不動産投資クラウドファンディング

不動産クラウドファンディングのデメリットとメリットを紹介!仕組みや他の不動産投資との違いを解説

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「将来のために投資をしてお金を増やしたいけど、知識もなくて不安…」と投資に対してハードルを高く感じている方もいるのではないでしょうか。

 

投資に対しての知識があまりない初心者の方におすすめなのが、不動産クラウドファンディングです。

 

本記事では、初心者の方にもおすすめとされている不動産クラウドファンディングについて紹介しています。どのような仕組みで成り立っているのか?不動産クラウドファンディングのメリット・デメリットについても解説しています。

不動産クラウドファンディングとは?

 

不動産クラウドファンディングとは?投資の知識があまりない初心者の方にもおすすめである不動産クラウドファンディングですが、そもそもどういったものなのでしょうか?

 

不動産クラウドファンディングとは、インターネット上で不特定多数の方々と資金を出し合い、1つの不動産に投資を行うことです。

 

2017年12月に不動産特定共同事業法が国土交通省によって改正されたことで、少額からでも投資をすることが可能になった比較的新しい形の投資手法です。

 

不特定多数の方々と資金を出し合って、1つの物件を購入し得た利益を分配する仕組みで成り立っています。

 

投資した金額が少額であれば、分配率も下がるのは当然ですが、他の投資手法に比べて利回りは比較的安定しているといわれています。

 

また少額でも投資をしておけば、その後は必要な手続きなどもなく、手間がかかることもありません。

 

そのため投資に知識がない方や、忙しい方でも比較的挑戦しやすい投資手法だといえるでしょう。

不動産クラウドファンディングの7つのデメリット

 

不動産クラウドファンディングの7つのデメリット

不動産クラウドファンディングの基礎知識について理解を深められたところで、不動産クラウドファンディングのデメリットについて紹介していきましょう。

 

実際にこれから不動産クラウドファンディングをはじめてみようと思っている方が気になっているのはデメリットではないでしょうか。

 

  • 流動性が低く現金化が難しい
  • 元本が減少する可能性が存在する
  • 税制面での特典が限定的である
  • 途中での解約が困難な場合が多い
  • 銀行融資の利用が不可である
  • 会社の倒産に伴うリスクがある
  • レバレッジを利用した収益拡大が期待しにくい

上記7つが、不動産クラウドファンディングの主なデメリットだといわれています。

 

しかし、デメリットは事前にしっておくことで自ら対策することが可能です。それでは早速、不動産クラウドファンディングのデメリットについて詳しく解説していきます。

 

流動性が低く現金化が難しい>

投資をしていても、自由なお金を手に入れられないのは不動産クラウドファンディングのデメリットの1つです。

 

なぜなら、不動産クラウドファンディングは換金性と流動性が低いからです。

 

決められた運用期間の中で、現金化はできませんが、得られる利益はどんどん貯まります。

 

すぐに自由にお金が手に入らないことが問題でない限りは、定期的にまとまった利益を得られるのはメリットともいえます。

 

元本が減少する可能性が存在する

不動産クラウドファンディングは利回りが安定していて初心者の方にもおすすめの投資手法ではありますが、元金が確実に保証されているわけではありません。

 

クラウドファンディングは優先劣後構造を取り入れているものが多く、優先部分を持っていれば配当はきちんと獲得することができます。

 

ただし、事業者の倒産といったリスクが全くのゼロではないため、想定利回りより分配金が下がったり、元本の一部または全部が返還されなかったりといった可能性は理解しておくことが重要です。

 

万が一のときに備えたい場合には、倒産リスクが少ない事業者を選択するべきでしょう。

 

税制面での特典が限定的である

不動産クラウドファンディングでは、税制面で受けられる特典が少ないのが現実です。

 

不動産クラウドファンディングは、不動産を購入する事業者への投資となります。そのため、税制上のメリットを得ることができません。

 

また投資を行っているだけであって、不動産自体の権利を獲得しているわけではないため、控除を受けることも不可能です。

 

控除は受けることができないにも関わらず、不動産クラウドファンディングで得た利益に関しては税金を納めなければならないのは、投資者たちが感じている大きなデメリットだといえるでしょう。

銀行融資の利用が不可である

銀行融資の利用が不可である

不動産クラウドファンディングでは、投資を行うために金融機関からの融資をうけることは不可能です。

 

そのため、投資を進めるためには少額であれ、自己資金を用意する必要があります。

 

ただ、投資をはじめたいけど自己資金を用意することが難しい方のために、ファンド内で借入を行う商品もあります。

 

