競技歴はどのように書けばよい?伝わりやすい書き方を紹介
競技歴はどのように書けばよい?伝わりやすい書き方を紹介
就職活動において、スポーツの経験は能力や意志の強さ、性格や人間性をアピールできる大きな要素です。一方で、競技歴の書き方が分からないと悩む人も多いのではないでしょうか。本記事では、自分を魅力的にアピールできる競技歴の書き方・ポイントを紹介します。
目次
競技歴の書き方
自分を効果的にPRできる競技歴の書き方として、押さえておきたいポイントがいくつかあります。競技歴を上手く書ければ、スポーツを続けることで得られた精神力や向上心などのアピールが可能です。
企業にとって内面を知る材料の一つである競技歴の書き方を押さえて、効果的にアピールしましょう。
数字を用いて具体的に書く
競技歴を書くときは、スポーツ名・経験年数・実績などについて具体的に書きましょう。数字を用いて書くと、説得力を持たせられるためおすすめです。
実績については、大会名や成績、階級・段位など、どこでどのような結果を残したのかを簡潔にまとめます。ポジションや役割も書くとよいでしょう。マイナースポーツの場合、簡単な説明があると、採用担当者に親切です。
競技歴を具体的に書くことで、面接官がそのスポーツに詳しくないときにも正確に伝わりやすくなります。
実績だけではなくプロセスもアピールする
競技歴を書く際に重要なことは、スポーツ経験を通じて何を得られたのかを伝えることです。そのため、実績だけでなくプロセスをしっかりと書きましょう。
目標設定や努力した内容、挫折・克服などの経験を簡潔にまとめることがおすすめです。経験や過程を経たことで培った学びや精神をアピールしましょう。
競技で優勝していたり、特別な実績があったりしなくても、就職面で不利にはなりません。大切なことは、スポーツの経験で何を学んだのかが明確に伝わる文章の作成です。
競技名だけを書き連ねることは避ける
競技歴で企業が知りたいことは、競技名や実績ではなく、スポーツの経験から得た人間性です。スポーツの名前や成績を単に書き連ねることはやめましょう。競技歴を書く際は、スポーツに取り組むことでどのような学びを得たのかに重点を置いてまとめます。
スポーツの経験が複数あるときは、自分の成長をアピールできる競技に絞ることがおすすめです。
競技歴を書くメリット・必要性
企業にとっては競技歴から、内面を知ることが重要です。
スポーツの経験からは、協調性や忍耐力など、社会人として必要な能力を身につけられるため、企業から高い評価を得ることが可能です。そのため、スポーツの経験は自己PRのチャンスともいえます。
ここでは、競技歴を書くことで得られるメリットについて説明します。
協調性・コミュニケーション能力のアピールになる
競技歴では、社会人に必須といえる協調性・コミュニケーション能力があることのアピールが可能です。チームスポーツなら、仲間と協力して目標に向かうことを長く続けた経験があるといえます。
個人競技の場合も、メンバーや先生とのやり取りを通じた高い協調性がアピールできるでしょう。立場やポジションにもよりますが、リーダーシップやサポート力が必要とされる役割を経験したなら、あらゆる分野の仕事において大きな強みとして受け取ってもらえます。
他人と組織的に行動する能力があることは、面接の際に大きなメリットとして働きます。
精神力の判断材料になる
一つのスポーツを続けた経験は、高い忍耐力があることの証明といえます。競技歴では忍耐力や継続力、向上心、目標達成する力などをアピールすることが可能です。ミスや挫折も、課題の発見・克服につながる貴重な経験といえるため、高い評価を受けられます。
スポーツの経験で得られる能力はさまざまです。責任感や礼儀、スケジュールの管理能力が身についていることなど、自分の精神面における強みを理解しておきましょう。
企業にとって、競技歴は求職者の精神力を量るために重要です。
競技歴を書ける場所
履歴書やエントリーシートを書く際に、競技歴はどの欄に書けばよいのでしょうか。
ここでは、スポーツの経験・実績をアピールできる場所について紹介します。自分が企業に伝えたいことは何かを明確にして、適切な欄に記入しましょう。
部活動・文化活動欄
活動・文化活動欄は、部活動やサークル、クラブに所属して長く続けた人におすすめです。競技歴が長く、活動頻度が多いものや、本腰を入れて取り組んだもの、実績のあるものを書くとよいでしょう。
履歴書次第では、ないこともありますが、他の欄に書いて対応できます。
自己PR欄
意志や長所を主張できる自己PR欄は、競技歴を書くことに適しています。自己PR欄では、実績そのものより、スポーツの経験を通して培った学びや能力、自分の強みに焦点を当てて書くことがおすすめです。強みや学びに関する具体的な体験談と、それらを仕事でどのように活かしたいのかを明示しましょう。
趣味・特技欄
競技歴は趣味・特技欄に書くこともできます。スポーツの経験を通じて個性や人間性をアピールしたいときには、こちらへの記載がおすすめです。
競技歴が浅いものや個人で活動しているもの、マイナーなスポーツでも書きやすいことが特徴です。
目立った実績がないときも競技歴を書くべきか?
結論から言うと、実績の有無に関わらず競技歴を書くことはおすすめできます。競技人口や知名度の低いスポーツの場合でも印象に残りやすく、差別化を図れるため、採用担当者に伝わらないかもしれないと考えずに、きちんと記載しましょう。
ただし、特にアピールすることがない場合、無理に記載する必要はありません。企業が知りたいことは実績そのものではなく、スポーツがどのような影響を与えたのか、何を得て成長したのかについてです。
実績がなくても、スポーツに本気で取り組んだ経験やそこから得た学びや興味は貴重なものです。競技歴を通して伝えたいことが明確にあるならアピールをするとよいでしょう。
まとめ
スポーツの経験は企業から高い評価を得ることが多く、競技歴を書くことは自分の能力や成長を伝えるために重要な役割を持ちます。
企業が知りたいことは、意志や精神力などの内面的な部分です。競技歴を書く際は実績よりもプロセスに重点を置き、スポーツの経験から学んだこと・仕事で活かしたいことを明確に記すことが大切です。
競技歴の書き方・ポイントを押さえ、効果的に自己PRをしましょう。
株式会社吉和の森 代表取締役
青森県八戸市出身。2019年11月、ライフワークとしてデジタル・マーケティングに携わり、人の役に立ちたいたいと思い起業。さまざまな業態・業種の事業案件を手掛けている。コンテンツ立ち上げ後の集客や運用、コンテンツを持っている事業者との「アライアンス業務」、「Webを使った集客」を強みとするウェブ解析士マスター、チーフSNSマネージャー、提案型ウェブアナリスト。
著書:日本一詳しいWeb集客術「デジタル・マーケティング超入門」(https://amzn.asia/d/4fMhaK8)
株式会社吉和の森:https://yoshikazunomori.com/