テニスで大学のスポーツ推薦を獲得できる?推薦を得る方法や必要な準備について解説
大学進学の際には、高校時代のスポーツの実績を活かした「スポーツ推薦」も検討されます。テニスで好成績を残している場合、スポーツ推薦枠を使って有名大学に進学できる可能性もあるでしょう。これから大学に進学する場合には、スポーツ推薦の基本を確認して制度を有効活用するのもおすすめです。
本記事ではテニスのスポーツ推薦にスポットを当てて、詳細や必要な準備を解説します。
目次
そもそもスポーツ推薦とは何か?
そもそもスポーツ推薦とはどんな制度なのかがわからないと、有効活用は難しいです。スポーツ推薦の基本を理解し、申請方法を把握することが、大学進学における最初のステップになるでしょう。以下では、スポーツ推薦の基本について解説します。
高校時代の実績や能力を使って推薦を得る方法
スポーツ推薦とは、高校時代の実績やスポーツの能力を使って、大学への推薦を獲得する方法です。テニスの場合には大会での優勝経験などが評価され、スポーツ推薦による進学が可能となるケースがあります。
大学からするとスポーツ推薦には、運動部の強化のためにスポーツで評価できる人材を積極的に確保できるメリットがあります。スポーツをする側にとっても、受験勉強にリソースを割かずに運動部の強い大学に進学できるため、win-winな制度だと言えるでしょう。
スポーツに対する努力が評価される
スポーツ推薦では、勉強の成果ではなくスポーツに対する努力が評価対象になります。そのためこれまでスポーツに打ち込んできた人にとっては、大学進学を叶える絶好のチャンスになるでしょう。もちろん、大学進学後も勉強は欠かせません。
それでも、一般受験とは違って学力が重視されないスポーツ推薦は、スポーツに心血を注ぎたい学生にとって魅力的な制度になるでしょう。高校時代に多くの実績があるのなら、積極的にスポーツ推薦を活用するのがおすすめです。
テニスもスポーツ推薦の対象になる?
スポーツ推薦は、さまざまな競技を対象にしています。有名どころでは野球・サッカー・ラグビー・バスケなどがあり、それぞれの競技で活躍している高校生がスポーツ推薦で大学進学を叶えています。テニスもスポーツ推薦の対象となる競技の1つであり、毎年多くの人材が大学への進学方法として活用しています。
テニスの公式大会での優勝成績などを活用し、スポーツ推薦での大学進学を検討するのも1つの手です。
テニスのスポーツ推薦を受ける方法とは?
テニスの成績を活用してスポーツ推薦を受けるには、基本となる方法があります。事前にスポーツ推薦の方法・流れを把握して、準備を進めておくとよいでしょう。以下では、テニスでスポーツ推薦を獲得するための基本的な方法を解説します。
スポーツ推薦を実施している大学を確認する
テニスの実績を活かしてスポーツ推薦を受けるには、まずスポーツ推薦を行っている大学を確認してピックアップしましょう。すべての大学がスポーツ推薦枠を確保しているわけではないため、まずは大学の情報を調べる必要があります。
スポーツ推薦を実施していて、かつテニスを対象に含めている大学を探すのが、最初のポイントです。大学によってはテニスが対象にならないケースもあるので、スポーツ推薦の詳細はきちんと確認しておきましょう。
大学の推薦条件などを軸に志望校を決める
スポーツ推薦を実施している大学を見つけたら、推薦条件などを軸にして志望校を絞り込みます。自分の成績で合格できる大学というだけでなく、「この大学で学びたい」「この大学のテニス部で活躍したい」と思える進路を見つけるのが重要です。スポーツ推薦で進学した場合、部活に所属して活躍することが求められます。
そのため大学そのものを好きになれないと、部活のモチベーションも高まらない可能性があります。事前に大学の魅力をチェックし、自分にマッチするか考えるのもコツです。
スポーツ推薦に向けて対策を行う
スポーツ推薦では、一般入試のように学力試験は実施されません。しかし、面接や小論文などの試験はあるため、ある程度の対策をしておく必要があります。面接で志望動機や大学入学後の生活について問われた際に、きちんとした受け答えができないと、合否が危ぶまれる可能性もあるでしょう。
小論文も特別なスキルは必要ありませんが、それでも書き慣れていないと求められる基準を大幅に下回る可能性が懸念されます。そのためスポーツ推薦を受ける場合でも、試験対策にはある程度時間を割くことが求められます。
