「大手・上場企業の不動産クラウドファンディングのおすすめが知りたい」
「大手・上場企業の不動産クラウドファンディングを利用する際のポイントは?」
「大手・上場企業の不動産クラウドファンディングのメリットやデメリットは?」
このような疑問や悩みを抱えている方も少なくないのではないでしょうか。
2017年に行われた不動産特定共同事業法の改正を皮切りに、大手のグループ企業や上場企業が不動産クラウドファンディング事業に乗り出しました。
投資家からみた運営会社にともなう信用リスクの観点では、非上場企業と比較すると、大手のグループ企業や上場企業の方が安心や信頼ができます。
しかし、大手・上場企業だけでも乱立している不動産クラウドファンディングのなかでどれを選んでいいのかわからない人もいるでしょう。
そこで今回は、おすすめの大手・上場企業の不動産クラウドファンディングや選ぶ際のポイントを解説します。
この記事を最後まで読むと、自分にピッタリな大手・上場企業の不動産クラウドファンディングを見つけ出せるでしょう。
大手・上場企業の不動産クラウドファンディングの利用を検討している人はぜひ参考にしてください。
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不動産クラウドファンディングとは?
不動産クラウドファンディングは、複数の投資家が不動産事業に対して共同出資をして、運用結果として得られた賃貸料や不動産売買益の一部が投資家に分配される投資手法です。
自分で不動産物件を購入して運用する必要があった従来の現物不動産投資とは異なり、不動産クラウドファンディングは、物件の運用を事業者に一任して少額から投資できます。
これによって、現物不動産投資では手が届かないようなホテルや教育施設などの高額物件にも投資できます。
大手・上場企業の不動産クラウドファンディングおすすめ10選を一覧
大手・上場企業の不動産クラウドファンディングのおすすめを、以下の10個のサービスに厳選してまとめました。
- TREC FUNDING(トレックファンディング)【トーセイ株式会社】
- GALA FUNDING(ガーラファンディング)【株式会社FJネクスト】
- B-Den(ビデン)【株式会社ビーロット】
- Rimple(リンプル)【株式会社プロパティエージェント】
- Good Com Fund(グッドコムファンド)【株式会社グッドコムアセット】
- Jointoα(ジョイントアルファ)【株式会社あなぶき興産】
- 信長ファンディング【株式会社ウッドフレンズ】
- KORYO Funding(コウリョウファンディング)【株式会社香陵住販】
- CREAL(クリアル)【株式会社クリアル】
- A funding(エーファンディング)【株式会社AMBITION】
それぞれの不動産クラウドファンディングの特徴を詳しく紹介していきます。
TREC FUNDING(トレックファンディング)【トーセイ株式会社】
引用元:公式サイト
大手・上場企業の不動産クラウドファンディングの1つ目のおすすめは、TREC FUNDING(トレックファンディング)です。
TREC FUNDING(トレックファンディング)は、主に東京エリアで不動産事業を展開する東証プライム上場の総合不動産企業「トーセイ株式会社」が運営する不動産クラウドファンディングです。
TREC FUNDING(トレックファンディング)では、不動産特定共同事業者の「トーセイ株式会社」を不動産特定共同事業を行う主体にするのではなく、不動産特定共同事業を専門事業として設立されたSPC(特例事業者)を主体にしています。
これによって、投資家の利益を損わないように、保有・運用する不動産の倒産リスクから回避できます。
GALA FUNDING(ガーラファンディング)【株式会社FJネクストホールディングス】
引用元:公式サイト
大手・上場企業の不動産クラウドファンディングの2つ目のおすすめは、GALA FUNDING(ガーラファンディング)です。
GALA FUNDING(ガーラファンディング)は、投資用マンションの建設から管理まで一貫して行う東証プライム市場上場の不動産会社「株式会社FJネクストホールディングス」が運営する不動産クラウドファンディングです。
創業から40年以上もの期間積み上げてきた確固たる実績とノウハウを活かして、高い入居率を実現しています。
厳選された優良物件に1口1万円から投資可能なため、不動産投資の初心者でも気軽に始められます。
B-Den(ビデン)【株式会社ビーロット】
引用元:公式サイト
大手・上場企業の不動産クラウドファンディングの3つ目のおすすめは、B-Den(ビデン)です。
B-Den(ビデン)は、不動産開発をはじめとした不動産事業を展開する東証スタンダード上場の「株式会社ビーロット」が運営する不動産クラウドファンディングです。
首都圏エリアを中心に、中小規模の不動産へ1口10万円から投資できます。
東証に上場している運営会社として、不動産特定共同事業法(不特法)によって定められているコンプライアンス体制の確保や投資家保護の観点などの厳しい基準をクリアしたうえで、サービスを運営しています。
また、不動産の再生・開発・仲介などの先進的な事業展開に取り組んできた実績やノウハウがあるため、それを活かした投資家への還元が可能です。
Rimple(リンプル)【株式会社プロパティエージェント】
引用元:公式サイト
