デジタルマーケティング7つの成功事例!BtoC・BtoBで具体的に解説!

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さまざまなものがデジタル化している今日、マーケティングもデジタル化をしています。そこで今回は、デジタルマーケティングの成功事例をご紹介しながら、成功のコツをご紹介します。

BtoCデジタルマーケティングの成功事例4選

デジタルマーケティングは、BtoCで活用できます。ここからは、BtoCデジタルマーケティングの成功事例を4つご紹介します。

BtoC事例①株式会社クラシコム

Webサイト「北欧、暮らしの道具店」を運営しています。サイト上で商品を紹介して販売するだけではなく、生活のなかの非日常を体験できるコンテンツとして人気があります。
株式会社クラシコムでは当初、集客は広告を使っていました。費用をかけないと集客できないものの、費用をかけすぎると利益が出ない状態でした。そこで、「買うものが決まっていない人をターゲット」としたコンテンツマーケティングを実施しました。競合が少ない「北欧」がキーワードとなり、効果的に働いたことで検索からの流入増加に成功しました。

BtoC事例②フセハツ工業株式会社

Facebookで「ばねとくらす」を運営しています。製造ラインの様子をFacebookに投稿し、製造工程の動画を見せることで取引先からの信頼獲得に成功しています。
製造業の見込み客にアプローチするためには、製品の品質に加えて信頼性を高めることが重要です。フセハツ工業株式会社は、製造現場をSNSに投稿することで自社のイメージアップに成功しているのです。
製造業でのデジタルマーケティングのよい参考例といえるでしょう。

BtoC事例③ショップジャパン

ショップジャパンは、大手ネット通販です。多様なデジタルメディアの台頭を背景に、ECでの販路拡大に向けて動画広告を強化しました。
動画を制作するだけではなくAIBACを利用することで、高い効果を得ています。AIBACとは「Attention(注意喚起)」「Interest(興味関心)」「Benefit(利益)」「Action(行動喚起)」を1つの動画にすべて詰め込むことです。
加えて、PDCAを体系化することでパフォーマンスを最大化しています。

BtoC事例④ライオン株式会社

生活用品大手のライオン株式会社は、暮らしに関する情報を発信するオウンドメディア「Lieda」を提供しています。自社のターゲットを定めることで、ユーザーに届きやすい情報を集中的に発信しています。加えて、SEOにも注力して検索ボリュームの大きいキーワードの対策も実施しました。その結果、Webサイトへの流入は2倍になりました。
コンテンツマーケティングとSEOを組み合わせた成功事例の代表ともいえます。

BtoBデジタルマーケティングの成功事例3選

多くの企業でBtoBにおいてもデジタルマーケティングは活用されています。
そこでここからは、BtoBデジタルマーケティングの成功事例を3つご紹介します。

BtoB事例①富士通株式会社

動的CMSである「Sitecore Experience Platform」を導入し、社内営業やシステムエンジニア向けの社内イントラサイト、パートナーディーラー向けの会員制サイトをそれぞれ刷新しました。その結果、コンテンツ工数が2割にまで減少し、加えてリードタイムが短くなったことで営業プロセスの改善に成功しています。
なお、動的CMSはHTMLの知識がなくてもコンテンツを編集でき、アクセス履歴や会員情報などの情報より、顧客ニーズに適したコンテンツを引き出せます。

BtoB事例②株式会社村田製作所

世界中で事業を展開している電子部品メーカーの株式会社村田製作所では、プロモーション活動の連携が取れていませんでした。この課題を解決すべく、マーケティングオートメーションツールを導入します。
マーケティングオートメーションツールを導入したことで、顧客行動の「見える化」と「データベース化」が可能になりました。その結果、顧客へのアプローチの最適化ができ、効果的なナーチャリングに成功しています。

