Instagram(インスタグラム)のリールは、ショート動画を簡単に作成・共有できる機能です。
近年、TikTokやYouTubeでも「ショート動画(60秒程度の縦型動画)」が人気を集めています。
インスタ集客にもショート動画が有効な施策として注目されています。
本記事では、リール投稿の基本と、再生数を伸ばすための5つのコツを詳しく解説します。
この記事を読むことで、インスタのリール投稿の基本情報や方法、さらにバズるショート動画の作り方まで理解できます。
はじめに:リールは「Instagramのショート動画」
インスタのリールは、最大90秒の短尺動画を簡単に作成・編集できる機能です。
スマートフォンだけで撮影から投稿まで完結し、クリエイティブな動画制作が手軽に行えるのが魅力です。
リールの最大の特徴は、その拡散力にあります。
リールはフォロワー以外のユーザーにも表示される仕組みを持ち、新規視聴者へアプローチできる点が強みです。
また、「発見タブ」や「リール専用タブ」を通じて幅広いユーザーにリーチでき、視覚的なインパクトで興味を引きつけやすい仕様となっています。
さらに、リールはマーケティングツールとしても注目されています。
他の投稿とは独立して表示されるため、特に目立たせたい情報をアピールできます。
インスタのリールは、ブランドを成長させるための重要なツールと言えるでしょう。
インスタのリールとストーリーズ・TikTok・YouTubeショートとの違いは?
では、インスタのリールと他のショート動画にはどのような違いがあるのでしょうか。
リール | ストーリーズ | TikTok | YouTube Shorts | |
公開期間 | 永続的(プロフィールに残る) | 24時間限定 | 永続的 | 永続的 |
視聴者の範囲 | フォロワー + 不特定多数 | フォロワー中心 | 不特定多数 | 不特定多数 |
動画の長さ | 最大90秒 | 数秒〜15秒程度 | 最大10分 | 最大60秒 |
以下で詳しく見ていきましょう。
ストーリーズとの違いは?
リールとストーリーズの主な違いは、公開期間と視聴者範囲にあります。
ストーリーズは24時間限定で公開され、親しいフォロワーとの一時的なコミュニケーション向けです。
一方、リールはプロフィールに永続的に残り、不特定多数のユーザーにも表示されるため、新規視聴者の獲得に役立ちます。
また、ストーリーズはスライドショー形式で複数の画像や短い動画を繋げるものですが、リールは最大90秒の動画を本格的に編集でき、よりクリエイティブな表現が可能です。
TikTokとの違いは?
リールとTikTokは、対象ユーザー層とコンテンツのスタイルで違いがあります。
TikTokは若年層に特化し、ダンスやエンタメ性の高い動画が主流ですが、リールは教育的な内容やライフスタイルに対応した幅広いコンテンツが特徴です。
アルゴリズムにも違いがあります。
TikTokはユーザーの興味を分析して新しい動画を積極的に推薦しますが、リールはフォロワーとの関係性やエンゲージメントを重視します。
また、TikTokの動画は最大10分ですが、リールは最大90秒と短めです。
YouTubeショート動画との違いは?
