【専門家コラム】2023年4月入学スポーツ系推薦入試結果(その2)
前回に引続き、今回も2023年度のスポーツ系推薦入試の結果を見てみましょう。今回は関西の雄、関関同立の関西大学と関西学院大学の入試結果です。
1.関西大学
(2023年度 9月募集スポーツ・フロンティア入試結果)
志願者数(第1次選考の志願者数です。)、合格者数(第2次選考の合格者数です。)
法学部 志願者数14人、合格者数12人 合格率86%
文学部 志願者数15人、合格者数13人 合格率87%
経済学部 志願者数12人、合格者数11人 合格率92%
商学部 志願者数14人、合格者数12人 合格率86%
社会学部 志願者数13人、合格者数13人 合格率100%
人間健康学部 志願者数33人、合格者数29人 合格率88%
総合情報学部 志願者数9人、合格者数9人 合格率100%
社会安全学部 志願者数3人、合格者数3人 合格率100%
システム理工学部 志願者数1人、合格者数0人 合格率0%
環境都市工学部 志願者数3人、合格者数2人 合格率67%
化学生命学部 志願者数1人、合格者数1人 合格率100%
全学部合計 志願者数118人、合格者数104人 合格率88%
9月の入試結果です。外国語学部は志願者が居ませんでした。外国語学部は、英検の資格が2級以上やTOEFL iBTの点数が55点以上など、英語の資格に基準があるため志願者数が少なくなっていると思われます。関西大学の入試科目は小論文と面接(口頭試問含む)となっていますが、外国語学部と人間健康学部の入試科目は小論文が無く、面接(口頭試問含む)だけとなっています。入試結果は合格率が割と高くなっています。理系の志願者は一ケタが多く、少ない状況です。全学部の最終合格率は88%で、9割弱の合格率となっており、かなりの受験生が受かっていますね。日本各地の朝鮮高級学校、朝鮮中高級学校、コリア国際学園高等部も受験可能となっています。
法学部では、入学後の学業成績不良者には試合出場停止の勧告をすると入試要項に記載されていますので、入学後の学業もきちんと行う必要が特に有る様です。
尚、以下の種目は今年度の女子の募集を行いませんでした。2024年度の受験をする女子のアスリートの高校生は気を付けて新しい入試要項が発表されたら確認しましょう。
(女子の募集が無い種目):
法・文・経済・商・社会・人間健康・総合情報・環境都市工が区部の各学部
アイスホッケー、アメリカンフットボール、硬式野球、サッカー、相撲、ボクシング、ラグビー
外国語・社会安全・システム理工・化学生命工学部の各学部
相撲、ボクシング
12月募集(文学部と人間健康学部のみ募集)の入試結果はまだ発表されていません。
2.関西学院大学
(2023年度 スポーツ選抜入試結果)
神学部 志願者数4人、 合格者数2人 合格率50%
文学部 志願者数14人、 合格者数14人 合格率100%
社会学部 志願者数35人、 合格者数30人 合格率86%
法学部 志願者数26人、 合格者数25人 合格率96%
経済学部 志願者数29人、 合格者数29人 合格率100%
商学部 志願者数33人、 合格者数31人 合格率94%
人間福祉学部 志願者数38人、 合格者数26人 合格率68%
国際学部 志願者数19人、 合格者数16人 合格率84%
教育学部 志願者数17人、 合格者数15人 合格率88%
総合政策学部 志願者数8人、 合格者数5人 合格率63%
生命環境学部 志願者数2人、 合格者数2人 合格率100%
建築学部 志願者数2人、 合格者数2人 合格率100%
全学部合計 志願者数227人、合格者数197人 合格率87%
関西学院大学の入試結果ですが、関西大学と同じくらいの合格率となっています。全学部の最終合格率が87%で、こちらも9割弱の合格率です。今年度は、理学部と工学部の志願者がいませんでした。生命環境学部と建築学部はそれぞれ2名だけの志願者で、全員合格していますが受験者が少ないですね。関西学院大学の場合、第一次審査と第二次審査に分かれており、第一次審査は全学部小論文が入試科目にありました。小論文の勉強が必須ですね。