大手・上場企業の不動産クラウドファンディングの4つ目のおすすめは、Rimple(リンプル)です。
Rimple(リンプル)は、投資用不動産事業を展開する東証プライム上場グループの「株式会社プロパティエージェント」が運営しています。
Rimple(リンプル)の投資案件は、東京23区を中心としたマンション投資を強みにしています。
株式会社プロパティエージェントが企画・開発したマンションに対して、1口1万円からの少額投資が可能です。
また、他社のポイントを「リアルエステートコイン」に交換し、1コイン1円として不動産投資に活用できます。
Good Com Fund(グッドコムファンド)【株式会社グッドコムアセット】
引用元:公式サイト
大手・上場企業の不動産クラウドファンディングの5つ目のおすすめは、Good Com Fund(グッドコムファンド)です。
自社ブランドの新築マンションの販売事業を中心に展開する東証プライム上場の「株式会社グッドコムアセット」が運営する不動産クラウドファンディングです。
自社ブランドの新築マンション「GENOVIA」シリーズは、賃貸需要が見込まれる東京23区の最寄り駅から徒歩10分圏内に立地しています。
そのため、安定的な利回りによって、定期的な分配金の獲得が可能です。
Good Com Fund(グッドコムファンド)は、1つの不動産を出資した複数の投資家が共同で所有する「任意組合型不動産クラウドファンディング」のため、相続税や贈与税などの節税対策にも活用できます。
Jointoα(ジョイントアルファ)【株式会社あなぶき興産】
引用元:公式サイト
大手・上場企業の不動産クラウドファンディングの6つ目のおすすめは、Jointoα(ジョイントアルファ)です。
Jointoα(ジョイントアルファ)は、不動産開発や不動産流通をはじめとして、人材サービスや電力サービスなど幅広く事業を展開する東証スタンダード市場上場の「穴吹興産株式会社」が運営する不動産クラウドファンディングです。
西日本有数のマンション開発戸数を誇るため、西日本を中心として全国の不動産ファンドに1口10万円から投資できます。
Jointoα(ジョイントアルファ)の投資案件は、地方都市の区分マンションやゲストシェアハウスなどが中心であり、不動産投資と地域創生に取り組んでいます。
信長ファンディング【株式会社ウッドフレンズ】
引用元:公式サイト
大手・上場企業の不動産クラウドファンディングの7つ目のおすすめは、信長ファンディングです。
信長ファンディングは、戸建て住宅事業や都市開発事業など幅広く展開する東証スタンダード上場の不動産ディベロッパー企業「株式会社ウッドフレンズ」が運営する不動産クラウドファンディングです。
尾張初の不動産クラウドファンディングであり、地域に眠る不動産を商品化することによって、地域経済の活性化を目指しています。
地域経済の活性化だけでなく、国産材の積極的に活用する不動産でESG投資ができるクラウドファンディングでもあります。
ESG投資や環境問題、地方創生・地域活性化などに興味や関心がある人にとっては、大きなメリットになるでしょう。
KORYO Funding(コウリョウファンディング)【株式会社香陵住販】
引用元:公式サイト
大手・上場企業の不動産クラウドファンディングの8つ目のおすすめは、KORYO Funding(コウリョウファンディング)です。
KORYO Funding(コウリョウファンディング)は、全国に20店舗を展開する東証スタンダード市場上場の総合不動産会社「香陵住販株式会社」が運営する不動産クラウドファンディングです。
茨城県を中心とする千葉県や東京都の関東エリアで厳選された地域密着型の物件に対して、1口1万円から投資できます。
CREAL(クリアル)【クリアル株式会社】
引用元:公式サイト
大手・上場企業の不動産クラウドファンディングの9つ目のおすすめは、CREAL(クリアル)です。
CREAL(クリアル)は、東証グロース上場企業の「クリアル株式会社」が運営する不動産クラウドファンディングです。
不動産クラウドファンディング専業で上場を果たした唯一の企業であるCREAL(クリアル)は、不動産クラウドファンディング業界を牽引しています。
また、事業開始から継続的に投資家の出資金の元本割れ件数が0件の実績もあります。
個人では投資が困難な宿泊施設や教育施設など大型不動産にも投資可能なため、大規模な不動産への開発や投資に携わりたい人には最適でしょう。
A funding(エーファンディング)【株式会社AMBITION】
引用元:公式サイト
大手・上場企業の不動産クラウドファンディングの10個目のおすすめは、A funding(エーファンディング)です。
A funding(エーファンディング)は、東京23区内のデザイナーズマンションを中心に募集・管理事業を展開する東証グロース上場の「株式会社AMBITION」が運営する不動産クラウドファンディングです。
2万戸を超える豊富な不動産管理実績があり、投資不動産のノウハウがある企業として知られているため、安心感があります。
想定利回り6.0%程度であり、運用期間も6ヵ月で比較的短期のため、できるだけ早くリターンを得たい人には最適でしょう。
不動産クラウドファンディングを選ぶ際の5つのポイント
不動産クラウドファンディングを選ぶ際に注意すべきポイントを5つ紹介します。
多数ある不動産クラウドファンディング事業者のなかから自分に最適なサービスを選ぶ際の参考にしてください。
- 社会的信用度が高い
