最近、ChatGPTを装った偽アプリが急増しています。
誤って利用すると、個人情報の流出や高額請求のリスクがあり危険です。
そこで、今回は本物のChatGPTアプリを安全に利用するための見分けるポイントを3つ紹介します。
この記事では、偽アプリの危険性と対策を解説し、安全にChatGPTを利用する方法を紹介します。
偽アプリをインストールする前に、ぜひ確認しましょう。
本物はどれ?偽物のChatGPTアプリとの見分け方3つ
偽アプリをダウンロードしたことで高額な請求が発生したり、ウイルスに感染したケースが報告されています。
以下に、違いがわかる一覧表をまとめました。
チェックポイント | 本物(公式) | 偽物(詐欺アプリ) |
アイコン | OpenAIの公式デザイン | 色や形が微妙に違う、ぼやけている |
URL | https://chat.openai.com/ | chatgpt〇〇.com など不自然なドメイン |
提供源(アプリ) | 「OpenAI」と明記 | 別の会社名や個人名 |
評価・口コミ | 星4以上、レビュー数30万件以上(2025年3月時点) | 低評価が多い 不自然に高評価ばかり |
広告の有無 | なし(公式は広告を出さない) | 「無料ダウンロード」「簡単に稼げる」などの怪しい広告 |
料金体系 | OpenAI公式のChatGPT Plus(月額課金) | 高額なサブスクリプションや不正請求 |
ここでは、本物のChatGPTアプリを見分ける3つのポイントを厳選して紹介します。
- アイコンを確認する
- URLを確認する
- レビューや口コミを確認する(アプリのみ)
ひとつずつ見ていきましょう。
方法①:アイコンを確認する
本物のChatGPTアプリのアイコンは以下のとおりです。

偽アプリは本物に似せて作られていますが、細部のデザインが異なっています。
特に、アイコンの形や色が異なったり、ぼやけている場合は要注意です。
アイコンをしっかり確認することで、偽物を見抜く手がかりになります。
方法②:URLを確認する
ChatGPTを使う前に、必ず公式サイトのURLを確認しましょう。
- 本物のURL:「https://chat.openai.com/」
- 偽物の可能性があるURL例
- 「chatgpt〇〇.com」
- 「〇〇chat.com」
- 「openai-〇〇.com」
また、アプリをダウンロードする際は「提供元の確認」も大切です。
公式の提供元は 「OpenAI」 となっています。
提供元が異なる場合は偽物の可能性があります。
方法③:レビューや口コミを確認する(アプリのみ)
アプリが本物かどうかを見極めるには、アプリストアのレビューや口コミを確認するのが有効です。
特に評価の高さやレビュー数、口コミの内容をチェックすることで、信頼できるアプリかどうかを判断できます。
例えば、本物のChatGPTアプリは一般的に4つ星以上の高評価を得ており、2025年3月時点でレビュー数は30万件以上あります。
また、実際に使用した人の具体的な感想が詳しく書かれているケースが多いため、利用者のリアルな意見を参考にできます。
偽アプリは評価が少ない、不自然に高評価が多いなどの特徴があります。
アプリの評価や口コミをチェックし、少しでも違和感がある場合はダウンロードを控えるのが安全です。
また、ChatGPTについての知識を事前に持っておくことも、偽アプリに騙されないために大切です。
こちらの記事でChatGPTや生成AIの仕組みについて分かりやすく解説しているので、ご確認いただければ幸いです。
偽物のChatGPTアプリを使ってしまったときの対処法4選

