MARCHのスポーツ推薦概要は?それぞれの学校での推薦枠や試験内容を解説!
MARCHのスポーツ推薦概要は?それぞれの学校での推薦枠や試験内容を解説!
「MARCHってスポーツ推薦をやってるの?」
「MARCHのスポーツ推薦の概要を知りたい」
MARCHに進学したい学生で、スポーツで成績を残している方はこのようなことが気になるでしょう。MARCHの中には、スポーツ推薦を行なっていない大学もあります。また、ほとんどの大学で学力が求められるのも特徴です。
本記事では、MARCHのそれぞれの特徴やスポーツ推薦の概要について解説していきます。MARCHのスポーツ推薦に少しでも興味がある学生や他の大学と比較してみたい学生は、ぜひ参考にしてください。
そもそもMARCH大学って何?
MARCHまたはGMARCHと呼ばれる大学は、以下の6大学の頭文字を取った総称です。
- 学習院大学
- 明治大学
- 青山学院大学
- 立教大学
- 中央大学
- 法政大学
他にも「早慶上理ICU」や「成成明学獨國武」という大学群があり、MARCHは中間に位置する難易度の大学です。つまり、早稲田や慶応などよりも難易度が低く、成蹊大学や成城大学などよりも難易度が高い大学群です。
学習院大学
学習院大学は、山手線「目白駅」から徒歩30秒の好立地で、緑が溢れるのびのびしたキャンパスです。幼稚園から大学まであるため、内部進学が多いイメージがあります。しかし、高等科から大学へ内部進学する学生の数は、およそ半分です。
また、40名以下の少人数制で行っている授業が多いため、教授と学生の距離感が近いのも特徴です。学習院大学の学部は5つで、偏差値は55〜71となっています。すべての学部が目白キャンパスに集まっているので、通いやすい大学です。
明治大学
明治大学は全部で10学部あり、東京と神奈川にある4つのキャンパスに広がっています。明治大学の商学部は看板学部ですが、近年は全体的に偏差値が高くなっている傾向にあります。
明治大学の偏差値は55〜72です。学部によっては偏差値が60以上なければ合格できません。知名度が高く人気な大学であるため、どの学部も入試倍率は高くなる傾向があります。スポーツ推薦で進学する場合も、ある程度の学力が求められるので高校在学中からしっかり勉強をしておきましょう。
青山学院大学
青山学院大学といえば、箱根駅伝で活躍してる姿が想像できます。11の学部があり、渋谷の青山と神奈川の相模原にあるキャンパスに広がっています。双方のキャンパスのイメージは全く違うので、青山キャンパスのおしゃれなイメージで相模原に行くと驚くことでしょう。
青山学院大学の偏差値は55〜75で、文学部が最も高いです。また、「青山スタンダード科目」と呼ばれる一般教養科目を、全ての学部が共通して履修します。そのため、どの学部にいても総合的な力が身につけられるのも特徴です。
立教大学
立教大学は、MARCHの中でも変わった学部があり、観光学部や異文化コミュニケーション学部などがあります。偏差値は55〜75で、異文化コミュニケーション学部が最も高いです。国際交流が立教大学の特徴です。
また、異文化コミュニケーション学部は注目されており、2年次には学生全員が海外留学研修に参加します。語学力を磨くのは当たり前ですが、異文化対応能力を磨くことを目的としてます。
中央大学
中央大学は、東京都内に3つのキャンパスを構えており、8つの学部が広がっています。また、理系や文系に関係なく、幅広く学べるのが大きな特徴です。上場企業の役員数が慶應義塾大学や早稲田大学、東京大学に次いで多いのが結果として現れています。さらに、国家公務員の一般職合格者は私立大学でトップです。
中央大学の偏差値は52.5〜75で、法学部が最も高いです。中央大学の法学部は有名で、これまでにも政界に多くの人材を排出しています。250以上のゼミから自由に選択ができるのも、学生がのびのび学ぶことにつながっています。
法政大学
法政大学はMARCHの中で、学部が最も多いのが特徴です。工学部が2つに分かれていたり、英語主体の学部があったりと深い学びができるのも大きな特徴だといえます。偏差値は52.5〜74で、国際文化学部が最も高いです。突き詰めた学習をしたいのであれば、法政大学に進学するのがおすすめです。
MARCH大学のスポーツ推薦の概要
MRCHでは全ての大学や学部でスポーツ推薦を行っているわけではありません。また、大学や学部によってもスポーツの成績や学校の評定など基準はさまざまです。以下に簡単にまとめました。
大学名 | 概要 |
学習院大学 | スポーツ推薦実施なし。 |
明治大学 | スポーツ特別入試があるが、運動部やスポーツ振興事務室への連絡が必要。多くの運動部が強豪なので、勧誘がメイン。 |
