデータ分析、プログラミングなどのITスキルを習得させて、DX化の課題である人材不足やスキル不足の解消が実現可能です。
そのため、今後もDX研修を実施する企業は増加し続けていくでしょう。
DX研修でeラーニングサービスも受けられるおすすめの会社17選
DX研修でeラーニングサービスも受けられるおすすめの会社は、主に以下の通りです。
- 株式会社吉和の森
- 株式会社アガルート|アガルートアカデミー
- 株式会社インソース|インソース DX研修
- インターネット・アカデミー株式会社|インターネットアカデミー
- 株式会社SAMURAI|侍エンジニアBiz
- テクロ株式会社|マーケブル
- 株式会社富士通ラーニングメディア|富士通ラーニングメディア
- 株式会社日立アカデミー|日立アカデミー
- 株式会社アイ・ラーニング|アイ・ラーニング
- 株式会社スキルアップNeXt|スキルアップNeXt
- 株式会社CREX|AI総研
- 株式会社シナプス|企業研修・社員研修
- 株式会社Schoo|Schoo for Business
- 株式会社ベネッセコーポレーション|Udemy Business
- 株式会社アイデミー|Aidemy Business
- 株式会社キカガク|キカガク
- 株式会社ドコモgacco|gacco for Biz
DX研修でおすすめの会社をそれぞれ解説します。
株式会社吉和の森|マーケティングDX研修
株式会社吉和の森の「マーケティングDX研修」は、企業のDX人材育成の支援をしており、これから自社のDX化を推進したい企業におすすめです。
厚生労働省による人材開発支援助成金「事業展開等リスキリング支援コース」に該当しており、75%の経費助成と1人1時間960円の賃金助成の対象になっています。
例えば、2日間で10時間のマーケティングDX研修を対面で行った場合は、主に以下の通りです。
1人44万円(税込)の講座料金で30万円の経費助成、1時間960円=9600円の賃金助成があるため、1人130,400円で受講できます。ただ、受講人数や研修形式によって変動します。
これから自社のDX人材育成を検討している企業で、費用面が心配な方は検討してみてください。
株式会社アガルート|アガルートアカデミー
株式会社アガルートが提供している「アガルートアカデミー」では、「AI・DX・データ分析・活用研修」があります。
生成AIやChatGTP、機械学習やDXリテラシーなどを基礎から実践的な方法まで幅広く学習できるため、初心者にもおすすめです。
さらに、実務経験豊富な講師が在籍しており、研修プログラムは柔軟にカスタマイズできます。
これから初めてDX研修を導入する企業は、アガルートアカデミーを検討してみてください。
株式会社インソース|インソース DX研修
株式会社インソースが提供している「インソース DX研修」は、IT関連の研修を実施しており、DX研修ではリテラシーやRPA、AIなどのスキルを学習できます。
20年以上の人材育成支援期間で、これまでに28,000人以上の受講者に指導してきた実績があるため、初めてでも安心して導入できる研修です。また、研修プログラムは柔軟にカスタマイズできるため、自社の目的や事業内容に応じて最適なものが受けられます。
インターネット・アカデミー株式会社|インターネットアカデミー
インターネット・アカデミー株式会社が提供している「インターネットアカデミー」は、AIや業務効率化研修、新人向けのプログラミング研修を実施しています。
さらに、RPAツールを用いた業務自動化のスキルを習得やWebデザインやプログラミングの学習も可能です。また、DX化に必要なITスキルを幅広く学習でき、目的や要望に合わせたカリキュラムの用意をしてくれます。
インターネット・アカデミー株式会社|インターネットアカデミー 公式サイト
株式会社SAMURAI|侍エンジニアBiz
株式会社SAMURAIが提供している「侍エンジニアBi」は、現役エンジニア講師とのマンツーマン指導で、完全オーダーメイドの研修カリキュラムが受けられます。
さらに、プログラミングスクールの運営もしており、これまでに多くの受講生をエンジニアとして成功させた実績も豊富です。
経済産業省が定める「DX認定事業者」として認定されているため、DX推進をしている企業はおすすめのDX研修になります。また、IT研修助成金が活用できるため、最大で研修費用67%オフで受講可能です。
テクロ株式会社|マーケブル