誤って偽アプリをインストールすると、個人情報流出や不正請求のリスクがあります。
でも、安心してください。適切に対処すれば被害を抑えられます。
ここでは、今すぐできる4つの対策を紹介します。
- サブスクリプションを解約する
- アカウントを削除する
- アプリをアンインストールする
- 登録した重要な情報の変更
それぞれ詳しく解説します。
1. サブスクリプションを解約する
最初に行うべきなのは、偽アプリのサブスクリプション(定期購入)の解約です。
クレジットカード情報を登録していると、不正請求される可能性があるため、迅速に対応しましょう。
解約方法は使用しているデバイスによって異なるので、各自で調べてみてください。
ただし、偽アプリでは正常に解約できないケースもあります。その場合は、クレジットカードの取引履歴を確認し、不審な請求があればカード会社に連絡しましょう。
必要に応じてカードの再発行を依頼するのも有効です。
2. アカウントを削除する
偽アプリにアカウント情報を登録した場合、その情報が悪用されるリスクがあります。
まずは、アプリ内の「設定」メニューから「アカウント削除」または「データ管理」へ進み、アカウントを削除しましょう。
ただし、偽物のアプリでは削除手続きが機能しないこともあるため、その場合はOpenAIの公式サポートに問い合わせ、適切な対応を確認することが重要です。
また、登録したメールアドレスのパスワードを変更し、他のサービスへの不正アクセスを防ぐことも忘れずに行いましょう。
アカウント削除後は再ログインできなくなる可能性があるため、必要なデータがあれば事前にバックアップを取ることをおすすめします。
3. アプリをアンインストールする
アプリを削除するだけでは不十分な場合があるため、慎重に対応してください。
アンインストールする前に、サブスクリプションの解約やアカウント削除を済ませておきましょう。
また、スマホのセキュリティを確保するために、ウイルス対策ソフトを実行し、デバイスをスキャンして不審なファイルがないか確認することも重要です。
定期的なセキュリティチェックを行い、不審なアプリがないか確認する習慣をつけましょう。
4. 登録した重要な情報の変更
偽アプリを利用したことで、個人情報やクレジットカード情報が漏洩している可能性があります。
まず、パスワードを変更し、不正アクセスを防ぎましょう。
特に、銀行口座やクレジットカードの暗証番号(PIN)も優先的に変更することが重要です。
また、メールアドレスや電話番号が悪用されるリスクがある場合は、新しいものに切り替えるのも有効です。
加えて、多要素認証(MFA)を設定すれば、ログイン時のセキュリティが強化されます。
同じパスワードを長期間使用せず、定期的に変更することも大切です。
最後に利用履歴を確認し、不審なログインや取引がないかチェックしましょう。
特にクレジットカード情報を登録していた場合は、すぐにカード会社に連絡し、必要ならカードの再発行を依頼することで、さらなる被害を防ぐことができます。
【初心者必見】100%安全な本物ChatGPTの登録方法と始め方を徹底解説

偽アプリを避けるためには、本物のChatGPTを正しく利用することが大切です。
ここでは、安全に本物のChatGPTを始める方法と、基本的な使い方を解説します。
本物のChatGPTの登録方法・始め方
偽物を避けるために、必ずOpenAIの公式サイトまたは公式アプリストアから利用しましょう。
まず、ChatGPTは以下の正規ルートでのみ提供されています。
- Webブラウザ版:「https://chat.openai.com/」
- iOS(iPhone/iPad)版:App Storeで「ChatGPT」を検索し、開発者が「OpenAI」であることを確認
- Android版:Google Playで「ChatGPT」を検索し、開発者が「OpenAI」であることを確認
偽アプリは「OpenAI」と似た名前を使っていることがあるため、提供元が必ず「OpenAI」になっているかチェックしましょう。
アカウントの登録手順は以下のとおりです。
- 公式サイト(https://chat.openai.com/)・アプリにアクセス
- 「TRY CHATGPT」をクリック
- 「Sign up」を選択し、メールアドレスまたはGoogle/Microsoftアカウントで登録
- メール認証を行い、その後、電話番号を入力
- SMSで送信された6桁のコードを入力し、本人確認を完了
登録が完了すれば、無料でGPT-3.5モデルを利用できます。
本物のChatGPTを正しく使い、安全にAIの便利さを活用しましょう。
本物のChatGPTの使い方
ChatGPTの使い方はとてもシンプルです。まず、公式サイトにログインしましょう。

画面下部にある入力欄に質問を入力し、送信ボタンを押せば、すぐにAIが回答を返してくれます。
知りたいことがあれば、会話を続けるだけで大丈夫です。
「もっと詳しく教えて」や「別の言い方で説明して」とリクエストすると、追加の情報を得られます。
ChatGPTは「まるで人と話しているように情報が得られる」ため、物知りな家族や友人と話すイメージで使えば大丈夫です。
ChatGPTひとつで、文章や画像の生成、プログラミングなど幅広い用途に活用できます。
ChatGPTの活用方法を知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
偽物のChatGPTに関するよくある質問

