WordPress(ワードプレス)を使うと、無料で簡単にWebサイトを作成できます。ただし、制作したWebサイトへの集客に苦労している場合も多いのではないでしょうか。
この記事では、WordPressサイトが注意したい10点のSEO対策をご紹介します。
WordPressでできるSEO対策10選
Webサイトを作成しても、すぐに集客できる訳ではありません。集客につなげる方法として、Webサイトを検索結果の上位に表示させる方法があります。SEO対策を行って、検索エンジンからの高評価を目指しましょう。
SEO対策済みのテーマを活用する
WordPressは、テーマを使用して好みに合ったデザインのWebサイトを作成できます。SEO対策がされているテーマを使用することで、検索上位を目指すことが可能です。有料のテーマだけでなく、無料でもSEOに強いテーマがあります。これらを積極的に活用しましょう。
meta descriptionを設定する
meta descriptionとは、Webサイトの内容を要約したテキストで、検索結果に表示されます。検索結果のうちどのサイトに訪れるかを、ユーザーはタイトルとmeta descriptionによって判断します。ユーザーにとって分かりやすい文面を、meta descriptionに記入しましょう。
サイトマップを作成する
XMLサイトマップを作成することで、検索エンジンにWebサイトの構造を知らせることができます。XMLサイトマップをクローラーが読み込み、Webサイトのインデックスを早めてもらえます。Webサイトを検索エンジンに正しく認識してもらうために、XMLサイトマップを用意しましょう。
パンくずリストを活用する
パンくずリストとは、Webサイトの階層構造を示すリストであり、通常は記事の上部に配置されます。パンくずリストは、クローラーの巡回を助ける内部リンクです。また、パンくずリストはナビゲーションとして利用できるため、ユーザーの利便性が高まり、回遊率の向上や滞在時間の延長が期待できます。
noindex・canonicalタグを活用する
検索エンジンからの評価を下げないために、noindexタグやcanonicalタグを利用できます。
「noindex」は、指定するページを検索結果に表示させないようにするタグです。インデックスされると評価が下がりそうなページに設定します。
一方「canonical」は、検索エンジンに評価してほしい正規URLを指定するタグです。重複コンテンツと見なされることを防ぐために使います。
パーマリンクを設定する
パーマリンクとは、Webサイトのページごとに設定するURLのことです。パーマリンクを設定しない場合は、「パラメーター表記」になり分かりにくいURLが表示されます。
また、パーマリンクを途中で変更すると、変更前のリンクからアクセスできなくなるため、利用開始時に設定しましょう。
wwwのあり・なしを統一する
WebサイトURLの「www」のあり・なしを統一しましょう。「www」があっても無くても、同じサイトにアクセスできます。ただし、検索エンジンからは別々のサイトと認識され、重複サイトと見なされる恐れがあります。また、外部リンクからの評価が分散してしまうこともデメリットです。
画像にはaltタグを使用する
altタグに、画像について説明するテキストを記入しましょう。検索エンジンに画像の内容を伝えることが可能です。画像を表示できないときに、altタグのテキストが表示されます。
また、altタグに適切な説明を記入しておくと、画像検索の結果に表示されやすくなります。
サイトの表示速度を高速化する
ページの表示速度が遅いと、直帰率や離脱率の上昇につながります。ユーザーの利便性を向上させるために、サイトの表示速度を高速化しましょう。プラグインを使って、ブラウザにキャッシュを残す方法や、画像を圧縮する方法などがあります。
スマホに対応したデザインにする
マルチデバイス対応していないサイトは、スマートフォンユーザーからの利便性が低く、検索エンジンからの評価も下がってしまいます。レスポンシブルデザイン対応のWordPressテーマを選び、マルチデバイス対応しておきましょう。
SEO対策におすすめのプラグイン
WordPressのプラグインは、WordPressの機能を追加・拡張するためのツールです。WordPress自体は、基本的な機能が実装されたシンプルな構成です。ここにプラグインを追加すると、自身でプログラミングをしなくても、Webサイトの機能を追加・拡張できます。
SEO対策におすすめのプラグインをご紹介します。
All in One SEO pack
All in One SEOは、SEO対策の機能が揃ったWordPressで使える無料のプラグインです。All in One SEOを利用すると、タイトルとディスクリプションの設定やサイトマップ設定、ソーシャルメディア設定が簡単にできます。
Yoast SEO
Yoast SEOは、無料で基本的なSEO対策ができるプラグインです。All in One SEOの機能に加えて、パンくずリストの生成や内部リンクの可視化ができます。有料版は機能が拡張されており、広告が表示される煩わしさもありません。
EWWW Image Optimizer
Webサイトの運営で増加した画像データは、ページの表示速度が遅くなる原因です。
EWWW Image Optimizerは、画像を劣化させることなく、アップロードの際に自動で画像サイズを圧縮できます。すでにアップロードしている画像を一括で圧縮できる機能も便利です。
SEOPress
SEOPresは、操作画面がシンプルで、使い勝手のよいSEO対策プラグインです。Yoast SEOの無料版よりも多くの機能が利用できます。日本語に対応しており、広告の煩わしさを感じることなく利用できることもうれしいポイントです。
Rank Math
Rank Mathは、非常に多機能なSEO対策プラグインです。サーチコンソールやGoogleキーワードランキングと連携できます。世界で人気のある高性能なプラグインである一方、日本語への対応が十分ではありません。
まとめ
WordPressサイトで行えるSEO対策や、プラグインをご紹介しました。
WordPressサイトにSEO対策を行うことで、検索上位を狙い、集客につなげることも可能です。今回紹介した10点のSEO対策やプラグインは、無料で簡単に行えます。ぜひ試してみてはいかがでしょうか。