テクロ株式会社が提供している「マーケブル」は、BtoBに特化したノウハウや実践的なレッスンを提供しています。また、1日5分の学習だから業務と並行して学習が可能です。
さらに、200以上のeラーニングレッスンを提供しており、コンサルタントによるサポートも付いているため、初心者でも安心して学習できます。
そのため、実践的なBtoBマーケティングのノウハウを持った人材育成をするなら「マーケブル」がおすすめです。
株式会社富士通ラーニングメディア|富士通ラーニングメディア
株式会社富士通ラーニングメディアが提供している「富士通ラーニングメディア」は、DX人材の育成を支援するコースをはじめとした2,800以上のコースを提供しています。
主に、IoTやAI、プログラミングやセキュリティ、データ分析など、ITスキルを幅広く学習でき、ニーズに合わせてカスタマイズも可能です。また、eラーニング・ライブ・対面などさまざまな受講方法が選択できます。
株式会社富士通ラーニングメディア|富士通ラーニングメディア 公式サイト
株式会社日立アカデミー|日立アカデミー
株式会社日立アカデミーが提供している「日立アカデミー」は、AIやDX人材育成に力を入れており、DXリテラシー研修が受けられます。
主に、DXの理解を深めるためのコースやローコードプログラミングによる業務のDX、AIやデータサイエンス基礎が学習できるコースが提供されています。また、料金体系は各講座ごとに受講料を払う方式です。
株式会社アイ・ラーニング|アイ・ラーニング
株式会社アイ・ラーニングが提供している「アイ・ラーニング」のDX推進研修では、デジタルリテラシー・AI・ IoTなどの学習が可能です。また、新人・若手研修やプログラミング・機械学習などのITスキルの学習もできます。
DX研修に加えて、営業能力やコミュニケーション能力などのスキルも学習できるコースも合わせて利用したい企業には、おすすめのサービスです。
株式会社スキルアップNeXt|スキルアップNeXt
株式会社スキルアップNeXtが提供している「スキルアップNeXt」は、AI人材やDX人材の育成プログラムを提供してます。
経験豊富な講師によるライブ配信や対面講義によって、初心者からでも実践的なスキルの習得が可能です。また、機械学習やデータサイエンスのスキルも習得できるため、AI人材の育成に力を入れている企業はおすすめです。
株式会社スキルアップNeXt|スキルアップNeX 公式サイト
株式会社CREX|AI総研
株式会社CREXが提供している「AI総研」では、AIやChatGPTのビジネス活用や業務効率化のための知識を学習できます。
AI総研では、実践を重視した研修を実施しているため、研修後すぐに業務活用できる即戦略の高い人材育成が可能です。
そのため、自社にAI人材を確保したい企業やすぐにDX化させたい企業にはおすすめのカリキュラムになります。
株式会社シナプス|企業研修・社員研修
特に、事業変革の視点強化をコンセプトにした研修プログラムを用意しており、DXの基礎からIT活用、システム設計など幅広く学習が可能です。また、マーケティング戦略やビジネス分析、デジタルマーケティングや顧客心理・行動などの知識も身に付けられます。
株式会社Schoo|Schoo for Business
株式会社シナプスが提供している「企業研修・社員研修」は、企業ごとにカスタマイズされた最適なDX人材育成プログラムを提供しています。
株式会社Schooが提供している「Schoo for Business」は、ライブ配信授業やオンライン授業によるeラーニング研修サービスを提供しています。
オンライン上で8,000以上の動画教材を使って学習できるから、何度でも気になる分野を繰り返し学習でき、スキマ時間の有効活用が可能です。
生放送授業ではその場で質疑応答やコメントもできるため、わからない部分をすぐに解決させられます。
また、1IDにつき月額1,650円(税抜)で利用できるため、低コストで時間を有効活用したい企業におすすめです。
株式会社Schoo|Schoo for Business 公式サイト
株式会社ベネッセコーポレーション|Udemy Business
株式会社ベネッセコーポレーションが提供している「Udemy Business」は、「Udemy」が提供している法人向けのオンライン学習サービスです。
