大学野球をスポーツ推薦で続けるならここ!大学10校とOBの現役プロ野球選手を紹介

大学野球をスポーツ推薦で続けるならここ!大学10校とOBの現役プロ野球選手を紹介

大学野球はプロを目指すための手段の一つで、4年間をかけて実力アップや各球団へのアピールに繋がりやすい反面、入団後は高卒選手以上の活躍を求められます。多くの大学では野球部向けのスポーツ推薦による入学精度が導入されているので、学校選びの際は「どの大学がどんな選手を排出しているか」もチェックしておきましょう。

今回は、スポーツ推薦による入学を通して大学野球を続けたい方におすすめの大学を10校に加えて、卒業後プロとして活躍している選手をそれぞれ紹介します。スポーツ推薦を通して強豪の大学へ進学し、プロ野球選手を目指したい方は、自分のポジションやタイプを考慮しつつ、積極的な情報収集を通して進学先を選びましょう。

 

 

スポーツ推薦で大学野球を続けるならここ!プロ野球選手を目指せる大学

プロ野球現役選手の出身大学(2020年3月時点、日本野球機構発表)によると、ランキングは以下の通りとなっています。

  • 1位 明治大(東京六大学)22人
  • 2位 亜細亜大(東都大学)17人
  • 3位 早稲田大(東京六大学)16人
  • 4位 東洋大(東都大学)12人
  • 4位 東海大(首都大学)12人
  • 6位 慶応大(東京六大学)11人
  • 6位 中央大(東都大学)11人
  • 8位 大阪商業大(関西六大学)10人
  • 9位 法政大(東京六大学)9人
  • 9位 青山学院大(東都大学)9人
  • 9位 近大(関西学生)9人

参考:プロ野球選手をもっとも輩出している大学は?「現役選手の出身大学ランキング」

スポーツ推薦を通して大学野球を続けたい方に向けて、数々のプロ野球選手を輩出している大学を10校厳選して紹介します。今回はOB選手を除き、2023年シーズン時点で現役選手として活躍している大卒の選手をピックアップしておりますので、皆さんの理想に近しい選手を探しましょう。

明治大学

明治大学は、東京都千代田区の駿河台にキャンパスを持つ大学で、2023年までに150人以上ものプロ野球選手を輩出しています。中日ドラゴンズで左のエースとして活躍している柳裕也投手や、2020年シーズンにセ・リーグで首位打者タイトルを獲得した横浜DeNAベイスターズの佐野恵太外野手の出身校です。

亜細亜大学

亜細亜大学は東京都武蔵野市にキャンパスを持ち、さまざまなスポーツにおける強豪校の一つです。約15年間にわたって福岡ソフトバンクホークスでサードのレギュラーとして活躍した松田宣浩内野手や、横浜DeNAベイスターズのクローザーを努める山崎康晃投手を輩出しています。

2023年にパ・リーグの首位打者争いを繰り広げている、オリックス・バファローズの頓宮裕真捕手も、亜細亜大学出身の選手です。

法政大学

東京都千代田区にキャンパスを持つ法政大学は、野球をはじめとするスポーツだけでなく、偏差値の高い難関校としても知られています。中日ドラゴンズの正捕手を努める木下拓哉捕手や、横浜DeNAベイスターズで左の先発投手として活躍する石田健大投手を輩出しています。

早稲田大学

早稲田大学は、東京都新宿区にキャンパスを持つ私立の難関大学で、かつて甲子園を鳴らしてプロ入りし、12年にわたる現役生活を全うした斎藤佑樹氏の母校でもあります。2023年シーズンでは、松坂世代の現役最後の1人となった福岡ソフトバンクホークスの和田毅投手を輩出しています。

また、日米通算2,500安打を達成した東京ヤクルトスワローズの青木宣親外野手の出身校でもあります。

東洋大学

東洋大学は、東京都文京区にキャンパスを持つスポーツ強豪校です。2018年にドラフト7位で指名されながら、オリックス・バファローズのレギュラーとしてリーグ2連覇に貢献した中川圭太外野手を輩出しています。2023年に自身初の二桁勝利を達成し、最優秀防御率のタイトル取得が濃厚となっている阪神タイガースの村上頌樹投手も、東洋大学出身のプロ野球選手です。

東海大学

東海大学は、東京都品川などにキャンパスを持つ大学で、野球部における強さも特徴的です。読売ジャイアンツのエースとして長年チームを支えている菅野智之投手や、2016年〜2018年において広島東洋カープの3連覇に貢献した田中広輔内野手の出身校としても知られています。

創価大学

創価大学は、東京都八王子市にキャンパスを持つ野球の名門校です。ライアン小川の名称でファンに親しまれている東京ヤクルトスワローズのエース・小川泰弘投手や、2023年に日本ハムファイターズへ移籍し、クローザーに抜擢された田中正義投手を輩出しています。

