【専門家コラム】スポーツ系推薦入試の小論文

スポーツ系推薦入試の小論文

5月後半になりました。早い方はだいぶんスポーツ系推薦入試の調査や分析を進めていることでしょう。今年受験される方は、2026年4月入学の試験になりますね。この頃既に入試内容の概略を発表している大学もあれば、入試要項を発表している大学もあります。ですが、大学全体でみれば、まだ少数派でしょう。ですから多くの大学は昨年度の入試の内容を参考までに見る感じになると思います。大概の大学は昨年度の入試と大きくは変わりませんが、結構変わる大学もあります。新しくスポーツ系の推薦入試を取り入れる大学もあれば、酪農学園大学の様にやめてしまう大学もありますから、注意が必要ですので気を付けてください。

小論文についての質問

 さて、毎年小論文についての質問が我々にメールで問い合わせがあります。小論文はきちんと高校の授業で教えてもらうわけではないので、悩ましいと思う高校生が多いことでしょう。習いたいと思う方は、高校や塾の先生に教えてもらうか、ネットで教えてくれる塾で勉強するか、独学になるでしょう。大学として本格的に小論文の採点をしている大学もあれば、形式上小論文を書かせている大学もあるかもしれませんが、当然受験者としてはきちんと対応する準備をしておくに越したことはありませんよね。
 スポーツ系の推薦入試の設問の内容は、何種類かに大別できます。
・スポーツ系の知識(高校の保健体育の内容)を問うもの。
・スポーツに関する時事問題を問うもの。
・部活動と学問の両立について問うもの。
・世の中で起きていることに関する事象。
・受験する学部・学科に関連する設問。
など大学によって全く異なります。もちろんこれ以外の種類の設問を出す大学もあります。そもそも小論文が受験科目に入ってない大学もあります。

スポーツ系推薦入試の小論文の対策

 ではどのような対策をすれば良いかと言うと、最初に行うべきは可能ならホームページや大学に問い合わせをして過去問を取得することです。過去数年分の過去問をホームページで出してくれている大学は親切ですよね。しかし過去問の入手ができない大学もあります。そのような場合は、自分が入部したいと思っている各大学の部活動に問い合わせてみるのが良いでしょう。対応はもちろん大学のそれぞれの部活動によって異なると思います。
最近は多くの部活動がホームページやSNSで情報を発信していますので、そこから問い合わせてみると良いでしょう。過去問をじっくり研究することが何より重要ですよね。

過去問を取り寄せたら

 取り寄せたら直ぐに解いてみましょう。つまり書いてみることです。知識や教養が必要となる設問は、それらに対しての知識をつけるために勉強しないといけません。時事関連は最近の高校生からしたら、特に難しいでしょう。と言うのもTVのニュースを見る機会が減っていると思われるからです。Netflixや動画などを観る様になっており、時事関連の情報は以前より意識しないとみたり読んだりしなくなっているのではないでしょうか?本屋に行けば、時事関連の情報をまとめた本が売っているので、一通り読んでみるのも良いでしょう。高校の保健体育の知識を必要とするものは、当然教科書を読み込んでおくことが重要ですね。いずれにせよどのような設問の傾向があるのかは、過去問が一番です。
 書き方については模範解答を暗記しようとする方もいますが、本番は同じ設問は出ないでしょうから、書き方の参考にする程度でしょう。因みに模範解答を教えてくださいというメールも来ますが、そのようなサービスは行っておりません。メールが来る方々の傾向として、受験間近になって来るというものがあります。小論文対策は時間が掛かります。希望する大学の受験科目に小論文があるのであれば、できるだけ早くから対応するようにしたいものです。特異な高校生は良いのですが、苦手な方は時間を作って勉強するようにしましょう。

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