YouTubeショートとリールは、動画時間に違いがあります。
YouTubeショートは最大60秒なのに対し、リールは最大90秒と長めです。
このように「ショート動画」と一口に言っても、種類はさまざまです。
しかし、インスタのリールでは若年層向けにエンタメ的な内容や価値ある情報発信をすることで、大きくフォロワーを伸ばせる可能性があります。
次に、インスタでリールを活用するメリットを見ていきましょう。
インスタでリールを活用する3つのメリット
インスタの運営側も、リール動画での収益化を解禁し、その投稿を積極的に推進しています。
集客・売上アップのためにインスタを利用する企業・個人事業主にとって、これは朗報です。
リールを使うメリットは、大きく分けて3つあります。
- 商品やサービスの認知度をアップできる
- 狙いのターゲット層にリーチできる
- フォロワー数を増やせる
ひとつずつ見ていきましょう。
メリット①:商品やサービスの認知度をアップできる
リールはフィード投稿などと異なり、自分をフォローしていないユーザーの検索画面や発見タブにも表示されるため、インプレッションの増加が期待できます。
つまり、通常投稿(フィード)とは異なり、新規フォロワーを獲得する絶好の機会になり、アカウントの成長を促進してくれるのです。
また、リール投稿はフィード投稿よりも画面上で大きく表示されるため、視認性が高く、視覚的な訴求力も抜群です。
短時間で強い印象を与えられるリールは、商品の特徴や使い方を視覚的に伝えるのにも適していると言えるでしょう。
具体的な利用シーンを提示することで、視聴者が商品をイメージしやすくなり、購買意欲の向上につながります。
「長い動画のほうが分かりやすいけど、そんなものを見ている時間はない」という近年の忙しいSNSユーザーのニーズを満たしているのがリール動画です。
メリット②:狙いのターゲット層にリーチできる
リールは、ユーザーの興味や関心に基づいて表示されるため、ターゲット層に直接アプローチできます。
たとえば、若年層にはトレンド感のある動画、中高年層には実用的な情報を含む内容を提供することで、より効果的に響くコンテンツが作成可能です。
また、最大90秒という長さも魅力的。商品やサービスの魅力を簡潔に分かりやすく伝えられる時間が用意されているのが、リールの特徴だと言えます。
さらに、ターゲティング戦略を取り入れることで、新規顧客の獲得や既存顧客との関係性強化にも役立ちます。
メリット③:フォロワー数を増やせる
リールは発見タブやリールタブに表示されるため、幅広いユーザーに視聴される可能性があります。
Instagramのアルゴリズムは、興味を持つユーザーに動画を優先的にリール動画を表示するアルゴリズムになっています。
つまり、インスタ運用者側にとってみれば「フォロワーを増やしやすい環境」になっているのです。
さらに、リールはブランドや商品の魅力を短時間でアピールできるコンテンツです。
多くの人にリーチし、魅力を伝えられるツールであるリールは、フォロワー増加に直結します。
フォロワーが増えれば、アカウント自体の影響力が高まり、売上や集客の悩みをインスタで解決できるようになるでしょう。
リール動画の作り方・投稿方法【計4ステップで解説】
ここからは、具体的にインスタのリール動画の作り方・投稿方法を解説します。
リール動画の投稿は非常に簡単で、以下の4ステップで完結します。
- リールモードを選択する
- 動画を撮影・編集する
- 編集・カバー画像を設定する
- 投稿してシェアする
それぞれ順番に解説するので、一緒に手を動かしながらご覧ください。
STEP①:リールモードを選択する
まずは、Instagramのアプリを開いて、画面右上の「+」をタップしましょう。
そして「作成」を選択して「リール」を選ぶと、リール動画を投稿する専用の撮影画面が表示されます。
ただし、すでに撮影・編集済みの動画を投稿したい場合はここで動画を選択して、STEP③に進みましょう。
STEP②:動画を撮影・編集する
カメラを対象に向け、中央の録画ボタンを押して撮影を開始します。
録画ボタンをスライドすると、エフェクトやフィルターを使えます。
撮影後でもエフェクトを追加でき、左メニューではBGMや撮影時間を調整可能です。
STEP③:編集・カバー画像を設定する
撮影した動画をBGMやエフェクトでさらに加工します。
画面上部メニューでテキストやスタンプを追加すれば、クリエイティブな表現が可能です。
「カバーを編集」をタップして、動画内のシーンやスマホの画像からカバー画像を選び、見栄えを整えましょう。
STEP④:投稿してシェアする
編集が終わったら「次へ」をタップして投稿内容を確認します。
問題がなければ「シェア」を押して投稿完了です。
