サイトリニューアル時に行う10のSEO対策。アクセス減少した失敗例や注意すること

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サイトのリニューアルは、利便性やアクセス数を伸ばすチャンスですが、SEO対策の部分を軽視するとアクセス減少などの失敗をする恐れがあります。

サイトのリニューアル時に抑えておきたいSEO対策や失敗例、注意点について解説します。

サイトリニューアルの際に押さえたいSEO対策10選

大幅な更新やリニューアルをきっかけにこれまで上手くいっていたSEO対策が上手くいかなくなることがあります。リニューアルの結果Googleからの評価が下がってしまったりリセットされてしまうことが原因です。

サイトリニューアルの際に、SEO対策の観点から抑えておきたい点をご紹介します。

タイトル、見出し、メタディスクリプションの見直しと再設定

サイトのリニューアル時には、タイトルや見出し、本文テキストなどのコンテンツを刷新する場合があります。

その際、titleやh1といったタグの設定が適切か、必要なキーワードが盛り込まれているかをチェックしましょう。

怠ると、検索エンジンの評価損失につながる場合があります。

XMLサイトマップの設定

XMLサイトマップは、Googleなどの検索エンジンに向けて自サイトの構成やページ、画像や動画、テキストなどの情報を効率的に知らせるファイルです。

検索エンジンのクローラーがサイト内の構造を把握しやすくします。

リニューアル時も、XMLサイトマップの設定は必ず対応しましょう。

パンくずリストの設定

パンくずリストとは、サイトを訪れたユーザに今階層のどこにいるかを表示したリストです。おおむねサイトの上部に「ホーム>設定>マイページ」のように表記されます。

設定しておくことで、ユーザビリティが高まります。

スマートフォンへの対応

サイトへのアクセスは、もはやスマートフォンからの閲覧が圧倒的に多数派です。

スマートフォンに対応していないと、離脱を招いたり、Googleの評価を落としてしまう可能性が高くなります。

特に、PC向けとスマートフォン向けで別のURLを用いている場合は設定が必要です。

内部リンクの整理・再設置

リニューアルで内部リンクの構成を改善することはよくあります。

ただし、不用意に内部リンクを削除すると、SEO対策上でマイナスに働く場合があります。内部リンクには、ページをクローラーに見つけさせ、重要なページの位置を伝える役割があるためです。

内部リンクの整理や再設置は慎重に行いましょう。

基本は1ページ1キーワード

SEO対策の基本は、1ページに1つのキーワードでコンテンツを作成を行うことです。

上位表示を狙うためには、キーワードを精査して絞り込み、制作の方針として徹底しましょう。

1つのコンテンツに検索キーワードを詰め込むとペナルティの原因になり、SEO的に不利となる可能性もあります。

重複したコンテンツの整理

サイトが大規模になったり、管理者が何度か交代したサイトは、重複コンテンツが存在する可能性があります。

重複コンテンツはサイトのSEO評価を下げてしまうため、放置せずに、サイトリニューアルで削除や調整をすることが重要です。

SSL対応

SSLとはインターネット上の通信を暗号化するシステムです。SSL化されていないサイトはユーザーに警告が表示され、Googleからも低い評価を受けます。

また、通信データの改ざんなどのリスクも高まります。

SSLには必ず対応しましょう。

削除したページは404を設定

サイトリニューアルでページを削除する場合は404の設定をしましょう。

404とは削除したページをユーザーが閲覧した際に表示するエラーメッセージのようなものです。

新しいページを対応させて作成する場合はリダイレクトを行います。

404設定は、削除後対応するページを作らない場合のみです。

リニューアル前後にはGoogleアナリティクスを利用

Googleアナリティクスで、リニューアル前後のアクセスの増減を比較、検証します。

データを比較すると、アクセス数に関して問題があればその箇所を類推できます。

アクセス数が落ちている場合、各ページの流入をチェックするなどし、そのページのコンテンツや内部リンクをチェックしてみましょう。

リニューアル時の失敗例

次に、起こりがちなサイトリニューアル時の失敗例を解説します。

ある程度SEOについて分かっている場合でも起こりやすいミスですので、油断せずチェックを行ってください。

URL変更後にリダイレクトをしていない

リダイレクトは、サイトを新しいURLへと変更した際、旧URLから自動的に転送する仕組みです。このリダイレクトの漏れは、アクセス数が下がる最大の原因となります。

旧ページと対応する新ページとで対応表を作り、301リダイレクトで誘導しましょう。とりあえずTOPページにリダイレクトするといった雑な対応は、SEO的な評価が下がる原因となります。

対応するページが無い場合は、404(Not Found)を設定しておきます。

クローラー巡回拒否を解除し忘れる

サイトリニューアル時、移転先のサーバーでページを作成する場合によく行われているのが、robots.txtで検索エンジンのクロールを一時的に拒否することです。

この巡回拒否設定を元にもどすのを忘れてしまい、検索エンジンからクロールされない状態のままにしてしまうケースがあります。

こうなると新しいサイトのコンテンツ内容が認識されず、検索結果にインデックスされない、検索順位が上がらないなどの事態が発生します。

コンテンツの大量削除

サイトのリニューアル時には、それまでテキスト表示していた部分を見やすさを優先して画像化するケースがよくあります。デザインを優先させ、コンテンツを減らしてしまう場合も同様です。

しかし、SEO的にはこうしたコンテンツの削除は不利に働く場合があります。リニューアル前に好評だったコンテンツが、画像化のため存在しないと判断されると、Googleの評価が下がり、検索順位の低下やアクセスの減少に繋がるのです。

コンテンツの大量削除には注意が必要です。

まとめ

サイトのリニューアルは、ある程度予算や手間をかけ、アクセスの増大やユーザビリティの改善を意図して行われる、アクティブな行動です。

しかし、本稿で触れたように、SEO的な対応を間違えるとアクセスの減少やGoogle評価の下落につながる危険性もあります。

サイトのリニューアルを行う場合は、本稿で得た知識で、充分なSEO対策を行い、サイトの向上につなげましょう。

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株式会社吉和の森 代表取締役
青森県八戸市出身。2019年11月、ライフワークとしてデジタル・マーケティングに携わり、人の役に立ちたいたいと思い起業。さまざまな業態・業種の事業案件を手掛けている。コンテンツ立ち上げ後の集客や運用、コンテンツを持っている事業者との「アライアンス業務」、「Webを使った集客」を強みとするウェブ解析士マスター、チーフSNSマネージャー、提案型ウェブアナリスト。

著書:日本一詳しいWeb集客術「デジタル・マーケティング超入門」(https://amzn.asia/d/4fMhaK8)

株式会社吉和の森:https://yoshikazunomori.com/

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