【専門家コラム】大学からの入試の情報発信と高校側の情報収集

大学からの入試の情報発信と高校側の情報収集

我々「スポーツ推薦ドットコム」は、北海道から沖縄まで基本的には「公募型」で『学科試験の無い』スポーツ推薦系の入試を検索できるようなシステムをご提供させて頂いています。

大学によって方針がかなり異なる入試要項

この時期は2024年4月入学の入試要項を私立大学が随時更新して行っている時期です。国公立大学は夏ごろから発表になります。調べて行くと分かるのですが、大学によって方針がかなり異なります。以下いくつかの項目についてご説明致します。

(発表時期)

私立大学に関しては、早いところではもう5月ごろに発表しています。遅いところだと8月頃を予定しています。青山学院大学などは結構発表が早いですね。北海道の北海学園大学は7月下旬の発表です。大学生からすると、早めに対策をたてたいでしょうから早いほど良いのでしょうが、遅い大学は発表がかなり遅いですね。いつごろ発表するかホームページに書かれている大学は良いのですが、「随時発表します。」とか何も書かれていない大学は、高校生からしたら本当に困ってしまいますよね。できるだけ発表時期は早めに記載して欲しいものです。何も発表していない大学の中には、入試課に問合せる様に書いてあるところもあります。何故発表しないのか分かりませんが、余り親切ではない様に感じます。気になる大学があり、発表時期について書いていない大学は、直接問い合わせるしかないですよね。日本大学、専修大学、駒澤大学、近畿大学、京都産業大学、東京農業大学等は入試課に聞くしかないようです。

(ホームページでの調べ方)

受験生のための大学の説明ページと入試要項などが説明されているページが分かれている大学も結構あります。さっさと入試要項のページにたどり着きたいにも拘らず、そうなっていないと面倒ですね。入試要項までたどり着くのにかなり苦労する大学も有りますが、もう少し考えて欲しいなあと思う時があります。見せ方が大学によってかなり違うので、複数の大学を調べる方には一苦労です。色とりどりでカラフルさを前面にページ構成しているのは楽しそうで良いのでしょうが、調べやすさを重視して欲しいものです。

(セレクション制や練習会、説明会を導入している大学)

この制度が結構厄介で、出願前に行う所が殆どです。という事は、出願前にほぼ決まってしまうのかなあと考えられます。いったいいつからセレクションをやっているのか不明瞭な書き方の大学も有ります。あまり公募を望んでいないのでしょうか?全国大会に出場していなくても優秀な選手はいるでしょう。強豪校や知名度の高くない大学は、その様な高校生を発掘したいのでしょうが、未だに口コミや高校の指導者との繋がりだけで集めている大学が結構あるのかもしれません。私たちは多くのスポーツ好きの高校生の選択肢を広げる事に繋げたく始めました。出来るだけ多くの高校生が分かり易い入試方法にしてほしいものです。

(高校の先生)

一般入試や指定校推薦などには非常に詳しくても、スポーツ系の推薦入試に詳しくない先生はかなりいらっしゃるのではないでしょうか?「スポーツ推薦入試はお声掛けが基本でしょう。」と思っている方々が結構いるのかもしれません。スポーツ推薦ドットコムで検索してみると分かると思うのですが、沢山の大学が公募制のスポーツ推薦入試を実施しています。スポーツ推薦入試は合格率が高い大学がかなりあります。高校生の入試の選択肢を広げる意味でも是非ともみて欲しいと願っています。

(総合選抜型か学校推薦型か)

スポーツ系の推薦入試の探し方ですが、総合選抜型か学校推薦型の入試の中に入っているケースが多いです。単独で「スポーツ推薦入試」の様に出ている大学も有ります。その他特技型とか課外活動重視型と書かれている場合もあります。高校生からすると分かりにくいですよね。スポーツと書いてくれた方が見つけ易いのですが、そういう配慮を大学側にもして欲しいですね。

 

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