【専門家コラム】関関同立のスポーツ系推薦入試(その1)
関関同立のスポーツ系推薦入試(その1)
私立大学で受験生に非常に人気の高い関西学院大学と関西大学
関関同立(関西学院大学・関西大学・同志社大学・立命館大学)の公募制のスポーツ系推薦入試のうち、今回は関西学院大学と関西大学を見てみましょう。関西圏の私立大学で受験生に非常に人気の高い大学群であり、且つスポーツを行っている高校生にもとても憧れの大学でしょう。
これら四大学はいずれも公募型の入試を行っています。
2024年4月入学の試験は以下のようなものでした。競技基準は割愛致します。入試要項をご確認下さい。
「関西学院大学」
スポーツ選抜入学試験
出願期間:2023年9月1日~2023年9月8日
第一次審査:2023年9月23日
第一次審査合格発表:2023年10月13日
第二次審査:2023年10月21日か2023年10月28日(学部によって異なる。)
第二次審査合格発表:2023年11月10日
第一次審査:書類審査(競技実績・活動実績証明資料)、筆記試験(小論文)
第二次審査:国際学部以外(面接試験、口頭試問を含む)
国際学部(グループディスカッション審査)
学力基準:
「神・社会・法・経済・商・人間福祉・教育・文・国際の各学部」
第3学年1学期末までの全体の学習成績の状況が3.3以上である者。
但し、文学部日本史学専修志望者は卒業時において日本史科目を履修済みであることが必要。国際学部は全体の学習成績の状況が3.3以上であり、且つ外国語(英語)の学習成績の状況が3.8以上である者。
「理・工・生命環境・建築の各学部」
第3学年1学期末までの全体の学習成績の状況が、①または②のいずれかを満たしていること。
- 外国語(英語)、数学、理科の3教科の平均が8以上であること。
- 外国語(英語)、数学、国語の3教科の平均が8以上であること。
その他に卒業時において入試要項にある履修科目を履修済みであることが必要。
「関西大学」
スポーツ・フロンティア入学試験(SF入試)
【9月募集】
データ登録期間:2023年9月5日~2023年9月8日
必要書類送付期間:2023年9月5日~2023年9月8日
第1次選考合格者発表日:2023年10月5日
第2次選考日:2023年10月22日
第2次選考合格者発表日:2023年11月1日
【12月募集】文学部・人間健康学部のみ
データ登録期間:2023年12月4日~2023年12月5日
必要書類送付期間:2023年12月4日~2023年12月5日
第1次選考合格者発表日:2023年12月13日
第2次選考日:2024年1月7日
第2次選考合格者発表日:2024年1月12日
第1次選考:
(法学部)競技成績および学業成績、志望理由書の内容から総合的に判断。
(法学部以外)出願書類をもとに、志願者の競技成績等に基づいて評価し選考する。
第2次選考:
法・文・経済・商・社会・総合情報・社会安全の各学部
小論文および面接(口頭試問を含む)
外国語学部・人間健康学部
面接(口頭試問を含む)
システム理工・環境都市工・化学生命工の各学部
総合問題および面接(口頭試問を含む)
学力基準:
「文・経済・商・社会・総合情報・社会安全・外国語・人間健康の各学部」
第3学年1学期末までの全体の平均評定値の状況が3.4以上の者。
「法学部」
第3学年1学期末までの全体の平均評定値の状況が3.6以上の者。
「システム理工・環境都市工・化学生命工の各学部」
細かく指示されているので、入試要項を確認して下さい。
関西学院大学・関西大学ともに共通していることは、第一次審査と第二次審査の2回行われることです。一般的に2回行われる大学は第一次審査は書類選考のみと言う大学が多い中で、関西学院大学は第一次審査に筆記試験として小論文が入っています。一方で関西大学は、第一次審査は書類選考のみですね。両大学とも実技試験は行われません。平均評定値は若干高めと言えるでしょう。学部によって求める学力基準が異なります。また理系の学部は細かく履修要件や平均評定値が設定されていますから、良く確認する様にしましょう。大会基準も詳細に記されています。これもきちんと入試要項を読むようにしましょう。