その場合には、生活資金を切り崩すこともなく投資をすることが可能です。運用会社を決める際には、ファンド内で借入ができるのか?についてもチェックしておけば万が一の

時でも安心です。

 

途中での解約が困難な場合が多い

不動産クラウドファンディングでは、途中で解約ができない場合がほとんどです。そのため、万が一まとまったお金が必要になっても引き出すことができません。

 

先ほどの見出しで紹介したように、基本的には不動産クラウドファンディングは自己資金で行う必要があります。

 

生活資金の中から資金を調達する際に、ギリギリの金額を設定するのは、生活が苦しくなる可能性があり危険です。

 

中には、やむを得ない時に限り解約ができる場合もありますが、解約には条件があることがほとんどで元金割れのリスクが高まるでしょう。

 

会社の倒産に伴うリスクがある

不動産クラウドファンディングに限った話ではありませんが、株式投資同様にクラウドファンディングサービス運営会社の倒産によるリスクについても理解をしておきましょう。

 

万が一運営会社が倒産した場合には、不動産の運用を行うことが不可能になります。そのため、資産価値に重大な影響が出ることは当然でしょう。

 

資産価値に重大な影響が出た場合には、利益を獲得することはほぼできなくなります。

 

運営会社が倒産することで、投資家の利益を完全に保護できるとは限りません。リスクを軽減するためには運営会社を選ぶ際にポイントを抑えておくことが重要です。

 

過去の取引実績や上場企業であればIR情報などをもとに企業の業績を確認しながら、倒産のリスクが少なそうな会社を見極めましょう。

レバレッジを利用した収益拡大が期待しにくい

レバレッジを利用した収益拡大が期待しにくい

レバレッジを利用した収益の拡大が期待しにくいのも、不動産クラウドファンディングのデメリットの1つです。

 

「てこの原理」を意味しているレバレッジ効果は、少ない自己資金で大きなリターンを得られることです。

 

先ほどの見出しでも紹介した通り、不動産クラウドファンディングでは、基本的に金融機関から融資を受けることができません。

 

そのため、投資効率が低くなりレバレッジを利用した収益の拡大が期待しにくくなるのです。

 

不動産クラウドファンディングの5つのメリット

不動産クラウドファンディングの5つのメリット

ここまで、不動産クラウドファンディングのデメリットについて解説してきました。デメリットは知っておくことでカバーができるものの、不安に感じている方も多いはず。

 

ここからは、不動産クラウドファンディングのメリットについて解説していきましょう。不動産クラウドファンディングで得られるメリットは5つあります。

 

  • 小額投資から開始可能である
  • 利益の高いリターンが見込める
  • 簡単操作で投資を実行できる
  • アクセス困難な案件への投資機会が見込める
  • 社会貢献プロジェクトへの支援が可能である

 

小額投資から開始可能である

不動産クラウドファンディングの1番のメリットは、少額での投資が可能なことだといえるでしょう。最低1万円から投資ができるため、膨大な金額を用意する必要がありません。

 

投資はすべて自己資金で行う必要がありますが、少額が投資可能なので、無理のない範囲で運用ができます。

 

投資の金額が少なければ、分配率も低くなるため収益も少なくなってしまいます。ただ、投資を初めてスタートさせる方や、少ない金額でコツコツ投資を楽しみたい方にはおすすめの投資手法です。

 

少ない金額で投資を始めてから、知識をつけることもできます。もちろん、慣れてから投資金額の増額も可能です。

利益の高いリターンが見込める

不動産クラウドファンディングでは、預貯金や他の金融商品に比べて高い利回りが期待できます。

 

なぜなら、年0.001%である大手銀行の普通預金金利に比べ、不動産クラウドファンディングの想定利回りは概ね3~8%程度といわれているからです。

 

利回りは、運用会社によって異なります。利益を拡大させたい場合には、運用会社を選択する際に利回りについてもチェックしておきましょう。

簡単操作で投資を実行できる

不動産クラウドファンディングでは、投資をした後は運用期間が終了するまで投資家がすることはほとんどありません。

 

なぜなら、管理・運営はファンディング業者が行なっているからです。他の不動産投資では物件売買や賃貸管理をする上で、書面でさまざまな契約実務が生じてしまいます。

 

しかし不動産クラウドファンディングでは、投資をしてからは、基本的には利益が生まれるのを待つのみです。そのためお仕事などで忙しい方に合っている投資手法だといえるでしょう。

アクセス困難な案件への投資機会が見込める

アクセス困難な案件への投資機会が見込める

個人で病院やホテル、大型商業施設へ投資をすることはほぼ不可能です。しかし、複数の投資家と費用を出し合う不動産クラウドファンディングなら可能となるのです。

 

資金調達をする必要がないのはもちろん、物件の権利を持っているわけではないため、物件を購入した際に発生する決済や不動産投資といった難しい手続きも必要ありません。

 

難しい知識を求められることもなく、クリック1つだけで、大型不動産に投資ができるのは夢がふくらみませんか?

