【専門家コラム】法政大学のスポーツ系推薦入試について
【専門家コラム】法政大学のスポーツ系推薦入試について
目次
法政大学にあるスポーツ健康科学部について
今回は東京六大学と呼ばれる大学群の一つである法政大学のスポーツ系推薦入試についてです。法政大学にはスポーツ健康科学部と言う学部があります。そしてこの学部には自己推薦入試が実施されました。「スポーツ健康科学に強い関心を持ち、将来、スポーツ指導やスポーツ支援などの活動を通じて、スポーツ振興と個人の健康づくりに貢献することを強く希望している者を受け入れる制度です。」と2024年度の入試要項(2024年4月に入学する生徒用)に書かれています。この入試要項を見てみましょう。
先ずこのスポーツ健康科学部「自己推薦入試」には、以下の入試種類があります。
- 自己推薦入試(理数系)
- 自己推薦入試(アスリート・トップアスリート系)
1は理数系の入試ですので割愛します。
2についてですが、この試験は専願のみの入試となります。募集人員は、アスリート・トップアスリート併せて14名でした。過去の結果は以下の通りです。
2023年度(2023年4月入学者結果)
トップアスリート入試
志願者2名、1次合格者2名、2次合格者1名
自己推薦入試(アスリート系)
志願者69名、1次合格者36名、2次合格者16名
2022年度(2022年4月入学者結果)
トップアスリート入試
志願者5名、1次合格者5名、2次合格者4名
自己推薦入試(アスリート系)
志願者59名、1次合格者33名、2次合格者14名
第1次選考は書類審査(調査書、志望理由書等)。
第2次選考は筆記試験と面接で、筆記試験ではスポーツ・健康領域に関する小論文が果たされるとあります。。筆記試験・面接に加え競技成績も評価するそうです。
学習成績による出願条件ですが、
「アスリート」
高等学校もしくは中等教育学校後期課程(前期課程は含まない)3年1学期(前・後期制の場合は前期)までの調査書の全体の学習成績の状況が3.2以上、かつ「英語」の学習成績の状況が3.0以上である者。
「トップアスリート」
学習成績による出願要件は設定しない。
と出ています。では競技成績による出願条件はどうでしょうか?当然トップアスリート入試の方が、ハイレベルな条件になります。
「アスリート」
日本国内のスポーツ競技種目大会において、以下の①②の水準のいずれかを満たす者。
- 全国大会に出場した者、または出場が決定した者。
- 全国大会と同等の大会に出場した者。
なお上記①②ともに出願時には大会説明書(大会規模、出場資格、参加人数等)と、出場・競技成績を客観的に証明する書類(新聞や雑誌のコピー等)の提出を求める。
「トップアスリート」
出願資格(競技成績)確認期間の時点で、国際大会(オリンピック・世界選手権等)への日本代表としての出場経験を有する者。なお確認時には大会説明書(大会規模、出場資格、参加人数等)と、出場・競技成績を客観的に証明する書類(新聞や雑誌のコピー等)の提出を求める。
と記されています。
なお、対象となる競技種目に関しては要項等を良く確認して下さい。第一志望とし、合格した場合は入学を確約できる者とも書かれています。
法政大学は色々なスポーツが強豪である大学です
自己推薦入試(アスリート系)は合格率も低めで厳しいですね。法政大学は色々なスポーツが強豪である大学です。入学したいと思う高校生のスポーツ選手も多いでしょう。小論文対策もしっかり行い、きちんと書ける様にしたいものです。筆記試験は上述した様にスポーツ・健康領域に関する小論文ですね。この内容は結構難しいと思います。受験を希望される方は、是非過去問を取得してみて下さい。恐らく入手できるはずです。直接大学に問合せてみては如何でしょうか?
法政大学は多くの学部がありますので、入試の種類も数多く用意されています。自分に合う入試方法はどれか調べてみましょう。