X(旧Twitter)で収益化したいけれど、「3ヶ月で500万インプレッション」という条件を見て、諦めていませんか?
確かに、公式の広告収益プログラムだけで稼ぐのは、一般のユーザーにはかなりハードルが高いです。
しかし、その条件にこだわりすぎてチャンスを逃すのは、とてももったいないことです。
Xには「公式プログラム」以外にも、初心者でも実践しやすい稼ぎ方がたくさんあります。
この記事では、X収益化の全体像を整理し、あなたのフォロワー数や状況に合った「最短で収益を得るための道筋」を解説します。
公式の条件に加え、アフィリエイトやコンテンツ販売などの外部サービスの使い方、「インプレッションゾンビ」にならずにファンを増やす運用方法まで、幅広く解説します。
X(旧Twitter)収益化の全体像|稼ぎ方は大きく2つある
Xを活用して収入を得る方法は、大きく分けて2つのパターンがあります。
多くの初心者は「Xで稼ぐ=広告収益」と考えがちですが、実は他にも方法があります。
自分に合った収益化モデルを選ぶことが、月5万円への最短ルートです。
ここでは、次の2つの方法について、それぞれの特徴とメリットを解説します。
- X単体で完結する「公式プログラム」
- Xを集客口として利用する「外部サービス活用」
まずは全体像をつかみ、自分が目指す方向をはっきりさせましょう。
パターン①:X公式のプログラムで稼ぐ
X公式の機能を使って、Xの中だけで収益を得る方法です。主に以下の4つの仕組みがあります。
①X Premium(サブスクリプション) 有料会員向けに限定コンテンツを提供し、月額料金を得るモデルです。 ②広告収益配分(Ads Revenue Sharing) 投稿のリプライ欄に表示される広告の収益の一部が還元されます。これが最も有名な「収益化」ですが、高いインプレッションが必要です。 ③スーパーフォロー 熱心なファンから月額支援を受ける機能です。 ④Tips(チップ) 投げ銭機能で、単発の支援を受け取れます。
これらはXの中だけで完結するため始めやすいですが、しっかり稼ぐには強い拡散力と多くのフォロワーが必要です。
「バズる」ことが前提となるため、初心者には難易度が高いのが現実です。
パターン②:Xで集客して外部サービスで稼ぐ
初心者が月5万円を目指すなら、こちらの方法がおすすめです。「Xで興味付けをし、外部サイトで商品を売る」という流れを作ります。
仕組みは簡単です。日々のポストで信頼を積み重ね、ブログ、YouTube、商品販売ページ(Brain/note)、アフィリエイトリンクへ誘導します。
この方法のメリットは、フォロワーが少なくても、熱心なファンがいれば収益化できる点です。例えば、フォロワー500人でも、専門性の高い発信をしていれば、紹介した商品が購入されやすくなります。
この方法では、Xはあくまで「入り口」として使います。長文ポストや図解で価値を提供し、「この人の紹介なら安心だ」という信頼関係を築くことが、成約率を高められるのです。
Xを集客に使って稼いでいる人がほとんど
実際、Xで安定して稼いでいる人の多くは、パターン②の「集客利用」です。公式の広告収益だけで生活している人は、一部の有名人や影響力の大きいユーザーに限られます。
ブロガー、YouTuber、個人事業主などは、Xを「最強の集客ツール」として活用しています。例えば、自分の得意なスキルをXで発信して信頼を得てから、有料のオンライン講座やコンサルティングを販売する流れです。
この方法は、アルゴリズムの変更による影響を受けにくく、長く続けやすい収益化方法です。「拡散」よりも「信頼構築」を重視するため、精神的にも健全に運用できます。
【2025年最新】Xアルゴリズム完全攻略ガイド!あなたの投稿は伸びない原因と投稿を伸ばすための10の必須アクションを解説
『デジタル・マーケティング超入門』の著者が
「Web集客の仕組み」で売上を創ります
【必須知識】X公式「収益化プログラム」の条件と仕組み

「やはり公式の収益化も気になる」という方のために、具体的な条件を解説します。ハードルは高いですが、目指す価値はあります。
Xの広告収益分配プログラムに参加するには、厳しい基準をクリアしなければなりません。単にアカウントを作れば良いわけではなく、「影響力のあるアカウント」への認定が必要です。
ここでは、絶対にクリアしなければならない3つの必須条件と、実際の収益目安を解説します。
3つの参加条件(フォロワー数・インプレッション数)
X公式の収益化プログラム(広告収益配分)に参加するには、以下の3つの条件をすべて満たす必要があります。
- X Premium(旧Twitter Blue)への加入
- フォロワー数500人以上
- 過去3ヶ月のインプレッション数500万以上
