【専門家コラム】スポーツ系推薦入試の各種期間について(その1)

スポーツ推薦系の入試を受けた高校生の方々の中には、合格を勝ち取り大学の練習が始まるまでの束の間のゆっくり出来る時間を過ごしていらっしゃる人もいるのではないでしょうか?

一方でまだまだスポーツ推薦系の入試を受験出来る大学があるので、準備を一生懸命している人もいるでしょう。サッカーやラグビーの全国大会はこれからなので、最後の詰めで必死に練習をしている人もいるでしょう。

今回はスポーツ系推薦入試の各種期間について考えてみましょう。

タイミングや期間については、受験生と親御さんは大きく5つのタイミングを気にしていなくてはなりません。それは、出願申請の期間・受験日の重なり具合・入学手続きの為の費用を支払う期間・平均評定値の必要最低基準値の成績対象期間・各種大会出場が条件になっている場合の出場基準対象期間です。受験を思い立った時には既に期間や期日が過ぎてしまっていたでは残念すぎますよね。しっかり調べておく必要があります。では以下それぞれの項目について見てみましょう。

先ずはスポーツ推薦系の入試の要項は、いつ発表されるのでしょうか?

通常は6月以降頃に発表され始めます。一般的には私立大学の方が国公立大学に比べて発表が早い傾向があります。ホームページで先ずは日程や概略が発表され、その後詳しい要項を発表する大学もあれば、同時に発表する大学もあります。大学に問合せないと教えてくれない学校もありますので、気になる大学があれば直接大学に確認が必要です。ここまでは公募制の入試をしている大学について書いて来ました。大学が直接声を掛けて入試を行う大学も強豪校の大学の場合多いので、公募入試以外で受験する場合は早めに大学に確認した方が良いでしょう。現在高校2年生の方は、今もう確認しても良いと思います。

次に出願申請の期間についてですが、

Web出願は必ず行う大学が多く、郵送での出願もWeb出願登録後やるようになっている大学が多いですが、期限はWeb出願も郵送での出願も同日までか、1~2日郵送の出願期限が長い大学も有ります。大学によっては期間がとても長い場合もありますが、通常はそんなに長くありませんので複数の大学を受験予定の方は、一覧表を作成する事をお勧めします。カレンダーに書き込むか、Excelやスプレッドシート等で作成しても良いでしょう。同時にこの期間までに行わなくてはならないのが出願資料の用意です。英検やTOEICのスコア―や合格証明書を求める大学もあります。資料が届くのに時間も掛かりますから、早めの用意開始が必要です。高校の学校推薦書が必要な場合は、出来るだけ早く担任の先生に伝えましょう。高校の中で教師の皆さんたちの会議等で決定されるでしょうから急には容易出来ないと思われます。スポーツの実績証明書等も時間が掛かりそうなものは全て早め早めに行動をしましょう。大学の部活動の方々の推薦等が必要な場合もあります。出願資料は大学によってかなり異なります。十分に調べて早く用意を開始する事を心掛けましょう。間に合わなかったというのが一番つらいですよね。要項のホームページでの掲載を忘れてしまう大学も有るかもしれません。発表が遅いなあと思う時は、躊躇せずに大学の入試課に問合せるようにしましょう。

次に受験日についてです。

そもそも受験日が休日なら良いのですが、平日の場合は中間考査や期末考査と重ならないか、休日の場合は大きな大会等に重ならないか気になるところだと思います。これらを考慮してくれる大学は少ないのではないでしょうか?目指して来たのに受験出来ないとギリギリで気付くとつらいですよね。過去の実施日なども参考にしながらきちんと前もって調べておきましょう。受験日は大概が1日で終わるケースが多い様ですが、2日間にわたって行われる場合も有ります。受験科目に実技が含まれる様な大学が2日間実施するケースが多いのではないでしょうか。

 

◆過去の記事

⇒ スポーツ系推薦入試の各種期間について(その1)

⇒ スポーツ系推薦入試の各種期間について(その2)

⇒ スポーツ系推薦入試の各種期間について(その3)

 

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