青山学院大学 | スポーツ推薦ではなく、スポーツに優れた者という入試がある。幅広い学部で募集している。 |
立教大学 | アスリート選抜入試がある。全学部ともに若干名募集。 |
中央大学 | 毎年200名以上のスポーツ推薦を受ける学生がいる。合格率は、8〜9割以上。 |
法政大学 | スポーツ推薦のようなものがある。ただ、直接問い合わせないとわからない。 |
以下で、大学ごとに詳しくみていきましょう。
学習院大学
MARCHで唯一スポーツ推薦を行っていないのが、学習院大学です。スポーツ推薦を行っていない理由としては、学問に力を入れていることが挙げられるでしょう。また、幼稚園から大学まであるので、内部進学が半数を閉めるのもその理由だと考えられます。
明治大学
明治大学でスポーツ特別入学試験を実施している学部は、以下のとおりです。
- 法学部
- 政治経済学部
- 経営学部
- 情報コミュニケーション学部
- 総合数理学部
明治大学のスポーツ特別入学試験の目的は、以下のとおりです。
この特別入学試験制度は、高等学校において学業に精励するとともにスポーツ活動に積極的に参加して優秀な成績を収めた受験生を受入れ、更なる一層の体育会運動部全体の強化と、また、「個」を強くする大学の代表として、心身ともに優秀な人材を育成し、立派な社会人として送り出すことを目的としています。
引用元:明治大学公式サイト
青山学院大学
青山学院大学には、スポーツに優れた者という試験があります。つまり、スポーツ推薦です。青山学院大学といえば、陸上競技部が有名です。他にもラグビーや硬式野球など強豪校と呼ばれる運動部があります。以下の学部で募集をしています。
- 文学部
- 教育人間科学部
- 法学部
- 経営学部
- 国際政治経済学部
- 総合文化政策学部
- 社会情報学部(スポーツに優れた者方式)
- コミュニティ人間科学部
青山学院大学のスポーツに優れた者の目的は、以下のとおりです。
本学では、知育・徳育・体育の調和した教育を通じ、本学の建学の精神および教育方針を高揚し、ひいては社会における指導的役割を果たす人材の育成をはかる目的をもって、スポーツにおいて特に優れた技量、指導性を発揮した者の入学者選抜を実施する。
立教大学
立教大学では、アスリート選抜入試という形で、全学部で若干名枠があります。アスリート選抜といっても、スポーツの成績がよいだけでは意味がありません。スポーツの成績以外に、英語資格や検定試験の4技能スコアが重要です。また、学部によってはさらに厳しい条件があるので、しっかりと確認をしておきましょう。
立教大学がアスリート選抜を行う趣旨は、以下のとおりです。
「アスリート選抜入試」は、立教大学の建学の精神に基づいて、知性・感性・身体のバランスが取れた、幅広い視野と総合的な判断力を備えた人材の育成を目的としています。スポーツ競技の実績が優秀であるだけでなく、人格的にも優れ学業に対する高い意欲を持つ者を選抜し、立教大学体育会各部をリードするとともに立教大学生の模範と成り得る学生を育てたい、と考えています。
中央大学
中央大学でスポーツ推薦を実施している学部は、以下のとおりです。
- 法学部
- 経済学部
- 商学部
- 理工学部
- 文学部
- 総合政策学部
中央大学の法学部は全国的に有名で、これまでに多くの人材を政界へ排出しました。その法学部へスポーツ推薦で入学できるのは、大きなメリットです。難しい条件はないですが、履修が必須の科目があるので注意しておきましょう。中央大学がスポーツ推薦を行う目的は、以下のとおりです。
本制度は、高等学校在籍時に、部活動もしくは、外部のクラブチーム等の団体に所属し、スポーツ活動に情熱を傾け、優れたスポーツ能力を発揮した者で、大学教育を受けるに十分な基礎的学力とスポーツで鍛えられた心身両面の能力を持つ志願者に対し、大学に進学して学業とスポーツとの両立を図ることを通じて、将来、社会にとって有為な人材となる機会を提供することを目的としています。
引用元:スポーツ推薦入学試験要項
法政大学
法政大学ではスポーツ健康科学部に自己推薦入学試験とトップアスリート入学試験があります。しかし、詳しい内容は学校の関係者や団体でなければ見れないようです。大学に問い合わせて詳細を聞いてみるとよいでしょう。
MARCHにスポーツ推薦で入学するメリット
MARCHにスポーツ推薦で入学するメリットがあり、特に難関大学と呼ばれる名門大学にこよえるのは自分にとっても大きなメリットになり得るでしょう。以下で、メリットについて解説していきます。
名門大学に通える