これらは1つでも満たしていないと、申請できません。特に「3ヶ月で500万インプレッション」の壁が厚く、多くのユーザーがここで挫折します。
しかし、これらをクリアできる運用力があれば、外部収益化でも十分に成功できるポテンシャルがあります。
条件①:X Premium(旧Twitter Blue)への加入
まず、有料サブスクリプションである「X Premium(旧Twitter Blue)」または「Verified Organizations」への加入が必須です。
これは単なる課金ではなく、「本人確認済み」の証である青バッジ(認証マーク)の取得を意味します。X Premiumに加入することで、長文投稿や投稿後の編集機能などが解放されるだけでなく、アルゴリズム上で優先表示されやすくなるメリットもあります。
収益化を目指すなら、まずはこの「土俵」に立つ必要があります。月額料金(約980円〜)がかかりますが、必要経費と割り切りましょう。
条件②:フォロワー数500人以上
次に、フォロワー数500人以上が必要です。
これは「最低限の発信力があるか」を測る指標です。500人というのは、毎日コツコツと有益な発信を続け、自分から積極的にリプライなどの交流を行えば、1〜3ヶ月程度で達成可能な数字です。
相互フォロー企画などで数だけ増やすのではなく、あなたの発信に興味を持ってくれる「アクティブなフォロワー」を増やすことが重要です。
フォロワー500人は、X運用の基礎ができているかの最初のテストです。
【中小企業向け】担当者1人でOK!X企業アカウントの運用方法を解説!フォロワー1000人までのロードマップ
条件③:過去3ヶ月のインプレッション数500万以上
最大の難関がこれです。直近3ヶ月間の投稿の合計インプレッション(表示回数)が500万回以上必要です。
単純計算すると、1ヶ月で約167万回、1日あたり約5.5万回の表示が必要になります。通常の投稿だけでこの数字を叩き出すには、定期的に「バズる」投稿を生み出すか、一日に何十回も投稿して露出を稼がなければなりません。
この条件をクリアするために、過激な投稿や無意味なリプライを繰り返す「インプレッションゾンビ」化してしまうユーザーもいますが、それは長期的な信頼を損なうため推奨できません。
Xの収益化プログラムはどれくらい稼げる?目安と計算式
苦労して条件を達成した後、実際どれくらい稼げるのでしょうか?
- 収益の計算方法は公開されていませんが、「インプレッション数 × 単価」が目安になります。
- 単価の目安:一般的には100万インプレッションあたり数百円〜数千円程度と言われています(時期や広告主の出稿状況により大きく変動します)。
- 現実的なライン:月間数百万インプレッションを維持して、やっと月数千円〜数万円です。
つまり、公式プログラムだけで「月5万円」を稼ぐには、数千万インプレッションレベルの拡散力が必要です。
初心者にとっては、労力に見合わない可能性が高いのが現実。だからこそ、次章で紹介する「外部収益化」との併用が必須です。
【初心者向け】公式条件を満たさずにXで稼ぐ5つの方法

ここからが本題です。500万インプレッションの壁を越えられなくても、月5万円を稼ぐことは十分に可能です。
むしろ、フォロワー数千人規模の「マイクロインフルエンサー」にとっては、こちらの方法の方が収益性は高いです。自分の得意分野や、確保できる作業時間に合わせて、取り組みやすいものから選んでみてください。
収益化手法 初心者おすすめ度 収益発生までの速さ 主な商品 メリット デメリット 1. アフィリエイト ★★★ ◎ 他社商品 在庫不要で始めやすい 低単価になりがち 2. コンテンツ販売 ★★☆ △ 自分の知識 利益率が高い・資産になる 商品作成の手間がかかる 3. スキル販売 ★★☆ ◎ 自分の労働 実績が直接お金になる 労働集約型(時間が減る) 4. ブログ・YouTube ★☆☆ △ 広告・他社商品 資産性が高くリスク分散になる 構築に時間がかかる 5. 企業PR案件 ★☆☆ △ 企業の依頼 商品を無料で試せる・単価が高い 一定のフォロワー数が必要
1. アフィリエイト(Amazon・楽天・ASP)
最も手軽に始められるのがアフィリエイトです。自分が良いと思った商品を紹介し、そのリンク経由で購入されると報酬が発生する仕組みです。
アフィリエイトには、大きく分けて「物販系」と「ASP系」の2つの手法があります。
Amazonや楽天などの物販系は、実際に使った本やグッズを紹介するため、読者の購入ハードルが低く、初心者でも初報酬を得やすいのが魅力です。
一方、A8.netなどのASP系は、転職やスクールなどのサービスを扱います。成約の難易度は上がりますが、1件あたりの報酬が高額なため、大きく稼ぎたい方に適しています。
種類 具体例・商材 報酬単価 特徴・おすすめ 物販系 Amazon、楽天
