【専門家コラム】早稲田大学スポーツ科学部

早稲田大学スポーツ科学部

 

今回は早稲田大学スポーツ科学部の総合型選抜Ⅰ群、Ⅱ群、Ⅲ群の入試を見てみましょう。

入試情報は以下のURLになります。

入学試験情報 – 早稲田大学 スポーツ科学部

 

総合型選抜Ⅰ群(トップアスリート入学試験)

「事前セミナー」の受講および「個別面談」に参加することが必須となる試験です。参加しなかった場合は出願ができません。

第1回事前セミナー申込期間

2025年4月8日から4月14日

第2回事前セミナー申込期間

2025年6月10日~6月16日

国際的レベルの競技会に出場してききたような高校生向けです。相当レベルが高いですね。オリンピックや世界大会出場経験がある方が優先でしょう。

 

総合型選抜 Ⅱ群(アスリート選抜入学試験)

「この入試制度は公募制ではありません。本学体育各部と連携し、書類および面接による選考が行われます。」と去年の入試説明には記載されています。所謂お声掛け系の入試ですね。誰もが受験できる入試ではありません。

 

総合型選抜 Ⅲ群(スポーツ自己推薦入学試験)

ホームページの説明には「本入試制度では、一定の高い競技能力を有し、スポーツに対する旺盛な熱意を持つと同時に、その体験を通じてスポーツを科学的に探究する能力を培ってきた学生の入学を期待しています。この入学試験によって入学した学生には、社会におけるスポーツ文化の発展に大いに貢献することを望んでいます」とあります。

2026年度入試要項は7月3日に公開予定ですと出ていますので、いましばらく待ってみましょう。去年の入試要項には「高等学校または中等教育学校後期課程・高等専門学校の1年1学期(または前期)から3年末(または後 期)までの全体の評定平均値が3.5以上であること」とありますから、それ未満の平均評定値だと出願資格がないことになります。また、「あらゆるスポーツ種目で、高等学校または中等教育学校・高等専門学校等(3 年まで)の在学時に全国大会出場等の 優秀な競技成績(高校日本代表および同候補を含む)を有する者」とでていますので、Ⅲ群と言えど高いレベルが要求されます。

早稲田大学は非常に人気がありますし、生けるものなら行きたいと思っている高校生が多いわけですから、当然と言えば当然でしょう。欠席日数も40日以内という条件が付いています。第1次選考は書類審査です。第2次選考は小論文と面接が行われました。昨年度の第2次選考は2024 年11月9日(土)に実施されました。小論文の時間は1時間半でした。

小論文については、「小論文は、提示された文章、資料等の内容を踏まえて、自己の意見を論理的にまとめ、文章化するという試験です。」と出ていますから、私はスポーツがとてもできるから大丈夫でしょうと思わず、しっかりとした小論文対策と面接の準備をして臨むようにしましょう。

 

スポーツ推薦ドットコムの検索システムを利用して調べている方々の多くは…

スポーツ推薦ドットコムの検索システムを利用して調べている方々の多くは、「総合型選抜 Ⅲ群(スポーツ自己推薦入学試験)」を利用して受験しようと考えるように思います。

しっかりとした準備をしましょう。数日間小論文を勉強したから大丈夫だと思わず、小論文という受験科目をきちんと準備し、練習して臨みましょう。

詳細はもちろん入試要項を最初から最後までよく読むようにしてください。

毎年入試要項の中身が同じわけではないでしょう。必ず確認するようにしてください。

繰り返しになりますが、とても人気があり難易度の高い大学ですので、かなりの努力が必要です。英国数理社などの受験科目ではなく、小論文と面接ですが気を抜かずに頑張りましょう。第1次選考もレベルが高いことが予想されます。

 

早慶の慶である慶應義塾大学は、「スポーツ系推薦入試」に絞った入試制度が見当たりません。他の受験制度でスポーツの実績を評価してくれる入試制度があるかもしれませんが、ホームページでは判断できません。

 

では、皆様のご検討を祈念致します。

ログイン

会員登録

  • 文字数は8文字以上で設定してください。
  • 半角英字と数字を最低1文字ずつ使用してください。

パスワードリセット

新規パスワード登録

質問投稿

回答

※最大3ファイルのみ

返信

プロフィール

※最大1ファイルのみ