MARCHにスポーツ推薦で入学する大きなメリットは、ある程度の学力が必要な名門大学に通えることです。一般入試であれば、かなり高いレベルの学力が求められます。しかし、スポーツ推薦であれば、高校時の評定が基準を下回っておらず、スポーツで成績を残していれば合格できます。
これまで勉強を疎かにしてきた学生が、スポーツの力で名門大学に通えるのは大きなメリットです。自己ブランドを高めることにもつながります。ただ、入学してからは単位取得のために勉強が必要なので、勉強をするクセだけはつけておきましょう。
スポーツに専念できる環境
MARCHの中には、いわゆる強豪校と呼ばれる運動部がいくつもあります。最もわかりやすい運動部といえば、青山学院大学の陸上競技部です。毎年箱根駅伝で活躍している姿をテレビなどをみている方も多いでしょう。
もちろん、学部や部活によりますが、スポーツに打ち込める最高の環境があります。スポーツと学問を両立したいのであれば、MARCHのスポーツ推薦を狙ってみるのもおすすめです。
就職に有利になる
MARCHの大学群は全国的にも有名で、関東の中でも中間くらいの難易度の大学です。そのため、就職活動でも大きなブランド力として力になります。また、企業は学生時代に何かに打ち込んでいた方を好む傾向にあるので、スポーツ推薦で入学して大学でも成績を残せばより就職で有利に働くでしょう。
MARCHのスポーツ推薦に関するよくある質問
MARCHのスポーツ推薦によくある質問をまとめました。MARCHのスポーツ推薦についてもう少し詳しく知りたい学生は、ぜひ以下の質問もチェックしてみてください。それでは、1つずつ解説をしていきます。
MARCHのスポーツ推薦には学力が必要か
MARCHのスポーツ推薦では、学力が必要です。しかし、入試当日に筆記試験があるわけではなく、高校のときの成績が見られます。そもそも、評定の基準があり、下回っている場合はスポーツ推薦を受けられません。
また、MARCHの大学はスポーツだけでなく、学問にも力を入れています。勉強をするクセをつけておかないと、入学後の単位取得で苦労します。高校在学時からしっかりと勉強をして、評定の基準で落とされないようにしておきましょう。
MARCHでスポーツ推薦入試をしている大学はどこか
MARCHと呼ばれる大学群では、すべての大学や学部においてスポーツ推薦入試を実施しているわけではありません。MARCHの中では、学習院大学だけがスポーツ推薦を行っていません。大学によって学部は異なるので、公式サイトにて確認してください。
スポーツ推薦で学費の免除は受けられるのか
大学や学部によって条件や免除額などは異なりますが、スポーツ推薦で学費の免除はあります。しかし、スポーツ推薦で合格したすべての学生が受けられるわけではありません。スポーツ推薦を考えている方は、入試前に条件の確認も必要です。
また、学費の免除は学生や親にとってありがたい制度です。しかし、何らかの理由で部活を辞めてしまったら、免除の停止や一部返還などが起こりえます。学費のことは親子でしっかりと話し合い、最低限のことまで考えておきましょう。
学力もある程度必要か
MARCHの大学群は、勉強に力を入れている学部も多いため、ある程度学力を持っていた方が良いです。しかし、現役中は部活に全力を注ぎ、勉強がおろそかになっている学生も多いでしょう。部活を引退してからでも、勉強をするクセをつけておくのがおすすめです。
勉強のクセがついていれば、大学のテスト勉強が苦でなくなります。大学や学部によっては、単位取得ができなければ、大会に出場できないこともあります。そうなると、他の部員にも迷惑をかけてしまうので、単位取得できるくらいは頑張りましょう。
MARCHでスポーツ推薦を狙うなら勉強もしておこう
本記事では、MARCHの大学群について簡単な紹介やスポーツ推薦の概要について解説しました。MARCHのすべての大学や学部でスポーツ推薦を行なっているわけではありません。自分が将来やりたいことなどを見据えて、自分の進路をしっかりと決めましょう。
MARCHのスポーツ推薦について詳しく知りたいならこのサイトから!
株式会社吉和の森 代表取締役
青森県八戸市出身。2019年11月、ライフワークとしてデジタル・マーケティングに携わり、人の役に立ちたいたいと思い起業。さまざまな業態・業種の事業案件を手掛けている。コンテンツ立ち上げ後の集客や運用、コンテンツを持っている事業者との「アライアンス業務」、「Webを使った集客」を強みとするウェブ解析士マスター、チーフSNSマネージャー、提案型ウェブアナリスト。
著書:日本一詳しいWeb集客術「デジタル・マーケティング超入門」(https://amzn.asia/d/4fMhaK8)
株式会社吉和の森:https://yoshikazunomori.com/