【専門家コラム】小論文の過去問について
小論文の過去問について
過去問を入手することから始めよう
高校3年生の方々はもうスポーツ推薦の入試が終了した人が多いのではないでしょうか?これからの方はもうひと踏ん張り頑張って下さい。
さて、意識高い系の高校2年生の生徒さんや親御さんはもうスポーツ推薦入試を調べ始めていることと思います。その中で皆さん多くの方が頭を悩ませるのが小論文ですね。ほとんどの方々が小論文対策をどうしようかと考えてらっしゃるのではないでしょうか?小論文と言う学科は、高校の教科課程の中にありませんし書いた経験が無い方ばかりだからそう思われるのだと思います。
「そもそも勉強の仕方が思いつかない。」、「小論文の参考書や問題集を買って勉強しても良く分からない。」と言った意見が多そうですね。一番は高校の現代文の先生に相談するか、塾や予備校の先生に相談するのが良いでしょう。でも先ずは、自分の気になった大学のスポーツ推薦系の入試の「過去問」を入手することから始めてみましょう。過去3年分ぐらい入手できればベストです。
過去問の入手の仕方のパターンは以下の通りです。
- ホームページに掲載されている。
- 大学に問い合わせたら送ってくれる。
- 大学に行けば見せてくれる。
- 非公開である。
1が一番簡単で良いわけですが、やはり入手困難なケースもあるでしょう。その様な場合は、自分の行きたい大学の自分が入部希望している部活の先輩やマネージャーさんに聞いてみるのも一つの方法でしょう。
大学の部活動は、
- 部活のホームページがあり、問い合わせが出来る様になっている。
- 部活のSNS(Facebook、X、Instagram等)がある。
のどちらかが多いです。何も無い場合もあると思いますが、その言う部活は積極的に活動をしておらず、且つスポーツ推薦系の入試が無い部活の場合が多いでしょう。
ですので、1か2のケースで見つけ出し、問い合わせしてみては如何でしょうか?その様なスポーツ推薦系入試で入学及び入部していれば、教えてくれると思います。小論文の指導をしてくれる大学の部活はほぼ無いでしょうが、対策は教えてくれるでしょう。
但し「簡単だよ。」と言われたとしても、文章表現力や構成力は人によってかなり差がありますよね。練習は十分にしましょう。
過去問を入手したらやること
過去問を入手したら、先ずはじっくり読むことです。問題の傾向がつかめるはずです。大学によっては設問が1行だけの様な大学もあれば、十分にスポーツや保険体育の知識が問われる大学もありますし、時事問題が問われる大学もあります。と言うことは大学によってかなり異なってくるということです。
一つの大学の過去問を複数年調べただけで、まあほかの大学の入試も似たようなものだろうと思ったら大間違いです。もちろん似た様な大学もあるでしょうが、ほぼどの大学も類似していると言うことはありません。自分の興味を持った大学は、出来るだけ全て過去問を入手する様にしましょう。その方が後悔することはありません。
ギリギリで一応見とこうと思い入手してみたら、知識が必要で結構勉強しておかなくてはならなかったという時は、時既に遅しとなってしまいますよね。
ここで繰り返し申し上げたいのは、入手できるのであればできるだけ早めに入手した方が良いと言うことです。入試要項はその年の5月ごろから遅いところは10月ごろに公表しますが、過去問は2024年4月入学者用の入試の問題以外は入手できる大学が結構あると思います。傾向と対策は重要です。入手したら担任の先生、現代文の先生、塾や予備校に通っていればそれらの先生にみてもらうと良いでしょう。高校によっては、小論文対策をしてくれる学校もあるのではないでしょうか?親御さんでも得意な方はいらっしゃるかもしれませんね。良く「小論文の書き方の指導をして下さい。」とか「模範解答をお願いします。」と言うメールを弊社に頂くことがありますが、そのようなサービスは行っていませんし、今後もその予定は御座いません。宜しくお願い致します。
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