大学の面接で「将来の夢」が決まってない場合の対策とよく聞かれる質問
大学の面接で「将来の夢」が決まってない場合の対策とよく聞かれる質問
大学の面接では、将来の夢を質問されることがよくあります。しかし、将来の夢の答え方が分からない・将来の夢が決まっていないという人も多いのではないでしょうか。
本記事では、大学の面接において将来の夢が決まっていないときの対策と、ほかによく聞かれる質問3選を紹介します。
目次
大学の面接で面接官が将来の夢を聞く理由
大学の面接で、面接官が将来の夢を聞く理由は2つあります。「成長意欲はあるか」「この大学で学習することに適しているのか」です。
大学が求めている学生は、目標を設けて努力でき、将来に向けて学業・活動に取り組める人です。将来の夢が定まっている人は、計画性を持って積極的に学ぶでしょう。
また、意欲があっても大学の方針やカリキュラムにそぐわない場合、入学後に戸惑い悩む可能性があります。
大学の面接で将来の夢が聞かれる理由は、入学の目的を知り、ミスマッチを防ぐためです。
もし、将来の夢が決まってない場合の対策方法
大学入試を控えている人には、具体的な将来の夢が決まっていない人も多くいるでしょう。その場合、いくつかの方法で自分がどの方向を目指しているかを考えることがおすすめです。
質問の意図を理解していれば、将来の夢が決まっていなくても、対策は難しくありません。
得意分野から考える
自分の得意分野や強み、興味を活かせる職業・学問について具体的にしてみましょう。過去の自分から理想の自分を思い浮かべることもおすすめです。
得意なことや興味のある分野において、仕事になるもの・貢献できるものはないかを調べると、思いのほか多様な職業ややりたいことが見えてきます。
また、自分は何に満足感・幸福感を得るのかを考えることで、将来の方向性や目標が見つかるでしょう。
将来像が見えたら、そのために志望大学で学べることは何かをリサーチすることが大切です。
自己分析ツールを利用する
自分の興味や強みが思いつかないときは、自己分析ツールの利用がおすすめです。さまざまなツールを利用すれば、客観的なデータをもとにした自分の特性を知ることができます。分析ツールの結果をもとに、自分を活かせる分野や環境を調べ、将来像を定めましょう。
ただし、ツールを全面的に信じることはミスマッチを起こす原因になりかねません。自己分析ツールの結果を参考に、自分の強みや向き・不向きを再判断することが大切です。
志望大学・学部から考える
自分の特性について考えてもしっくりこない場合、志望大学のポリシーや学部・学科のカリキュラムから将来の方向性を考えるという方法があります。
大学が掲げる学生像やポリシー、カリキュラムや授業内容についてリサーチしましょう。目指す学部・学科で学べる内容や取れる資格を踏まえて、将来やりたいことや目標を具体化させます。
志望大学に合った将来像を作れるため、やりたいことを志望校と擦り合わせられないときもおすすめの方法です。
コーチングサービスを受ける
コーチングサービスを利用して、自己分析や将来のビジョンを明確にする方法があります。
コーチングサービスとは、特性を明らかにして課題や悩みを解消し、理想に近づくことを目的としたサービスです。
プロのアドバイスを受けることで、不安感や曖昧さを取り除くことが可能です。目標や適性を明確にしてモチベーションを高めるという効果もあります。
面接でよく聞かれる質問
大学の面接では、将来の夢のほかにもよく聞かれる質問があります。
ここでは、大学の面接でよく聞かれる内容について3つをピックアップし、解凍のポイントと例文について紹介します。
質問の内容はさまざまですが、面接官の知りたいことを意識することで、スムーズに答えられるでしょう。
志望動機
志望動機は、面接で最も一般的な質問といえます。この質問を通じて大学側が知りたいことは「この大学で学ぶ意味があるのか」です。志望大学で学びたい内容について、きっかけや目的を明示して話すことがポイントです。
例文「私は将来〇〇を目指しています。〇〇大学の志望理由は、夢の実現に不可欠な〇〇を学ぶ環境が整っていると考えたためです」
志望校にしかない魅力について、設備・講義や教授の名前などを用いて説明するとよいでしょう。
長所と短所
長所・短所について聞かれたときは、漠然と列挙するのではなく、具体的なエピソードを盛り込むことが重要です。大学の教育内容に絡めて答えられるとよいですが、無理にそうする必要はありません。短所を説明する際は、長所に言い換えたり、改善のために今後取り組みたいことを付け加えたりしましょう。
例文「私の長所は没頭して探求できることです。小学校の自由研究では、夏休みのほとんどを実験に費やしました。反面、ほかの分野が手につかず、偏ってしまう短所があります。〇〇大学では、独自のカリキュラムを活かして、1つの内容にかかりきりにならず、幅広い知見を得たいと考えています」
高校生活で頑張ったこと
高校で頑張ったことを聞かれたら、部活や勉強、生徒会や社会貢献活動など、自分の活動実績をアピールしましょう。ただし、面接官が知りたいことは実績・成績自体ではなく、その過程で何を得たのか・将来どのようにつなげたいのかについてです。結果よりプロセスを重点的に話すことがポイントです。
例文「私は高校時代〇〇に取り組み、この経験から〇〇を学びました。大学で専門的な知識を得て、〇〇に関する活動を広げたいと考えています」
まとめ
大学の面接で将来の夢が聞かれる理由は、意志・目標を確認してミスマッチを防ぐためです。将来の夢が具体的に決まっていない場合でも、質問の意図を理解すれば対策は容易にできます。
ほかにも、面接ではよく聞かれる質問が多く存在しています。質問の意図や答え方のポイントを押さえてスムーズに答えましょう。
株式会社吉和の森 代表取締役
青森県八戸市出身。2019年11月、ライフワークとしてデジタル・マーケティングに携わり、人の役に立ちたいたいと思い起業。さまざまな業態・業種の事業案件を手掛けている。コンテンツ立ち上げ後の集客や運用、コンテンツを持っている事業者との「アライアンス業務」、「Webを使った集客」を強みとするウェブ解析士マスター、チーフSNSマネージャー、提案型ウェブアナリスト。
著書:日本一詳しいWeb集客術「デジタル・マーケティング超入門」(https://amzn.asia/d/4fMhaK8)
株式会社吉和の森:https://yoshikazunomori.com/