慶應義塾大学

慶應義塾大学は、早稲田大学と並んで難関校と指定されており、プロ野球選手の輩出実績についても注目されている私立大学です。近年では、広島東洋カープのブルペンを支える中継ぎの矢崎拓也投手や、外野のレギュラー候補として期待されている福岡ソフトバンクホークスの柳町達外野手が注目されています。

中央大学

中央大学は、東京の多摩や茗荷谷にキャンパスを持つ難関の私立大学です。プロ野球選手の輩出実績も著しく、近年では横浜DeNAベイスターズの4番打者として君臨している牧秀悟内野手や、先発ローテの柱として活躍する千葉ロッテマリーンズの美馬学投手が活躍しているOB選手として挙げられます。

近畿大学

近畿大学は、大阪府狭山市にキャンパスを持つ関西の強豪校です。入団1年目から東北楽天ゴールデンイーグルスのレギュラーとして活躍する俊足巧打の小深田大翔内野手や、2023年限りで引退を表明した横浜DeNAベイスターズのベテラン内野手、藤田一也内野手の出身校として知られています。

一般入試で入学してプロに入った選手も

一般入試で大学へ進学し、ドラフトで指名されてプロ野球の世界へ入った選手も少なくありません。スポーツ推薦ではなく、一般入試で大学へ進学したのちにプロになった選手を3名紹介します。

日本ハム:矢澤宏太投手(外野手との二刀流)

2022年ドラフトで日本ハムファイターズに1位で指名された矢澤宏太投手は、一般入試で日本体育大学へ進学しています。3年時から本格的に二刀流に挑戦し、同年秋のリーグ戦では投手部門でベストナインに選出されたことで注目度が上昇し、プロ入り後も1年目から1軍デビューを果たしています。

DeNA:大貫晋一投手

2019年にDeNAへ入団し、今年現役年目となる大貫晋一投手も、2012年春に一般入試で日本体育大学へ入学したプロ野球選手です。2年時の2013年春にリーグ戦でベストナインを獲得しており、プロ入り後も4年連続で1軍の試合に当番した経歴を持ちます。2020年には二桁勝利に加えて、防御率2.53と安定感を誇る成績を残しました。

阪神:大竹耕太郎投手

2023年に現役ドラフトにより、福岡ソフトバンクホークスから阪神タイガースへ移籍した大竹耕太郎投手は、一般入試で早稲田大学に合格したエリート選手です。2017年のドラフト指名時は育成4位だったものの、翌年に支配下登録され、1軍でプロ初勝利を挙げました。

以降数年間は伸び悩む時期が続いたものの、2022年に行われた現役ドラフトで阪神タイガースへ移籍し、今シーズンには自身初の二桁勝利を達成する活躍を見せています。

スポーツ推薦を通して大学野球を続けたい方必見!学校の選び方のポイント

スポーツ推薦を通して大学野球を続けたい方は、それぞれの大学に関する以下の情報を自分でしっかり事前に調べておく必要があります。行きたい大学の特徴や、OB選手の情報についてしっかり調べておきましょう。

大学の情報を事前にネットやSNSで収集する

スポーツ推薦を通して大学野球を続けたい方は、それぞれの学校における情報をSNSやネットで調べておきましょう。まずはそれぞれの学校における公式ページをチェックし、スポーツ推薦の学生向けの学費面における優遇制度や、学校の雰囲気について情報収集しましょう。

公式ページをチェックしたら、インターネットやSNS上で大学名と野球部について検索すると、実際に在籍した方々によるリアルな情報を集めやすくなりますよ。

行きたい大学のOB選手について調べておく

スポーツ推薦で大学野球部へ入部したい方は、OB選手の情報を学校ごとに調べることが大切です。プロを輩出している大学の野球部には、選手としての実績を持つ監督やコーチが在籍していたり、OB選手が定期的に訪問しに来たりするケースが多くなっています。

スポーツ推薦を通して野球を続ける際、進学先の大学に迷ったら、それぞれの学校におけるOB選手リストを検索し、自分が目指したいタイプの選手を探しましょう。

学業についてもしっかり考える

スポーツ推薦で大学野球を続けたい方は、学業についてもしっかり考えましょう。たとえスポーツ推薦で大学へ進学しても、必ずプロ野球選手になれる保証はないので、ドラフトで指名された場合、されなかった場合のケースを同時に考える必要があります。

