【専門家コラム】面接試験について
面接試験について
スポーツ系の推薦入試でよくご質問が来るのが、小論文と面接のことについてです。通常の受験科目ではありませんから、一番質問が多いのでしょう。小論文は何度も記事に書いて来ていますから、今日は面接について記します。面接も以前の記事に書いていますので、そちらもご参照ください。
面接で「どのような質問を聞かれるのか」
面接でよく質問されるのが「どのような質問を聞かれるのか」ということです。基本的には高校時代のことと大学に入ってからのこと、そして将来についてでしょう。
高校時代のことは、部活で学んだことや嬉しかったこと、辛かったことになるでしょう。
幼い頃からその競技をやってこられた方もいるでしょうが、高校からやられた方も結構いると思います。我々が情報をご提供しているのは「公募型」に限定しています。所謂「お声掛け型」や「スカウト型」は現実どうなっているか分かりませんし、情報が無いのでご提供のしようがありません。基本的には高校の部活動の指導者j、顧問を通して大学側からお話が来るでしょう。ですので誰しもチャンスがあるわけではないですね。しかし公募型は出願資格さえ満たせばだれでも受けられますから合格する可能性はあるのです。我々もこの情報をご提供するようになってから3年目となりました。小論文が受験科目に無い大学はありますが、面接は基本あります。中にはWebで面接する大学もありますが、多いのはやはり対面式での面接です。その面接も個人面接かグループ面接かに分かれます。そして「口頭試問」が含まれる大学があります。詳しくはご興味のある大学の入試要項を御確認下さい。
「今までの自分」について
さて、用意しておきたいのが「今までの自分」についてです。箇条書きで良いので、自分史についてまとめておきましょう。実績も出願資格に入っている場合が多いので重要ですが、そこから何を学んだのかも振り返っておきましょう。結構学んだことがあるはずです。忙しい部活の場合は、定期考査との戦いであったのではないでしょうか。つまりタイムマネジメントを自然に学んでいると言えるでしょう?スケジュールを作成して居た場合は、やるべきことの優先劣後(To Doのプライオリティ)を整理する能力が身に付いていますよね。チームワーク、練習メニュー、実戦で学んだことも多数あるでしょう。団体競技にはチームワークは欠かせませんよね。自分はチームワークを良くするために、何を気遣ったのか、どの様な発言をしたのかなど振り返ってみましょう。練習メニューも幹部であった場合は皆の為にどの様なメニューを考え、参考にし、決定してきたのか。そのメニューをこなす為にどの様にスムーズに導入できるようにしてきたのか、うまくいかなかった時にはどのように変更・修正してきたのか。そして実戦(試合)では前日は何を気を付けたのか、当日は何を意識し、どう貢献してきたのか。これらを冷静に振り返ってまとめてみましょう。かなり書けることはあるはずです。書いてみたら親や学校の先生などに見てもらうと良いでしょう。
次に大学進学の事です。そもそもなぜ大学に進学したいのか、どうしてその学部・学科に進みたいのか、そこで何を学びたいのかはまとめておきましょう。入試要項にアドミッションポリシーと言うものが書かれています。大学側がどういう人が欲しいかを書いてあるはずです。内容が難しければ誰かと一緒に読んでみましょう。
将来の夢を聞かれる場合もあるでしょう。自分は何になりたいのか?その目的を達成するために大学4年間はあるはずです。高校で学んだこと、大学で学びたいこと、将来やりたいことが繋がっていることが重要でしょう。論理的に考え、まとめ、説明できるという能力は必要ですね。
最後にハキハキ礼儀正しく言えるか面接本番に向けた練習は何度か必ず行っておきましょう。