大学のスポーツ推薦で勉強についていけない理由や対処法について
大学のスポーツ推薦で勉強についていけない理由や対処法について
「大学にスポーツ推薦で入ると勉強についていけないかもしれない」と不安に感じる方もいるでしょう。今回の記事では、大学にスポーツ推薦で入学した時に生じる問題と解決方法についてご紹介いたします。スポーツ推薦での入学後に気をつけた方がよいポイントもご紹介しているのでぜひ参考にしてください。
目次
大学をスポーツ推薦で入学すると勉強についていけない?
スポーツ推薦での入学後は部活動に取り組む必要がありますが、同時に学業との両立も求められます。部活動に積極的に取り組んでいたばかりに勉強面が疎かになり、勉強について行けず留年をしてしまうケースがあります。
大学をスポーツ推薦で入学した生徒に起きる問題
大学へスポーツ推薦を使って入学した後は、さまざまな悩みや問題に直面するでしょう。ここでは入学後に生じると考えられる問題を紹介します。事前にどのような問題が生じるか把握しておけば、問題の回避につなげられるでしょう。
授業の難易度が高い
スポーツ推薦のメリットとして、スポーツの実績のおかげで、本来の学力よりも高い偏差値の学校へ入学が可能になる点があげられます。一方、授業自体の難易度が高いというデメリットが生じます。
周りの生徒の学力は自分よりも高く、他の生徒以上に勉強を頑張る必要があるでしょう。特に、専門分野に関する授業については、多くのスポーツ推薦の生徒が単位の取得に苦労します。
大学教員の教え方が合わない
大学教員の教え方が合わず、授業について行くことが困難になるケースもあります。
高校までの教員は生徒に授業を教えることが評価基準ですが、大学教員は研究結果が評価基準です。大学教員は上手な教え方をする必要がなく、授業が分かりにくくつまらなくても大きな問題ありません。
教員によっては授業に専門用語を盛り込んだり課題やテストが専門的すぎたりする恐れがあります。授業を理解するための自主学習が必要になるでしょう。大学では教員との相性が勉強に大きく影響を及ぼします。
高校で学んだことが活かせない
大学では、学習する内容が高校と全く異なる可能性があります。そのため、高校でよい成績を保っていたからといって大学でもよい成績が取れるとは限りません。
専門的な内容になればなるほど、高校で学んだことが生かせず、知識がない状態から学習する必要が出てくるでしょう。基礎的な用語が分かっていないと、授業の内容の理解も難しくなります。
新しく学ぶ量が大幅に増え、授業時間外での自己学習が必須となります。
勉強についていけない時の対処法
大学に入り、勉強がつらいと感じることは珍しくありません。ただし、その悩みを放置すると巻き返すことが困難になります。早めの解決が重要です。ここでは勉強についていけないときの対処法を紹介します。
周りに相談をする
授業についていけない場合は、一人で抱え込まずに周りへ相談しましょう。
一人で考えると、解決できなかったり解決に時間がかかってしまったりするかもしれません。頭のよい人や理解できている人に聞くと素早い解決につながるでしょう。
加えて、たとえ内容が分からなくても授業はしっかりと聞くことが大切です。分からない点は授業後に先生へ質問しましょう。
テスト勉強を前もって行う
スポーツ推薦で入学をすると、部活動中心の大学生活が予想されます。部活動の分、勉強に割く時間が減るため、優秀な成績を収めることは難しいでしょう。ただし、不合格にならない最低ラインの「可」評価以上は取る必要があります。
また。大会とテストの日程が近くなったり被ったりする可能性もあります。そのため、テスト前にまとめて勉強しようという考えは危険です。日頃から計画的に勉強をして、テスト勉強は前もって行いましょう。
大学卒業後もスポーツを必ず続けられる訳ではない
大学卒業後もスポーツを必ず続けられる訳ではない点を意識しましょう。大学在学中に怪我をして競技が続けられなくなったり、成績が思うように残せなかったりする可能性が考えられます。そのような場合は、別の道を選ぶ必要があります。
就職活動に備えて、授業で単位をしっかりと取得して、卒業をしなければなりません。もしもの事態を考えたうえで大学4年間を過ごしましょう。
まとめ
スポーツ推薦で入学をした後は、部活動のみに力を注ぐのではなく、勉強にも力を入れましょう。学業との両立が必要です。
思いがけない事態にも対応できるように、日頃からの計画的な勉強が大切です。部活動と学業の両立に苦戦しそうなときは、今回の対処法を参考にしてみてくださいね。
株式会社吉和の森 代表取締役
青森県八戸市出身。2019年11月、ライフワークとしてデジタル・マーケティングに携わり、人の役に立ちたいたいと思い起業。さまざまな業態・業種の事業案件を手掛けている。コンテンツ立ち上げ後の集客や運用、コンテンツを持っている事業者との「アライアンス業務」、「Webを使った集客」を強みとするウェブ解析士マスター、チーフSNSマネージャー、提案型ウェブアナリスト。
著書:日本一詳しいWeb集客術「デジタル・マーケティング超入門」(https://amzn.asia/d/4fMhaK8)
株式会社吉和の森:https://yoshikazunomori.com/