【専門家コラム】キャンパスと競技場について

事前に確認しておきたいのが、勉強する学部のキャンパスとスポーツをする競技場や体育館の位置です。寮に入寮する場合は寮の位置も知っておきたいですね。

首都圏の大学では学習院大学、成蹊大学、成城大学等は所謂「ワンキャンパス」です。キャンパス内に競技場や体育館があるため、朝練・昼練・夕練が授業を受けるところと同じまたは至近な位置にあるので移動がとても楽です。

一方で東京大学、早稲田大学、慶應義塾大学、明治大学、立教大学、法政大学の東京六大学等はワンキャンパスではないので移動が必要な場合はその行き来の困難さも知っておいた方が良いでしょう。関西の立命館大学もキャンパスや競技場が広域に分かれているので、移動距離や移動方法は理解しておきたいところです。

キャンパスの別れ方は、早稲田大学の様に学部ごとで異なるケースもあれば、明治大学の様に学部でも分かれているし、学年によっても分かれている場合もあります。強豪校の場合は割と競技場だけが違う場所に位置しているケースも見られます。

寮に関しては必ず入寮しなくてはならない場合、入寮してもしなくても良い場合、寮が無い場合があります。

移動は時間も掛かりますが、お金も掛かります。移動にスクールバスを出している場合もあるでしょうが、自分で移動する時は電車代やバス代を支払わなくてはなりません。意外にこれが結構負担になる時もあるでしょう。親元を離れ、自分で起床し授業や練習に行く時についつい怠けてしまって授業に出なくなってしまわない様にしたいものです。留年する生徒も一定数毎年いるのは、こうした理由も考えられますね。

ターゲットの大学の学部やスポーツ種目がある程度絞られて来たら、キャンパス・競技場/体育館・寮の位置を確かめましょう。

行ける方は実際に訪問してみる事をお勧めします。遠隔地の場合は訪問するのにお金も掛かりますし日数も必要になるかもしれませんから、難しい場合は大学や部活動の監督・顧問の先生・選手・マネージャーの方々に聞いてみましょう。大学のホームページや部活動のホームページ、Twitter、Instagram、Facebook等で紹介されていたりします。アクセスの方法や移動距離・時間が大まかに分かるでしょう。移動に1時間以上掛かるケースもあると思われます。

学割は交通機関の費用が結構安くなりますが、キャンパスと競技する場所が異なる場合は、授業を受けるところまでは学割が使えますが競技場が同一路線上に無い場合は使えなかったりします。どこからどこまでが学割が使えるか気になる方は知っておいた方が良いでしょう。「えっ、こんなに交通費が掛かるの?」と驚く場合もあるかもしれません。

学費・部費・住居費(入寮費・寮費)・生活費に交通費と様々な費用が掛かりますね。アルバイトは練習が多い部活動は回数が減ってしまいますし、親御さんの負担も大きいでしょう。そんな中で交通費の割合は全体では少ないかもしれませんが、4年間通うわけですから調べておいて損はないですね。

キャンパスに意識を上げるため見学に行かれたりキャンパスツアーに行かれたりするのでしょうが、競技場までは行かれない方もいるでしょう。

ですが可能であれば実際に行ってみて、その移動の大変さや掛かる費用は事前に知っておくとより良い様に思います。逆に競技場や体育館を見たり、練習風景を観たりすることによって、ここで大学生活をエンジョイしたい、必死で練習したいと思うかもしれません。現在自分の通う高校の施設とはかなり異なるでしょうから確認出来たら嬉しいですね。実際に見に行って受けるのをやめた。早い時期に見に行っておいて良かった。と言う方もいらっしゃったと聞いたことがあります。お子さんだけではなく、親御さんも可能なら見ておいても良いのではないでしょうか?

 

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