【専門家コラム】面接の練習

面接の練習
面接はどの大学でも行われる試験科目になります。大きくは対面で行われる面接と、Webで行われる面接になります。1対1の大学もあれば、面接官が複数でこちらが一人、面接を受ける側がグループで行われることもあります。Webで行われる場合、こちらが一人の場合、グループ面接の場合でそれぞれ雰囲気は変わってくるでしょう。
Web面接は気持ちを引き締めて
一番はWeb面接が気持ちが緩んでしまうかもしれませんが、気持ちを引き締めて臨みたいものです。対面形式でこちらが一人だと自然に気持ちは引き締まってくると思われます。グループ面接はほかの人が何を言うかで動揺してしまったり焦りが出てしまったりすることもあるかもしれません。大事なことはどのような面接でも変に緊張したり、口ごもってしまったりしないことですよね。そのためにはどうしたら良いでしょうか?やっぱり練習しておくことが重要です。何とかなる、私は得意だと考えたりする高校生の方もいるでしょうが、スポーツと同じで練習しておくにこしたことはありません。複数回やっておくと自信につながってくると思います。
練習をするには…
では誰と練習したら良いでしょうか?一番は学校の先生と練習しておくのが良いでしょう。高校の先生は色々な生徒をみてきていますし、面接の指導をしたことがあるであろうからです。担任の先生か、進路指導の先生に行ってもらえるとありがたいですね。回数が足りないと思うのであれば、お父さんやお母さんにやってもらうのも良いと思います。
試してもらう中身としては、
・部活動、つまり日ごろの練習から学んだこと。
・大会や試合で学んだこと。
・大学で学びたいこと。
・学部や学科を選んだ理由。
・その大学に行きたい理由。
・大学の部活動で挑戦したいこと。
・大学の勉強とスポーツの両立をどのようにして成り立たせるのか。
・将来大学を卒業した後にやりたいこと。
などでしょう。このようなことを学校の先生やご両親に聞いてもらったら練習になりますよね。
質問に対してどう答えるか
上記のような質問に対してどう答えるかをまとめておいてから面接の練習をするようにしましょう。
まとめて置いた文章は、先生やご両親にチェックしてもらっておいてください。あまりにも子供っぽい表現や言葉は避けたいですね。最近は日本語の使い方が変わってきています。違和感のある日本語を日常の会話で使っている可能性もありますよね。あまりにも気にしすぎて詰まってしまうのもどうかと思いますが、事前に確認出来たら不安はなくなるでしょう。このような不安を払しょくする一番の近道は、やはり練習を繰り返すことです。友達やチームメイトとだけ練習するのもしないよりは良いですが、やはり大人と練習できればしておきたいものです。寮などで生活している方は難しいかもしれませんが、Zoomなどを利用し、やっておきたいものです。
もちろん面接を受けるための部屋に入る入室の仕方、挨拶の仕方も練習しておきましょう。
「きちんとする」ということ
Web面接でもダラッとした態度や姿勢ではいけませんよね。「きちんとする」ということがどういうことなのか考えて臨みましょう。
事前に今までの自分の振り返りや大学の志望理由、将来の夢などについてまとめておくことは、文章を書くことが得意でない高校生にとっては難しいかもしれません。友人に書いてもらう、親に書いてもらう高校生もいるかもしれませんが、他人が書いてくれた文章は本当に自分のこととして言えるでしょうか?面接はとても長い時間を要するものではありませんが、「いやあ、全然ダメだった。緊張しちゃって本来の自分が出せなかった。」なんてならないことにしたいものです。最後にもう一度、試合と面接は似ています。練習が大事です。練習時はできうる限り色々な質問をしてもらい、動揺せずスムーズに答えることができるように頑張りましょう。最後になりますが、試験ギリギリから始めるより、数か月前から練習するようにしましょう。