【専門家コラム】最も心配なのは小論文
昨年8月にこの「スポ―ス推薦ドットコム」と言うスポーツ推薦の大学受験情報検索サイトを開設してから、一番反響があるのが「小論文」に関する事です。
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高校生の皆さんにとって最も苦手で心配な受験科目であるのだと思います。小論文が受験科目に無い大学も有りますが、大概の大学ではスポーツ推薦入試と言っても受験科目に小論文が入っています。形だけ行っている大学も有るのかもしれませんが、やはり何も書かないわけにはいきませんから不安になるのでしょう。我社のこのスポーツ推薦ドットコムの「おすすめ記事」のコーナーでも、過去3回小論文の事について書いて来ました。2022年10月30日、2022年11月13日、2022年12月24日の記事です。ご興味のある方はご一読下さい。お問い合わせが良くあるのが、「過去問が欲しい」や「模範解答は有りませんか」、「小論文の書き方の指導をして欲しい」等です。
スポーツ推薦入試の過去問についてですが、弊社では過去問は所有しておりません。
また、一般受験の赤本の様なものもありませんから、欲しい方は各大学のホームページに掲載されている場合はそこを見て頂くか、各大学に問合せて頂くしか方法がありません。ホームページに掲載されている場合でも、著作権の関係で問題文が出ていない場合もあります。大学に問合せる場合には、通常入試課の様な部署があると思いますので、そこに聞いてみて下さい。
次に模範解答についてですが、弊社でその様なサービスはご提供していません。
小論文の参考書や問題集の中で出している書籍があるかも分かりませんが、我々では分かりません。スポーツ推薦入試の受験者は、その他の推薦系入試に比べて受験者数が少ない様に考えられますので、関連する書籍が無いのかもしれません。
最後に小論文の書き方をお教えする件ですが、弊社は情報検索サービスを提供している会社ですので、通信教育の様なものは行っておりません。
その様な勉強をご希望の方は、小論文の書き方を指導する会社様が検索すると多数出て来ると思いますので、そちらでご指導をお受けになられると良いと思います。
弊社では過去の記事にも書きましたが、基本的にはやはり高校の国語の先生などにご指導を頂くのが良いのではないかと思っております。
過去問がある大学は過去問を入手し、先生と一緒にやってみる事をお勧めします。過去一年分ではなく、過去問を入手出来る大学の場合は、過去3年分ぐらいはあると思いますので全てやってみる事だと思います。親と一緒に数か月間やられた高校生もいらっしゃった様ですが、高校の先生に指導を受けていらっしゃる方の方が多いのではないでしょうか?ごくごく簡単な文章を書く問題を出題する大学も有りますが、スポーツ関係の知識が必要な出題や時事問題の様な出題をする大学もあります。これらは数日前から用意しても間に合いません。勉強が必要です。読む事・理解する事・書く事を繰り返し練習して下さい。先ずは文章を良く理解する事です。読解力の能力が高い方は、文章を書く能力も高い様に思います。今の時代は動画を観る機会はとても多いのでしょうが、読んだり書いたりする機会はとても減っていますね。少し難しめの文章を辛いでしょうが頑張って読んで理解するようにしましょう。小論文の参考書や問題集は、普通の受験勉強用の問題集よりも読む量が多くとっつきにくいかもしれませんが、とても役に立つと思います。本屋さんに行って手に取り、色々見比べてみると良いでしょう。ですが、過去問を解く事と先生に指導して頂くことが最も重要だと思いますのでこれだけは実施しましょう。ぶっつけ本番だけは避けるようにして欲しいものです。過去問が全くない場合は、先輩がいる場合は先輩に、いない場合は自分が受けようと思う大学の部活動のSNSなどでアプローチしてみて、マネージャーさんや選手の方々に聞いてみましょう。教えてくれるかもしれません。トライしてみては如何でしょうか?