プロを目指して野球に打ち込んでいる間も、決して学業を疎かにせず、一流企業への就職や社会人野球チームへの入部など、さまざまな選択肢を頭に入れておくのが大切です。

スポーツ推薦を通して大学野球へ進む前に知っておくべきこと

スポーツ推薦を通して大学野球へ進みたい方は、以下のポイントを事前知識として押さえておきましょう。

大学は高校以上に誘惑が多い

大前提として、大学は高校以上にさまざまな誘惑が存在します。大学生は20歳の時点で成人となり、お酒や煙草の解禁に加えて、ナイトクラブなどさまざまな施設における入場制限がなくなります。

先輩や友人の影響により、新しい趣味や飲み会に没頭してしまい、肝心な部活動やトレーニングが疎かにならないよう、自分なりにルールを決めて行動するのが大切です。

バイトする時間がない可能性もある

スポーツ推薦を通して入学し、大学で野球に打ち込む場合、練習やトレーニングによりバイトする時間を取れない可能性が高いです。スポーツ推薦で大学へ進学した場合、強豪校における厳しい練習や過密なスケジュールに加えて、学業面の単位取得に励む必要があります。

バイトをする時間が取れそうもない場合、親へ相談して仕送りをお願いしたり、生活費における奨学金制度を利用したりなど、自分なりに家計について工夫しましょう。

プロに入ったら高卒5年目選手との勝負

スポーツ推薦を通して大学野球を続けた場合、ドラフトで指名されてプロ野球の球団に入団したあとは、高卒で入団して5年目となる選手と勝負のスタートです。大学卒のプロ野球選手は、高校生に比べて短期間で1軍に上がり、結果を出すことが求められます。

18歳からプロ野球の世界に入り、技術面や礼儀の指導を受けてきた高卒の選手に負けることがないよう、大学野球で自分の売りとなるポイントをアピールすることが大切です。

スポーツ推薦を通して大学野球を続けたい方へ伝えたい注意点

ここからは、スポーツ推薦を通して大学野球を続けたい方が知っておくべき注意点を解説します。以下の注意点は、大学生活での過ごし方や将来におけるプランを考えるうえで大切な指標にもなるので、スポーツ推薦で大学に進学して野球を続けたい方はチェックしましょう。

必ずしもプロになれる保証はない

スポーツ推薦で進学し、野球部へ進学したからといって、必ずしもプロになれる保証はありません。大学野球においてレギュラーを取れなかったり、怪我や不調でプロのスカウトによる評価が著しくない場合、一般企業への就職を考える必要があります。

ドラフトへ向けて最後まで野球に打ち込み、結果的に指名されなかった場合、社会人野球や独立リーグの強豪チームへ入部し、プロを目指して努力し続けるのも選択肢です。

怪我のリスクを考慮して身体のメンテナンスを行う

大学野球を続ける際は、怪我のリスクを考慮して身体のメンテナンスを定期的に行いましょう。野球選手としての素質がプロに認められていたり、対外試合における結果を残していても、大きなケガをしてしまうと周囲の評価が下がる原因になりかねません。

また、投手のイップスなどメンタル面における不調も、プロの球団におけるドラフト戦略でのマイナスポイントとなるので、心身共に無理をしすぎないようケアを行いましょう。

学費の面で困らないよう事前に調査しておく

スポーツ推薦で大学野球を続ける際は、学費面での問題が起こらないよう気をつけることも大切です。入学後に学費が支払えなくなったり、奨学金制度の利用により将来的な不安が募らないよう、野球だけでなく学費面も考慮して進学先を選ぶ必要があります。

また、一部の私立高校・大学はスポーツ推薦における学生向けの学費優遇制度があるものの、そもそもの学費が国公立の数倍であるパターンも多いので注意が必要です。

ドラフトの結果によって高卒でプロを目指す選択肢もある

甲子園で活躍した場合や、ドラフトでプロの球団から指名を受けた場合、大学へ進学せず高卒でプロになる選択肢もあります。ドラフトでプロの球団に指名された場合、スポーツ推薦による大学入学をやめて思い切ってプロの世界に飛び込むのも選択肢です。

高卒でプロ野球のドラフト指名リストに入るためには、事前にプロ志望届を高校へ提出する必要があるので、自分の意思や周りの評価を踏まえて進路を決めましょう。

スポーツ推薦で入学できる大学は多い!大学野球で腕を磨いてプロを目指そう

スポーツ推薦で入学できる大学は多く、12球団におけるさまざまなタイプの選手を輩出しています。スポーツ推薦を通して大学へ進学し、野球を続けたい方は、自分はどんな強みを活かしてプロを目指すのかを今一度考え、自分のタイプに合った学校を選びましょう。

スポーツ推薦における情報をさらに知りたい方は「スポーツ推薦ドットコム」で各大学の推薦情報を調べてみてくださいね。

スポーツ推薦ドットコム

 

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