大学合格後のイメージをしておく
スポーツ推薦を受ける際には、大学に合格して入学したあとのことをイメージしておくのも重要です。テニスの練習をこれまで通りに行うには、素早く大学生活に慣れる必要があります。しかし、高校生から大学生になる際には多くのことが変わるため、その変化に対応するだけで精一杯になる可能性もあるでしょう。
大学生活に追われて練習が疎かになると、周囲と差がついてしまう恐れがあります。だからこそ事前に大学生活をシミュレートし、どのようなライフスタイルを確立すべきか考えておくのもポイントです。
テニスの練習も欠かさず行う
スポーツ推薦を受けるのなら、よりいっそうテニスの練習に力を入れる必要があります。基本的にスポーツ推薦の合否は、早めに通知されます。しかし、それでも合格が決まるまでの間、気になって練習に身が入らないこともあるでしょう。
しかし、そのようなメンタルでは仮にスポーツ推薦で合格しても、大学で実績をつくるのが難しくなる可能性があります。気になるからこそあえて練習に力を入れて、いつも以上にスキルアップを目指すのもおすすめです。
スポーツ推薦で大学に入るメリット
スポーツ推薦で大学に入ることには、さまざまなメリットがあります。一般入試の場合と比較して多くのメリットがあるため、テニスの実績があるのなら積極的にスポーツ推薦を狙うのがおすすめです。以下では、スポーツ推薦で大学に入る主なメリットを解説します。
テニスに打ち込める環境を構築できる
スポーツ推薦を利用する場合、大学生活のなかにテニスに打ち込める環境をスムーズに構築できます。大学生活では勉強・サークル・アルバイトなど、さまざまなスタイルが模索されます。そんななかでテニスの練習に時間を注げる環境をつくるには、本格的な実力のある部活に入ることが基本です。
スポーツ推薦なら部活に入ることが前提となるため、スムーズにテニスの練習環境を構築できます。学校によっては寮を利用できる可能性もあるため、大学生活が過ごしやすくなるケースにも期待できます。
受験シーズンをテニスの練習に活用できる
スポーツ推薦で合格できれば、卒業までの残り時間をテニスの練習に使えます。テニスの練習時間を増やせれば、それだけ周囲との差別化を進められるでしょう。特に一般入試で大学に進学する選手とは、大きな差をつけるチャンスになります。
大学受験が終わったからと気を抜かずに、テニスの練習に時間を割いてそのメリットを最大限に活用しましょう。
テニスに対するモチベーションアップになる
スポーツ推薦は、テニスに対するモチベーションアップのきっかけにもなります。スポーツ推薦で認められるだけの実績があると判断されれば、自分に自信を持つことにつながります。結果的にテニスへの情熱が改めて高まり、モチベーションを上げながら練習に臨めるようになるでしょう。
モチベーションが高い状態での練習は、より効果を高めるきっかけになります。マンネリ化している練習を見直すことも可能なため、多くのメリットを得られるでしょう。
将来の就職などにもよい影響がある
スポーツ推薦を得ることは、将来の就職などにもよい影響が出る可能性があります。スポーツ推薦を得て大学に入学したという実績を使うことで、「努力できる人材である」「1つのことに打ち込める」といった点をアピールできます。それは就職・転職時に評価対象になり得るため、目的の職業に就ける可能性を高められるでしょう。
また、テニスに関する仕事に就きやすくなる点も、スポーツ推薦のメリットになり得ます。テニスのコーチやトレーナーなどを目指す際には、テニスのスポーツ推薦を得たという実績が魅力的に映る可能性が高いでしょう。個人で働く際にも実績として役立つため、将来のあらゆるシーンでスポーツ推薦の結果がよいかたちで作用します。
大学生活に目標や基準ができる
スポーツ推薦によってテニスという基盤ができると、大学生活に明確な目標や基準がつくれます。大学生活では誘惑も多く、つい横道にそれてしまうケースも多いです。しかし、スポーツ推薦で入部したという実績があれば、自然とテニスの練習に最も力を入れるライフスタイルが確立できるでしょう。
大学生活の目標として「部活のレギュラーを勝ち取る」「試合で結果を出す」といった、テニス関係のものも設定しやすくなります。それはテニスの練習効率を高め、スポーツ推薦による期待に応える準備になるでしょう。
スポーツ推薦を活用する際の注意点とは?
