【専門家コラム】そろそろ小論文
そろそろ小論文
今回はスポーツ推薦入試でお悩み事として問い合わせも多い小論文についてのお話です。
8月半ばも過ぎ、合宿が終わった人もいればこれからの人もいるかもしれません。大会中の人もいるでしょう。この様な中、公募型のスポーツ系推薦入試を受験する人は一生懸命調べている事と思います。自分の受験する大学の選抜方法に小論文が入っている人は、ちょっと焦ってるかもしれませんね。「スポーツ推薦ドットコム」の過去1年の記事の中で、何度か小論文について書かせて頂きました。読んでみて頂けると嬉しいです。
さて、小論文ですが、小論文の練習をしてきた経験がある方は殆どいないのではないでしょうか?文章構成、内容、漢字、字の美しさ、どれをとっても不安かもしれませんね。結局は練習するしか上達する方法は無いです。いきなり上手くなる人はいません。
何度かご説明してきている通り、先ずは過去問を各大学のホームページからダウンロードするか、なければ大学に問合せて入手するしかありません。とにかく相手を知らないと戦いようがないですよね。全く過去問が入手できない場合は、自分が行きたい大学の部活動の先輩とかに、同じ受験方法で合格した方がいたら教えてもらうしかないですね。
過去問が数年間分入手出来たら、先ずはどんな問題が出題されているのか見てみましょう。大体どの大学も毎年似たような設問が出されています。傾向をつかみましょう。そして何度か音読した後に、じっくり考えて答案を書いてみましょう。書き終わったら高校の現代文の先生にみてもらうと良いですね。例えば800字以内と書かれていたら、700字以上は書きたいですね。字も丁寧に書く練習をしましょう。漢字は出来るだけ書くようにしましょう。「がんばる」→「頑張る」や「あいさつ」→「挨拶」等これぐらいの漢字は書きましょう。最低2か月前からはきちんと練習をしておきたいものです。志望理由書等も書かなくてはならないでしょうから、漢字と字の美しさは練習しておいた方が良いですよね。
次にどんな本を読めば良いかですが、もうこの時期になったらやはり小論文に関する参考書や問題集が良いでしょう。検索すると色々出ているので自分に合ったものを1冊きちんとやることをお勧めします。一般受験を受ける人たちは必死で数科目勉強していますよね。その気持ちで小論文を勉強しましょう。
良く問い合わせで「小論文の書き方を教えて欲しい。」とか、「大学の過去問の解答を書いて欲しい。」などのご希望が来ますが、弊社ではその様なサービスは行っておりません。小論文の書き方を習いたい方は、その様な指導をされている会社さんのサービスを受けて下さい。検索すると小論文対策をしている会社名が出て来ますよ。
でも一番は過去問を自分で解いて、学校の先生にみてもらう方が良いと思います。
大学の設問は、時事問題を問う大学・スポーツ経験から学んだことを問う大学・入学してからどう過ごすかを問う大学・将来の夢などが多い様に思います。時事問題や社会情勢を問う問題は池上彰さんの本などが良いでしょう。新聞、ニュース等も良く見た方が良いと思います。スポーツ経験から学んだことは親とも話してみるといいかもしれません。自分はどんなことを練習や試合から学んだかなと振り返ってみましょう。親から見てこういうことを学んだんじゃないかお教えてもらうと良いアイディアが浮かぶかもしれませんね。
志望理由書を書く時にも活きて来るので、整理しながら振り返ってみましょう。
最初の方に書きましたが、まだ過去問を入手していない方は、急いで入手しましょう。
夏休みですがあと数か月の努力で合格が勝ち取れますね。悔いの無いように全力で取り組んでみて下さい。大学のホームページも良く読むようにしましょう!きっとヒントが見つかりますよ。