(本、ガジェットなど)低め 購入されやすく
初心者におすすめASP系 A8.netなど
(美容、転職、スクール)高め
(数千円〜1万円)単価が高く
収益性重視におすすめ
まずは物販で感覚を掴み、徐々にASPに挑戦するのも一つの戦略です。
2. コンテンツ販売(Brain・Tips・note)
自分の知識やノウハウをデジタルコンテンツとして販売する方法です。在庫リスクがなく利益率が高いうえに、一度作れば資産として残り続ける点が最大のメリットです。
販売プラットフォームとしては、以下が人気です。
- Brain(ブレイン)
- note
- Tip など
「Xのフォロワーを1000人に増やした方法」や「未経験から月5万稼ぐロードマップ」、あるいは「ダイエット成功の記録」など、あなた自身の経験や工夫そのものが商品になります。
販売戦略は、いきなり売り込まず、Xでノウハウの一部を無料で出し、「続きは有料で」という形で誘導するのが王道です。
「固定ポスト」に商品リンクを設置し、日々の発信で興味付けを行えば、あなたの経験を求めている人に自然と届きます。
3. スキル販売・仕事獲得(ココナラ・直営業)
Xのアカウントを「ポートフォリオ」として機能させ、仕事の依頼を直接受ける方法です。Webライティング、動画編集、イラスト作成、アイコン制作、SNS運用代行など、納品可能なスキルを持っている人に適しています。
具体的には、プロフィールに「〇〇の仕事募集中です」と明記し、日々の投稿で実際の制作物や実績を公開します。
ココナラなどのスキル販売サイトへのリンクを貼るのも有効ですが、X経由で直接DMをもらい契約できれば、仲介手数料がかからないため手取り額が増えるメリットがあります。
企業や個人事業主がXで外注先を探しているケースは非常に多く、「仕事ができる人」というブランディングができれば、営業をしなくても向こうから依頼が舞い込む状態を作ることができます。
4. ブログ・YouTubeへの集客装置として使う
Xの拡散力を利用して、自分のメディア(ブログやYouTube)にアクセスを集め、そこで収益化する方法です。Xはあくまで「入り口」と考え、記事や動画の「要約」や「見どころ」を投稿してリンクへ誘導します。
ブログ記事は通常、検索エンジンからの流入が増えるまでに時間がかかりますが、Xを使えば記事公開直後からアクセスを集めることができます。ブログ内のGoogleアドセンス広告やアフィリエイト、YouTubeの広告収益などが収入源となります。
Xのアカウント凍結に備えて、外部に自分のメディアを持っておくことは、リスクを分散するうえでとても重要です。
5. 企業PR案件(インフルエンサー活用)
フォロワーが増え、特定のジャンルで影響力を持つようになると、企業から「商品を紹介してほしい」という依頼(PR案件)が来ることがあります。化粧品、アプリ、食品などを実際に試し、その感想を投稿することで、固定給や成果報酬を受け取る仕組みです。
獲得の目安としては、フォロワー2,000人程度からチャンスが増えます。ASPのインフルエンサー募集に登録したり、企業担当者から直接DMで依頼が来ることもあります。
ただし注意点として、報酬目当てで自分のアカウントに合わない商品ばかり紹介すると、フォロワーの信頼を失ってしまいます。「本当にフォロワーのためになるか」を基準に案件を選ぶことが、長く稼ぎ続けるコツです。専門性を尖らせることで、マイクロインフルエンサーでも高単価な案件を獲得することが可能です。
Xで収益化を実現するための「アカウント設計」3つの鉄則

どの方法を選ぶにしても、共通して重要なのが「アカウントの設計」です。ただ闇雲に呟いていても、収益にはつながりません。
「誰に」「何を」届けるアカウントなのか。ここがブレていると、いくらフォロワーが増えてもモノは売れません。
収益化を成功させるために、絶対に外せない3つの鉄則を解説します。運用を始める前に、必ずここを固めておきましょう。
1:ペルソナ設定|誰のどんな悩みを解決するアカウントか定義する
収益化の第一歩は、ターゲット読者(ペルソナ)を明確にすることです。
「誰の、どんな悩みを解決するアカウントなのか」を一言で言えるようにしましょう。例えば「副業に興味がある人」では広すぎます。
「本業が忙しいけれど、隙間時間で月3万稼ぎたい20代会社員」くらいまで具体化します。
ペルソナが決まれば、発信すべき言葉選びや紹介すべき商品が自然と決まります。
ターゲットに「これは私のことだ!」と思わせる共感性の高い発信こそが、ファン化への近道です。
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2:インプレッションにとらわれない|「インプレッションゾンビ」にならない正しい交流とは?