社会貢献プロジェクトへの支援が可能である

投資をすることで、社会貢献になるプロジェクトに参加することも不動産クラウドファンディングでは可能になります。

 

例えば、保育園ファンドに投資をすれば、待機児童や少子化問題の解消に貢献することができます。ホテルファンドでは、老朽化した不動産の再生による雇用の創出や地方創生などにも寄与できるのです。

 

また、地域創生や再生可能エネルギーなどESG投資にかかわることが可能な投資先を見つけることもできます。

 

個人で社会貢献をするのはなかなか難しい話です。しかし不動産クラウドファンディングで社会貢献できる不動産を選択すれば、投資し収益を獲得しながら、社会貢献もでき一石二鳥だといえるでしょう。

 

不動産クラウドファンディングに向いている人の特徴

不動産クラウドファンディングに向いている人の特徴

これまで、不動産投資についてそれぞれの特徴を紹介してきました。多くの方が気になっているのは「自分が不動産クラウドファンディングに向いているのか?」ということではないでしょうか。

 

  • 少額から始めたい
  • 副業で投資をしてみたい
  • 手間のかかる投資は避けたい
  • ある程度の利益が望めれば良い

上記4つの特徴が、主に不動産クラウドファンディングに向いている人の特徴です。

 

不動産クラウドファンディングのメリットでも記載したように、不動産クラウドファンディングは、やはり最大の特徴は少額からスタートできることが魅力です。

 

「すでに勤務はしているけれども、生活スタイルを崩すことなく金銭的な余裕が欲しい」という方には、副業としてチャレンジするのもいいでしょう。

 

また、投資で成功させるためには、決断力が重要と思われている方も多いかもしれません。しかし、知識がなくても始められる不動産クラウドファンディングでは、手間もかからないため、気軽に投資をしたい方に向いているといえます。

不動産クラウドファンディングで失敗をしないための3つのコツ

不動産クラウドファンディングで失敗をしないための3つのコツ

不動産クラウドファンディングに向いている人の特徴に当てはまっている方は、失敗しないためのコツを抑えて、実際にトライしてみましょう。

 

  • 複数の会社を比較して会社を選択すること
  • 生活資金を確保した上で投資を開始すること
  • 投資判断をする前には、ファンド情報を確認すること

上記3つが、不動産クラウドファンディングが失敗しないために抑えておくべきコツです。

複数の会社を比較して会社を選択する

不動産クラウドファンディングを始める際には、複数の会社を比較することが重要です。

 

運営会社によって分配率が異なるのはもちろん、手数料も異なります。せっかく利益がでたとしても、手数料で持っていかれては、手元に残る金額は少なくなる可能性があるのです。

 

また、比較的安定している不動産クラウドファンディングですが、会社自体が倒産をしてしまっては元金割れのリスクが高まります。

 

大手の企業が投資を行っていたり、大型物件を取り扱っていたりなど、実績のある企業を選択することが重要です。

生活資金を確保した上で投資を開始する

不動産クラウドファンディングでは、基本的に途中解約をすることができません。また、投資を行うために融資をうけることもできないため、生活資金は充分に確保しておくことが大切です。

 

多くの利益を得るために、生活水準をギリギリまで下げて投資を行ってしまった場合に、余裕がない計画を立てるのはかなり危険です。運営会社によっては途中解約ができたとしても、元金割れのリスクが高まるでしょう。

 

生活資金はしっかり確保し、余裕が出た金額を投資に回すように心がけましょう。

 

投資判断をする前にファンド情報を確認する

投資判断をする前には、ファンド情報をしっかり確認するように心がけましょう。

 

運営会社は独自の基準に基づいて収益性の高い物件を厳選していますが、投資エリアや物件の種類・運用期間によっては、投資を見送るべきケースもあるからです。

 

投資の知識があまりなくても手軽に始められる不動産クラウドファンディングですが、大切なお金を投資に回すのです。

 

投資をする前には、しっかりとファンド情報を確認し、リスクに納得した上で投資を行いましょう。

不動産クラウドファンディングにおいて注意すべきこと

不動産クラウドファンディングにおいて注意すべきこと

ここまで、不動産クラウドファンディングにおけるメリットやデメリット、失敗しないためのコツを紹介してきました。

 