偽のChatGPTアプリやサイトについて、多くの人が疑問や不安を感じています。
ここでは、よくある質問とその答えをわかりやすく解説します。
本物と偽物を見分け、安全にChatGPTを利用するために、ぜひ参考にしてください。
Q1. 本物のChatGPTは何種類ありますか?
本物のChatGPTは1種類です。3つの利用方法があります。
1つ目はWeb版で、公式サイトにアクセスする方法です。
2つ目はスマホアプリ版で、iPhoneならApp Store、AndroidならGoogle Playからダウンロードできます。どちらも開発者が「OpenAI」になっていることを確認しましょう。
3つ目はデスクトップ版で、パソコン専用のアプリとして提供されています。これは、より便利にChatGPTを活用したい人向けの選択肢です。
Q2. ChatGPT以外にも偽サイトはありますか?
ChatGPT以外にも、有名なAIツールやウェブサービスを装った偽サイトが多数存在します。
例えば、GoogleやAmazonを名乗るフィッシング詐欺サイトも報告されています。
なぜ偽サイトが多いのかというと、詐欺グループにとって「AIブーム」がチャンスになっているからです。
人々の関心が高まると、それに便乗して偽物を作る犯罪者が増える傾向があります。
安全にインターネットを利用するためには、公式サイトのURLを必ず確認し、不審な広告やリンクはクリックしないことが大切です。
不安な場合は、信頼できる人や専門家に相談しましょう。
弊社「吉和の森」では、AI詐欺に関する無料相談(30分)を受け付けています。
「これって安全かな?」と少しでも不安に思ったら、気軽にお問い合わせください!
Q3. 偽物のChatGPTアプリを使ったらどうなるの?
偽物のChatGPTアプリをインストールすると、個人情報の盗難や不正請求のリスクがあります。
例えば、アカウント情報やクレジットカード情報を入力すると、それが悪用される可能性があります。さらに、偽アプリの中には、スマホにウイルスを仕込んで勝手に広告を表示したり、データを抜き取ったりするものもあります。
偽アプリをインストールしてしまった場合は、すぐに削除し、登録した情報を変更することが重要です。
また、怪しい取引がないかクレジットカードの明細を確認し、必要ならカード会社に連絡しましょう。
Q4. Googleなどの広告からなら安全?
GoogleやYahoo!の広告に出ているサイトだからといって、安全とは限りません。
実際、詐欺グループは広告を利用して偽サイトに誘導することがあります。
特に「ChatGPTを無料でダウンロード」「AIで簡単に稼げる」といった広告には要注意です。
本物のChatGPTを利用する際は、広告経由ではなく、公式サイトや公式アプリストアから直接アクセスすることが大切です。
公式サイトをブックマークしておくと安心です。
Q5. 本物のChatGPTでできることは?
本物のChatGPTは、日常生活からビジネスまで幅広く活用できます。
例えば、文章の要約や翻訳ができるため、長い記事を短くまとめたり、英語のメールを和訳したりするのに便利です。また、ブログ記事やレポートの作成をサポートしたり、プログラムのコードを自動生成したりすることも可能です。
他にも、ChatGPTでできることを知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
本物のChatGPTを正しく使えば、毎日の生活がより快適になります。偽物に騙されないように注意しながら、便利な機能を活用していきましょう。
まとめ:ChatGPT詐欺から身を守って、安全なAI活用を目指そう

ChatGPTの人気が高まる一方で、偽アプリや詐欺サイトも増えています。
偽アプリを利用すると、個人情報が盗まれたり、不正請求の被害に遭う可能性があります。
本物を見分けるためには公式サイトや公式アプリストアを利用し、アイコンやURL、提供元を必ず確認することが大切です。
偽物を使ってしまった場合はすぐにサブスクリプションを解約し、アカウントの削除やセキュリティ対策を行いましょう。
また、不安を感じたら、一人で悩まずに専門家に相談することが重要です。
「吉和の森」では、AI詐欺に関する無料相談を受け付けています。「これって危ないのかな」と少しでも不安に思ったら、気軽にお問い合わせください