サッカーの強い大学はどこ?大学サッカーのリーグやスポーツ推薦の有無についても紹介
サッカーの強い大学はどこ?大学サッカーのリーグやスポーツ推薦の有無についても紹介
大学のサッカー部は、Jリーグや日本代表、海外リーグへ多くの選手を輩出し、世界的にも注目を集めています。今回の記事は、大学サッカーのリーグ構成や強豪と呼ばれる学校について、スポーツ推薦制度も含めて紹介します。
目次
大学サッカーのリーグについて
大学サッカーは、全日本大学サッカー連盟により統括されています。Jリーグのような全国リーグはありません。全国を9つの地域に分けて地域ごとにリーグ戦を実施してリーグ戦上位チームで争う、インカレという大会も存在します。
9つの地域でリーグ戦を行う
全日本大学サッカー連盟の下部組織として地域ごとの大学サッカー連盟があり、それぞれがリーグ戦を開催しています。地域は北海道・東北・北信越・関東・東海・関西・中国・四国・九州の9つです。
リーグ数は地域によって異なります。東北・北信越・東海・中国・四国・九州は1部と2部のみです。北海道は1部〜3部、関東は1部〜3部、関西は1〜4部で構成されています。関東は大学数が多いため、県レベルのリーグ戦が存在します。
各地域の上位チームはインカレに出場
各地域とも複数カテゴリーのリーグが存在していて、1部と2部、2部と3部、3部と4部の間で昇降格が行われます。自動昇降格、入れ替え戦など、方式は地域によって異なります。また、関東は、県レベルの各リーグと3部の間で昇降格が発生します。
各地域の1部に所属する成績上位チームは、全日本大学サッカー選手権、通称インカレの出場権を獲得できます。インカレは24チームによるトーナメント戦で、優勝チームには大学王者の称号が与えられます。
大学サッカーの王者を決めるインカレと総理大臣杯
インカレに出場できるチーム数は北海道が1、東北が2、北信越が2、関東が5、東海が3、関西が4、中国が2、四国が1、九州が3、それらに加えて総理大臣杯優勝チームの合計24チームです。インカレは毎年12月に開催されています。
総理大臣杯は9月に開催される大会で、インカレとならぶ大学サッカーの覇者を決める大会と位置付けられています。インカレと同じく24チームによるトーナメント戦で、地域割は関東が6チームになる点を除いてインカレと同じです。
サッカーの強い大学5選
ここ10年ほどを振り返ると、インカレと総理大臣杯の決勝に進出したチームのほとんどが、関東大学サッカー連盟と関西大学サッカー連盟に所属するチームです。強豪がひしめき合う2つの大会から、近年優勝経験があるチームから5校を選んで紹介します。
明治大学
明治大学は学生数3万人超を誇る大規模総合大学です。木村和司、カタールW 杯で活躍した長友佑都など、日本代表選手を多く輩出しています。
サッカー部の部員数は1学年15人前後です。スポーツ推薦、一般入試のいずれの利用者もサッカー部に入ることはできますが、事前に行われるセレクションに参加する必要があります。セレクションに通過しないと、スポーツ推薦枠は獲得できません。スポーツ推薦は「スポーツ特別入試」という枠が設けられています。詳細は大学のホームページで確認しましょう。
法政大学
法政大学は、明治大学と同じく学生数3万人超を誇る総合大学です。水沼貴史や本田拓也など日本代表経験者も輩出しています。
部員数は1学年15人前後です。入部のためには、セレクションを受けて通過する必要があります。スポーツ推薦がほとんどですが、一般入試組でもセレクションを受けることは可能です。スポーツ推薦では、自己推薦書と競技成績証明書を提出たうえで一次選考を受けます。一次選考を通過すると、二次選考として小論文と面接が科されます。
筑波大学
筑波大学は茨城県つくば市にある国立大学です。元日本代表で、W杯に出場した井原正巳、中山雅史、日本代表でプレミアリーグ・ブライトンで活躍する三笘薫など、錚々たる選手を輩出しています。
スポーツ推薦はなく、部主催のオリエンテーションに参加すれば誰でも入部できます。そのため部員数は200人ほどで、1軍から5〜6軍まであります。トップチームに所属する選手は、体育専門学群の学生が中心です。
大学へ入学するためには、大学入学共通テストと個別試験、または一般公募推薦を受ける必要があります。推薦は、高校時代の部活やクラブでの実績が重視されます。
関西学院大学
関西学院大学は関関同立の一角をなす関西の名門大学です。近年、インカレや総理大臣杯を制覇するなど実績を上げており、J1リーグにも複数人のOB選手が所属しています。
部員数は170人ほどの大所帯です。スポーツ選抜入試という制度があり、競技成績証明書と小論文、面接で合否が判定されます。セレクションはありません。一般入試を経て入学した学生が入部を希望する場合は、入学後に練習会に参加し、セレクションを受ける必要があります。
桐蔭横浜大学
桐蔭横浜大学は、1988年に創立された大学です。創立当初からサッカー部に力を入れており、2013年以降は関東1部に所属して、2022年のインカレでは見事優勝を飾りました。カタールW杯メンバーの川崎フロンターレ所属の山根視来をはじめ、多くのJリーガーを輩出しています。
スポーツ科学部において、学校推薦型の推薦枠があります。高校の学校長の推薦が必要です。大学指定のフォームで競技成績を記入して提出します。試験は小論文と面接です。
まとめ
今回の記事では、サッカーが強い大学とリーグについて説明しました。
大学サッカーはとてもレベルが高く、強豪校のチームでの活躍はかなり難しいといえます。4年間の継続した努力が求められるでしょう。
株式会社吉和の森 代表取締役
青森県八戸市出身。2019年11月、ライフワークとしてデジタル・マーケティングに携わり、人の役に立ちたいたいと思い起業。さまざまな業態・業種の事業案件を手掛けている。コンテンツ立ち上げ後の集客や運用、コンテンツを持っている事業者との「アライアンス業務」、「Webを使った集客」を強みとするウェブ解析士マスター、チーフSNSマネージャー、提案型ウェブアナリスト。
著書:日本一詳しいWeb集客術「デジタル・マーケティング超入門」(https://amzn.asia/d/4fMhaK8)
株式会社吉和の森:https://yoshikazunomori.com/