スポーツ推薦を活用する際には、注意すべきポイントもいくつかあります。事前に情報を確認し、万が一に備えるのも重要です。以下では、スポーツ推薦の活用時における注意点を解説します。
部活の継続が前提となる
スポーツ推薦では、部活の継続が前提となります。そのため仮にテニスへの情熱が冷めてしまうと、大学生活が苦痛となる恐れがあるでしょう。事前に将来のことをよく考えて、大学4年間テニスを続けられるのかシミュレートするのも大切です。
途中で退部も可能ですが、スポーツ推薦によるメリットがなくなったり、精神的に追い詰められたりと、多くの困難に見舞われるケースもあります。そのためスポーツ推薦を利用する際には、勢いだけで決めずに慎重になることも大切です。
ケガや病気には特別な注意が必要
スポーツ推薦を活用する場合、よりいっそうケガや病気に注意する必要があります。練習中のケガなどによって選手生命が絶たれると、部活の継続が不可能となります。4年間部活を続けられるように、ケガをしないための知識を身につけつつ、練習や試合中のケアを万全にするのがポイントです。
メンタルケアを積極的に実施する
ケガなどの外傷だけでなく、メンタル面のケアもスポーツ推薦の際には重要となります。体が健康でも心が病んでしまうと、これも部活の継続を困難とします。プレッシャーに負けないようにメンタルを鍛えたり、弱ったときには積極的にメンタルケアを実施したりして、心を安定させる術を学ぶのも重要です。
メンタルの好不調は、意外と自分ではわかりづらいです。そのため定期的にケアを受けて、問題が出る前に対処するのも1つの方法となります。
テニスのスポーツ推薦を受けるための準備について
テニスのスポーツ推薦を受けるには、基本となる準備が必要です。事前に準備の内容を確認し、今からできることを把握するのもおすすめです。以下では、テニスのスポーツ推薦を受けるための基本的な準備について解説します。
高校時代の実績を充実させる
スポーツ推薦を受けるには、何よりも高校時代の実績を充実させることがポイントです。ただ練習をしているだけでは、スポーツ推薦で評価される実績をつくれません。部活に積極的に参加して大会で結果を残すなど、具体的な成果を複数獲得することがスポーツ推薦に向けた準備となります。
部活だけでなく、学校外の活動でテニスに打ち込むことも1つの方法です。部活以外の場所でも実績をつくれれば、よりスポーツ推薦を得られる可能性が高まるでしょう。さまざまなパターンを想定して、多くの実績を確保するのがスポーツ推薦を獲得するコツです。
スポーツ推薦に関係する情報収集にも時間を使う
スポーツ推薦を利用する際には、関連情報の収集も重要なプロセスです。「スポーツ推薦とは何か?」「どんな人が獲得できているのか」「その後の大学生活はどうなっているのか」など、多角的な情報を確保することがポイントになります。
また、早くからスポーツ推薦に向けた準備ができるように、大学情報を集めるのも重要です。インターネットや大学の情報誌などを参考にして、スポーツ推薦の関連情報を収集する方法が考えられるでしょう。「スポーツ推薦ドットコム」では、大学のスポーツ推薦に関する情報を簡単に検索・収集できます。
スムーズに必要な情報を確保し、その後の対策に移行できるため、時間を有効活用できるでしょう。この機会にスポーツ推薦ドットコムで、テニスのスポーツ推薦を実施している大学を絞り込んでみてはいかがでしょうか。
まとめ
テニスに関する実績がある場合、スポーツ推薦で大学に進学することも考えられます。スポーツ推薦で進学できれば多くのメリットを得られるうえ、将来にもよい影響を与えられる可能性があります。テニスで努力した実績と結果があるのなら、それを大学進学に活かすのも1つの方法です。
この機会にテニスのスポーツ推薦の基本について、詳細を確認してみるのもおすすめです。スポーツ推薦の利用時には、情報収集も欠かせません。スポーツ推薦ドットコムでは大学のスポーツ推薦に関する最新情報を、簡単に検索・確認できます。こまめに内容を確認して、これからの進学に活かしてください。
株式会社吉和の森 代表取締役
青森県八戸市出身。2019年11月、ライフワークとしてデジタル・マーケティングに携わり、人の役に立ちたいたいと思い起業。さまざまな業態・業種の事業案件を手掛けている。コンテンツ立ち上げ後の集客や運用、コンテンツを持っている事業者との「アライアンス業務」、「Webを使った集客」を強みとするウェブ解析士マスター、チーフSNSマネージャー、提案型ウェブアナリスト。
著書:日本一詳しいWeb集客術「デジタル・マーケティング超入門」(https://amzn.asia/d/4fMhaK8)
株式会社吉和の森:https://yoshikazunomori.com/