約13,000本以上の講座が受講し放題で、現役のエンジニアやビジネスパーソンが講師を務めているため、実践的な内容になっています。また、アジャイル開発やAI、ブロックチェーンの活用術など幅広い分野の学習が可能です。
そのため、動画のみでDX推進に必要なスキルを網羅的に身に付けられます。
株式会社ベネッセコーポレーション|Udemy Business 公式サイト
株式会社アイデミー|Aidemy Business
株式会社アイデミーが提供している「Aidemy Business」は、230以上のDX学習コンテンツを使ってDX人材の育成ができます。
オンライン学習ができるため、業務と並行して知識やスキルの習得が進めやすく忙しい社員でもしっかりとDXリテラシーやITスキルの学習が可能です。また、学習進捗を確認できる管理機能も豊富にあるため、管理者も安心できるサービスです。
株式会社アイデミー|Aidemy Business 公式サイト
株式会社キカガク|キカガク
株式会社キカガクが提供している「キカガク」のDX人材育成のためのコースでは、ExcelやBIツールの基本操作を学数できるコースを提供しています。
さらに、DXリテラシー標準に準拠した評価があり、しっかりとDXリテラシーを身に付けたかを可視化し、理解度を確認できるようになっています。また、企業の実課題に応じたカスタマイズ研修も実施しているため、実践的な知識やスキルの学習が可能です。
株式会社ドコモgacco|gacco for Biz
株式会社ドコモgaccoが提供している「gacco for Biz」は、100万人以上が利用している日本最大級の学習サービスです。
DXをはじめとしたさまざまなITスキルやビジネススキルの学習ができる動画教材が豊富に提供されています。また、社員研修や資格取得、管理職教育などさまざまなシーンで利用されています。
1ユーザーあたり月200円から利用できるため、気軽に利用してみるのがおすすめです。ただ、最適利用人数20人からで3ヵ月以上の利用が必要になるため、考慮しておきましょう。
株式会社ドコモgacco|gacco for Biz 公式サイト
DX研修にかかる費用相場
DX研修サービスを提供している企業によって費用は大きく異なりますが、基本的に法人利用する場合1人あたり数万〜数十万円になります。また、受講形式や受講コース数によっても費用は変動するため、利用したい企業の費用を事前に調べておくのがおすすめです。
例えば、DX研修「インターネットアカデミー」を提供しているインターネット・アカデミー株式会社の場合、以下のように受講形式や人数によって受講料がかかります。
サービス内容 | 受講料(総額) |
1社型リモート研修(20人で合計24時間の研修) | 240万円(1人あたり12万円) |
eラーニングサービス(20名) | 年間60.6万円(1人あたり3.3万円) |
引用:インターネット・アカデミー株式会社|インターネットアカデミー 公式サイト
これから自社でDX研修の導入を検討している企業は、自社のリソースに応じて研修させる人材数と時間、コースなどを検討してみてください。
DX研修で実施すべき内容2選
DX研修で実施すべき内容は主に以下の通りです。
- DX推進に欠かせないDXリテラシー標準に沿った育成内容
- DX推進スキル標準に沿った育成内容
DX研修で実施すべき内容をそれぞれ解説します。
DX推進に欠かせないDXリテラシー標準に沿った育成内容
DXリテラシー標準に沿った育成内容は、DX研修で実施すべき内容の1つです。
主に、DXの重要性や活用事例、データ活用・分析やその他デジタル技術に関する知識を学習できる内容になっています。
企業のDX化を推進するためには、DXリテラシーを身に付けている必要があるため、DX研修を導入する場合は確認しておくのが大切です。
また、実際に「DXリテラシー標準に沿った育成内容」を講座として提供している企業は、主に以下の通りです。
- インターネットアカデミー「DXリテラシー標準講座」
インターネットアカデミー「DXリテラシー標準講座」 公式サイト
- Udemy Business「経済産業省「DXリテラシー標準」準拠|DXリテラシー基礎講座」
Udemy Business「経済産業省「DXリテラシー標準」準拠|DXリテラシー基礎講座」 公式サイト
- インソース「(半日研修)DXリテラシー向上研修」
インソース「(半日研修)DXリテラシー向上研修」 公式サイト
DX推進スキル標準に沿った育成内容