  • 提供する物件の数と詳細情報
  • 物件の占有率

最後に不動産クラウドファンディングにおいて注意すべきことを2点解説していきます。

 

提供する物件の数と詳細情報を確認する

投資をしようと思っている運営会社がどれくらいの物件数を取り扱っているのかは事前にチェックをしておきましょう。

 

投資物件の取り扱いが多いと、どの物件を選択すればいいか迷ってしまうかもしれません。しかし取り扱い物件が多い分、投資の幅が広がるのはもちろん、どういった物件が利益を生みやすいのかを比較しやすくもなるのです。

 

所在地・築年数・立地情報・施工会社・設備・収支シミュレーションなどさまざま情報をチェックして、利益をどれだけ生むことができそうなのかを判断するようにしましょう。

 

物件の占有率を確認する

ホテルや大型商業施設ではなく、マンションなど住居への投資を考えている方は入居率もチェックしておきましょう。

 

なぜなら、空き部屋があるとその部屋からの家賃収入を得ることができず、本来生まれるはずだった利益がなくなってしまうからです。

 

運営会社からの情報だけでは、マンションの空き情報を把握できない場合もあります。その場合は、インターネットの賃貸サイトで空室状況を確認しましょう。

 

できるだけ占有率の高い物件を選択することが重要です。

 

不動産クラウドファンディングデメリットでよくある質問

不動産クラウドファンディングデメリットでよくある質問

最後に不動産クラウドファンディングについて、よくある質問をまとめてみました。

 

気になることがある方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

不動産クラウドファンディングの欠点は何ですか?

不動産クラウドファンディングの欠点は、本記事のデメリットの見出しでも紹介した点です。

 

下記7つが不動産クラウドファンディングの主な欠点だといえるでしょう。

 

  • 流動性が低く現金化が難しい
  • 元本が減少する可能性が存在する
  • 税制面での特典が限定的である
  • 途中での解約が困難な場合が多い
  • 銀行融資の利用が不可である
  • 会社の倒産に伴うリスクがある
  • レバレッジを利用した収益拡大が期待しにくい

 

しかし、欠点については事前準備やリスクを把握し対策することでカバーできます。

 

不動産クラウドファンディングは儲からないと聞きましたが本当ですか?

不動産クラウドファンディングでは、元本保証がない・短期間で収益が出にくいといった理由から、儲からないと思われている方が多いです。

 

もちろん、元金の保証がされていないのはリスクであると考えますが、それはどの投資手法でも同じといえます。

 

不動産クラウドファンディングも、その他の投資手法と同様に、しっかりとリスクを把握した上で、投資をすれば利益を上げられます

 

不動産クラウドファンディングは確定申告は必要ですか?

不動産クラウドファンディングの分配金は、所得税法上は雑所得に分類されます。

 

不動産クラウドファンディングの分配金からは、源泉徴収がされているため、還付が受けられる場合には確定申告をする必要があります。

 

確定申告が必要とされているのは主に3つのケースです。

  • 雑所得が20万円を超える場合
  • 課税所得金額が694万円以下の場合
  • 元々確定申告をする必要がある場合(給与所得が2,000万円以上の会社員など)

 

勤務先で年末調整を受けている会社員で、不動産クラウドファンディングの分配金を含めて給与所得以外の所得が年20万円以下であれば確定申告は不要です。

 

確定申告について詳しく知りたい方は、所轄税務署または税理士などの専門家にご確認ください。

不動産クラウドファンディングを実際にやってみた方の声が聞きたいです。

不動産クラウドファンディングを実際にやってみた人の声をまとめてみました。

「ヤマワケエステート...

1分以内に申込申請までクリックしたのにキャンセル待ちだった🫥🫥🫥

クリック合戦激しい!笑」

 

引用元:

https://twitter.com/komalimoney/status/1757965254234112303

 

「Pocket Fundingから分配金いただきました。少額だけど3件出資しています。毎月分配金をもらえるのはやっぱり嬉しいです☺️」

引用元:

https://twitter.com/erikitafund/status/1757951816606826750

 

不動産クラウドファンディングデメリットのまとめ

元金の保証がされていないリスクや、途中解約ができないデメリットはありますが、利回りも比較的安定していて初心者にもおすすめなのは不動産クラウドファンディングです。

 

デメリットは、情報をしっかりあつめ対策をすることでカバーが可能です。投資をしておけば、その後は分配金を待つのみの不動産クラウドファンディングは近年注目を集めています。