投稿したリールは発見タブやリールタブに表示され、より多くのユーザーに届く仕組みです。
バズりたい人必見!リールの再生数を増やすコツ5つ
インスタのリール動画は拡散力が高く、バズる可能性の高いコンテンツです。
インスタ運用を成功させるには継続的なコンテンツの投稿が不可欠ですが、バズることで短期間で大幅にフォロワーを伸ばせる可能性があります。
ここでは、バズるリール動画の作り方として以下の5つのコツを解説します。
- ハッシュタグを活用する
- 開始0.5秒〜3秒以内で興味を惹きつける構成にする
- 離脱されない動画構成にする
- 動画の最初と最後を自然とつなげる
- 投稿ジャンルを絞る
ひとつずつ見ていきましょう。
コツ①:ハッシュタグを活用する
リールを多くの人に見てもらうためには、適切なハッシュタグを活用しましょう。
トレンドに合ったタグやニッチなタグ(例:#モンゴル旅行、#簡単時短レシピ)を組み合わせることで、興味を持つユーザーに届きやすくなります。
インスタでは最大30個までタグを使用できるので、関連性の高いタグを優先的に選ぶことが重要です。
また、ハッシュタグは発見タブに表示されやすくする効果もあります。
投稿内容に適したタグを選ぶことでエンゲージメントを促進し、再生数アップにつながるでしょう。
コツ②:開始0.5秒〜3秒以内で興味を惹きつける構成にする
リール動画の最初の数秒は、視聴者の関心を引きつける重要なポイントです。なぜなら、多くのユーザーが開始数秒で「面白そうか」「役立ちそうか」とリール動画を判断し、スワイプしていくからです。
そのため、ユーザーに興味をもたせるビジュアルや音楽を開始数秒で取り入れましょう。
例えば、インパクトのあるキャッチフレーズや驚きを与えるシーンから始めると効果的です。
さらに、問いかけや問題提起をすることで視聴者の好奇心を刺激できます。
これらの工夫により、再生数とエンゲージメント率を大きく向上させられるでしょう。
コツ③:離脱されない動画構成にする
リール動画の再生数を増やすには、視聴者が最後まで見たくなる構成が欠かせません。
一貫したストーリーラインや、明確なメッセージを設定しましょう。
テンポの良い編集や視覚的なアクセント(テキストやエフェクト)を活用することで、視聴者の関心を持続させられます。
さらに、異なるカットやアングルを取り入れることで、飽きさせない演出を行うのも効果的です。
視聴者を最後まで引きつけることで、動画の再生数・維持率が高まり、アルゴリズムによるおすすめにも載りやすくなります。
コツ④:動画の最初と最後を自然とつなげる
リール動画はループ再生される仕組みです。
そのため、冒頭と終了部分を自然につなげる構成にすることで、視聴者が2周目、3周目と繰り返し視聴するループを発生させられます。
例えば、最初に問題を提起し、最後にその答えを示すような一貫性のあるストーリーが有効です。
また、視聴者に「もう一度見たい」と思わせる仕掛けを作ることも大切です。
なめらかなループ動画は視聴時間を増やし、アルゴリズムが再生数をさらに伸ばす結果につながります。
コツ⑤:投稿ジャンルを絞る
リール動画の成功には、投稿ジャンルの一貫性が重要です。
インスタのアルゴリズムは、各ユーザーの趣味や嗜好に合わせて動画を表示します。
そのため、特定のテーマやスタイルに特化した動画を投稿すると、関心のある視聴者にアプローチしやすくなります。
例えば、美容系アカウントならスキンケア製品の使い方や効果に焦点を当てた動画を作成することで、視聴者の信頼を得やすくなります。
一貫性のある投稿はブランド認知度を高めるだけでなく、専門性の印象を与え、フォロワーの増加にも寄与します。
裏を返せば、毎回異なるジャンルのリールを投稿していると、せっかくプロフィールに訪れてくれた潜在顧客がフォローしてくれません。
特定分野で影響力を高めることで、リールが多くの人にシェアされ、さらなるバズを引き起こすチャンスをつかめるでしょう。
まとめ:インスタのリール動画で効率よくターゲット層のユーザーにリーチしよう
Instagramのリールは、手軽に視覚的なインパクトを与えられるショート動画機能で、新規ユーザーへのリーチやブランドの認知度向上に大いに役立ちます。
適切なハッシュタグの活用や視聴者を引きつける構成、ジャンルの絞り込みなどの工夫をすることで、再生数を増やしやすくなります。
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リールを上手に活用し、ターゲット層に効果的にアプローチして、Instagram運用をさらに強化していきましょう。
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