DX推進スキル標準に沿った育成内容もDX研修に必要な内容です。
主に、ビジネスアーキテクトやデザイナー、データサイエンティスト、セキュリティなどのDX推進に必要不可欠なITスキルを学習する内容になっています。
DX化は、リテラシーを身につけるだけでなく、実践的なスキルを身につける必要もあるため、「DXリテラシー標準に沿った育成内容」と合わせて受講するのが重要です。
実際に「DX推進スキル標準に沿った育成内容」を講座として提供している企業は、主に以下の通りです。
- Schoo for Business「DX研修パッケージ(レベル1)|ビジネススキル基礎」
Schoo for Business「DX研修パッケージ(レベル1)|ビジネススキル基礎」 公式サイト
- キカガク「DX推進スキル標準対応ビジネス変⾰基礎コース」
キカガク「DX推進スキル標準対応ビジネス変⾰基礎コース」 公式サイト
- インソース「DX推進スキル標準対応ビジネス変革基礎コース」
インソース「DX推進スキル標準対応ビジネス変革基礎コース」 公式サイト
DX研修会社の選び方
DX研修会社の選び方は主に以下の通りです。
- 実績や評判のいい会社を選ぶ
- 自社の目的に適したものを選ぶ
- 受講方法から選ぶ
DX研修会社の選び方をそれぞれ解説します。
実績や評判のいい会社を選ぶ
複数のDX研修会社の中から検討している場合、その中で実績や評判のいい会社を選ぶのがおすすめです。
これまでに数多くの企業のDX化に貢献できる研修を実施している会社は、多くの実績があり、いい評判もされています。
また、実績や評判の低い会社は、「レスポンスが遅い」「実践的な内容を学習できない」などもあるため、DX研修会社を選ぶ際には重要なポイントの1つです。
自社の目的に適したものを選ぶ
自社の目的に適した内容のDX研修サービスを提供している会社を選ぶのも大切です。
「基礎から実践的な内容まで幅広く学習したい」「基礎を徹底的に学習させたい」など企業によって目的は異なります。
社員のリテラシーが十分にない状態でいきなり応用的な研修や実践的な研修を導入してしまうと、多くの社員の理解が追いつかず学習効果が期待できなくなるリスクがあります。
そのため、しっかりと自社の目的や社員の状態に適したDX研修サービスを提供している会社を選ぶのがおすすめです。
受講方法から選ぶ
DX研修は、主に以下の受講方法があります。
- 個人研修:講師と受講生のマンツーマンで研修を実施する
- 集合型研修:複数の受講生が集まってで同時に研修を実施する
- オンライン研修:オンライン上で研修を実施する
- ハイブリッド研修:対面での研修とオンラインでの研修を組み合わせた研修
受講方法には、それぞれメリットとデメリットがあるため、十分に理解したうえで最適な方法を選択したり組み合わせたりして導入するのが大切です。
例えば、「個人研修は受講生が研修内容を理解しやすいが、集団研修よりも効率が悪く研修にかかる時間や費用が多くなる」などが挙げられます。
これからDX研修を導入する場合は、それぞれの受講方法のメリット・デメリットを理解したうえで、自社にとって最適な方法を選択しましょう。
DX研修の一環でDXセミナーを活用するのは適していますか?
DX研修の一環でDXセミナーを活用するのは、DXリテラシーやデジタル技術の理解や習得に適しています。
DXセミナーは、さまざまなDX研修会社が定期開催しており、無料で参加できるDXセミナーも数多く存在します。
さらに、DXやデジタルスキルの専門家から直接指導・質問ができるため、DX化の推進をしている場合は、積極的に活用するのがおすすめです。また、DXセミナーは、DX研修同様にオンラインでも実施しているため、業務の休憩中や休日などを使って気軽に参加できます。
自社の目的に合わせて最適なDX研修を提供する会社を見つけよう!
現在、さまざまな業界・業種の企業がDX化に向けた取り組みを進めており、その一環としてDX研修の導入をしています。
ただ、初めてDX研修を導入する場合、どのような観点でDX研修会社を選ぶべきかわからないケースも少なくありません。また、一般的な費用相場やおすすめの講座内容を理解していない企業も多いのが現状です。
これから自社のDX化を推進するためにDX研修の導入を検討している企業は、本記事を参考にしてみてください。
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