BtoB事例③株式会社USEN

飲食店向けタブレットPOSレジを、SNS広告を利用して拡販に成功した事例です。
株式会社USENでは、広告アカウントの管理において2つの課題がありました。媒体別ポートフォリオの見直し、各アカウントの状態改善の2点です。そこでCPAの圧縮とコンバージョン数の最大化に取り組んだことで、ポートフォリオの改善とコンバージョンの向上に成功しています。
感情や勘で動くのではなく、データを活用した論理的なスコアリングが、デジタルマーケティング成功のために必要です。

デジタルマーケティングとは

デジタルマーケティングとは、ICTやインターネットを活用したマーケティングの総称です。データ収集や活用がしやすいという特徴があり、Webに限らずアプリ・店舗・施設などの販売チャネルすべてが対象です。
オンラインとオフラインがあり、最近ではオムニチャネルがトレンドといえます。

デジタルマーケティングの種類

デジタルマーケティングと一言で言っても、デジタルマーケティングにはさまざまな種類があります。主な種類は以下の通りです。

・Webマーケティング:Webサイト(オウンドメディア・ブログ)やWeb広告、SNS、SEO、コンテンツマーケティング、動画マーケティングなど
・マーケティングオートメーション:ポップアップ、プッシュ通知、ダウンロードコンテンツなど
・チャット
・メールマーケティング
・アプリマーケティング
・デジタル広告
・IoT
・AI

デジタルマーケティングを成功させるポイント

デジタルマーケティングは単に施策すればよいわけではなく、成功させるためには以下のポイントを実践する必要があります。

・目的を明確にする
・ターゲットをを設定する
・適切な手法を選択する
・達成する指標を決める 
・効果を測定し改善する

それぞれのポイントについて詳しく解説します。

①目的を明確にする

デジタルマーケティングの施策目的を明確にしましょう。なぜなら、目的に応じて適したマーケティング手法が変わるためです。
デジタルマーケティングの目的は「他社がやっているから」ではなく、自社の課題を明確化し、解決することを目的とします。曖昧な目的ではなく、明確な目的を設定しましょう。

②ターゲットを設定する

目的を明確にしたら、ターゲットを設定します。自社や商品の価値を理解するユーザー層にフォーカスし、ターゲットを明確に設定しましょう。
顧客を獲得するためには、ターゲットが抱えている課題やニーズの解決が重要です。ターゲットのニーズを正確に把握し、そのニーズに応えるデジタルマーケティングを施策しましょう。なお、BtoBでは業種・職種・部署などもターゲットです。

③適切な手法を選択する

ターゲットに適切な手法を選択します。
デジタルマーケティングの手法はさまざまで、ターゲットが利用している媒体でなければ効果は得られないでしょう。ターゲットがどのような媒体を利用しているかを調査します。
また、商材の特性に合わせた手法にすることも大切です。例えば、画像でアピールしたい場合はInstagram、動画でアピールしたい場合はYouTubeやTikTokが適しています。

④達成する指標を決める

目的を達成したと判定できる数値的(定量的)な目標や定性的目標を設定しましょう。
手法別の目標値を参考にし、達成する指標を決めます。

⑤効果を測定し改善する

デジタルマーケティングを実施したら、効果を測定して改善します。コンバージョン測定をし、マーケティング施策の定期的な見直しをしましょう。
定期的に見直すことで、より効果のあるデジタルマーケティングにつながります。

まとめ

デジタルマーケティングには多種多様な手法があり、ターゲットや目的に適した手法を選ぶことが大切です。ご紹介した成功事例や成功のポイントを参考に、効果のあるデジタルマーケティングを施策しましょう。

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株式会社吉和の森 代表取締役
青森県八戸市出身。2019年11月、ライフワークとしてデジタル・マーケティングに携わり、人の役に立ちたいたいと思い起業。さまざまな業態・業種の事業案件を手掛けている。コンテンツ立ち上げ後の集客や運用、コンテンツを持っている事業者との「アライアンス業務」、「Webを使った集客」を強みとするウェブ解析士マスター、チーフSNSマネージャー、提案型ウェブアナリスト。

著書:日本一詳しいWeb集客術「デジタル・マーケティング超入門」(https://amzn.asia/d/4fMhaK8)

株式会社吉和の森:https://yoshikazunomori.com/

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