収益化において、インプレッション(表示回数)よりも大切なのは「エンゲージメント(反応)の質」です。
最近問題視されている「インプレッションゾンビ」のように、バズっている投稿に無関係なリプライをして数字を稼いでも、収益には繋がりません。むしろミュートやブロックの対象となり、信頼を失います。
大切なのは、ペルソナに近いユーザーとリプライやDMで丁寧に交流することです。100回の薄いやり取りより、1回の心のこもった交流のほうが、将来のファンにつながります。
3:継続が9割|続けやすいやり方を見つけよう(AI活用など)
X運用の最大の敵は「継続できないこと」です。収益化までには最低でも3ヶ月〜半年の継続が必要です。
ネタ切れや時間不足で挫折しないために、AIツール(ChatGPTなど)を活用しましょう。ポストのネタ出し、構成案の作成、文章の推敲などをAIに任せることで、作業時間を大幅に短縮できます。「完璧を目指さず、6割の完成度でいいから毎日出す」くらいのスタンスが、結果的に一番伸びます。
【生産性10倍アップ】初心者向け!ChatGPTでできること・活用法15選
X収益化に関するよくある質問 (FAQ)

最後に、X収益化に取り組む際によくある疑問や不安にお答えします。
副業として始める場合の注意点や、実際の労力感など、リアルな部分をQ&A形式でまとめました。疑問を解消して、クリアな状態でスタートを切りましょう。
Q. 収益化すると会社にバレますか?(副業バレ)
Xで収益化しても、アカウントを見られない限り会社にバレることはほぼありません。報酬は個人の銀行口座に振り込まれるため、会社がそれを知る由もないからです。
ただし、住民税の納付でバレるリスクがあります。年間20万円以上の雑所得がある場合、確定申告が必要になりますが、その際に住民税を「普通徴収(自分で納付)」にすれば会社には通知されません。また、社内の人にアカウントを特定されないよう、本名や顔出しを避ける、位置情報をオフにするなどの対策も有効です。
Q. 収益化できない(対象外)ジャンルはありますか?
基本的にどのジャンルでも収益化のチャンスはありますが、Xの規約違反になるコンテンツはNGです。
具体的には、暴力的な内容、ヘイトスピーチ、成人の性的コンテンツ、違法行為を助長するものなどは、収益化プログラムの対象外になるだけでなく、アカウント凍結(BAN)のリスクがあります。また、「稼ぐ系」でも詐欺的な情報商材や、根拠のない医療情報なども規制の対象となりやすいです。健全で、読者の役に立つクリーンな発信を心がけましょう。
Q. noteやBrainを売ったらどれくらい稼げますか?
コンテンツの内容とフォロワーとの信頼関係によりますが、初心者でも月数万円は十分に狙える範囲です。
例えば、500円のnoteを月に20人に販売すれば1万円です。フォロワーが1000人を超え、3,000円〜5,000円の商品を作れるようになれば、月10万円以上も夢ではありません。重要なのは「価格以上の価値がある」と感じてもらうことです。無料部分でしっかりと価値提供し、信頼残高を貯めておくことで、販売時の爆発力が変わります。
Q. Xの収益化で手数料は取られますか?
はい、どの方法でも手数料が発生します。
- X公式プログラム:手数料の詳細は非公開ですが、プラットフォーム側の取り分が引かれた額が支払われます。
- note:売上の約15〜25%程度(決済手段による)が手数料として引かれます。
- Brain:12% + 事務手数料などがかかります。
- ココナラ:売上の22%(税込)が手数料です。 これらの手数料を引いた額が手取りとなるため、商品価格を決める際は手数料分も考慮して設定しましょう。
Q. Xの収益化は難しいですか?どれくらいの期間頑張ればいいですか?
「楽に稼げる」わけではありませんが、正しい方法でやれば再現性は高いです。
目安として、完全未経験の場合は3ヶ月〜6ヶ月ほどを見ておきましょう。最初の1〜2ヶ月はフォロワーが増えず、反応も薄い時期があります。
ここを耐えて、信頼を積み重ねた人だけが収益化の果実を得られます。一発逆転を狙わず、毎日コツコツと「信頼」を貯金していくイメージで取り組めば、必ず結果はついてきます。
まとめ:まずはプロフィールを整えてアフィリエイトから始めよう

Xでの収益化は、決して「インフルエンサーだけの特権」ではありません。公式の条件である「500万インプレッション」に届かなくても、外部サービスを組み合わせることで、月5万円を稼ぐことは十分に可能です。
まずは1円でも稼ぐ体験をすることが、大きな自信につながります。焦らず、楽しみながらX運用を続けていきましょう。
株式会社 吉和の森