- 案件数が多い
- 不動産の種類が豊富である
- 情報の開示性が保証されている
- 配当方法が自分に最適である
それぞれの注目ポイントを順番にチェックしていきましょう。
社会的信用度が高い
不動産クラウドファンディングを選ぶ際の1つ目のポイントは、社会的信用度が高いことです。
不動産クラウドファンディング運営会社の社会的な信用度や信頼度を確認しましょう。
というのも、大手グループ企業や上場企業、実績がある企業などは資本金やノウハウが豊富にあることから社会での信用度が比較的高いとされています。
不動産クラウドファンディングを選ぶ際には、倒産リスクの恐れが想定される事業者は選ばないことが大切です。
案件数が多い
不動産クラウドファンディングを選ぶ際の2つ目のポイントは、案件数が多いことです。
不動産クラウドファンディングの提供されている案件数は、Webサイトによって異なります。
当然のことですが、案件数が多ければ多いほど自分にとって理想的な案件を見つけ出せるチャンスも増えます。
また、案件の数以外にも、募集金額によって異なる案件の規模も判断材料のひとつとして有効です。
案件数が少ないWebサイトでは募集金額や規模も小さく、投資しようとしてもできない危険性も考えられるため、注意しましょう。
不動産の種類が豊富である
不動産クラウドファンディングを選ぶ際の3つ目のポイントは、不動産の種類が豊富であることです。
不動産クラウドファンディングの投資対象の不動産には、さまざまな種類があります。
代表的な投資対象の不動産は、以下のとおりです。
- マンション
- オフィスビル
- ホテル
- シェアハウス
- 商業施設
- 学校
投資によって求めるもの(安定性や利回りなど)が異なれば、選択肢も変わってきます。
自分が求める条件にピッタリな選択肢があるかをチェックしましょう。
情報の開示性が保証されている
不動産クラウドファンディングを選ぶ際の4つ目のポイントは、情報の開示性が保証されていることです。
不動産の築年数や延床面積など物件情報だけでなく、その運営会社の財務状況や業績など、案件の具体的な情報はWebサイトで情報開示されているケースが多くあります。
対象物件を現物不動産として考えた場合、自分が購入するかどうかの視点で判断することもひとつの方法でしょう。
配当方法が自分に最適である
不動産クラウドファンディングを選ぶ際の5つ目のポイントは、配当方法が自分に最適であることです。
不動産クラウドファンディングによって得られる利益には、「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」があります。
「キャピタルゲイン」とは、不動産などの資産を売却することで発生する、資産価値の上昇による売却益のことです。
その一方で、「インカムゲイン」とは、資産の保有中に継続的に発生する賃貸料収入などの収益のことです。
このような収益の違いだけでなく、配当利回りや分配回数など運営会社によって配当方法が大きく異なります。
リスクやリターンをよく考え、自分に最適な配当方法を選択しましょう。
大手・上場企業の不動産クラウドファンディングを利用する3つのメリット
大手・上場企業の不動産クラウドファンディングを利用することで、多くのメリットがあります。
代表的なメリットとしては、主に以下の3つです。
- 倒産リスクが低い
- 経営状況を確認しやすい
- 信頼性・安定性の高いファンドが多い
それぞれのメリットを順番にみていきましょう。
倒産リスクが低い
大手・上場企業の不動産クラウドファンディングを利用する1つ目のメリットは、倒産リスクが低いことです。
不動産クラウドファンディング事業者には倒産のリスクがつきものです。
しかし、運営会社の倒産リスクの観点で非上場企業と比較すると、大手・上場企業の不動産クラウドファンディングは倒産リスクが低いとされています。
非上場企業と比較すると、高すぎる利回りが設定されることやリスクの高い不動産が投資対象となることなどはなく、安心して投資できます。
経営状況を確認しやすい
大手・上場企業の不動産クラウドファンディングを利用する2つ目のメリットは、経営状況を確認しやすいことです。
上場企業では、金融商品取引法(金商法)によって、有価証券報告書の開示義務があります。
そのため、運営会社の財務状況や経営成績などを事前にチェックしたうえで、投資ができます。
不動産クラウドファンディングでは投資家は多額の資金を運営会社に預けることになるため、運営会社の財務状況や経営成績を定量的にも定性的にも可視化できていることは、投資家にとって大きな安心材料のひとつです。
信頼性・安定性の高いファンドが多い
大手・上場企業の不動産クラウドファンディングを利用する3つ目のメリットは、信頼性・安定性の高いファンドが多いことです。
大手・上場企業では、多様な事業を展開していることやそれにともなって蓄積されてきたノウハウを背景に、その企業の特異性を活かしたファンドを取り扱っているケースが多くあります。
これは投資家の信頼性・安定性につながります。
現物不動産投資では個人での運用が困難なものが、大手・上場企業が所有・管理する不動産に投資できることは、不動産クラウドファンディングの大きなメリットです。
大手・上場企業の不動産クラウドファンディングを利用する2つのデメリット
メリットが多い不動産クラウドファンディングですが、その反面、デメリットもあります。
不動産クラウドファンディングのデメリットも理解したうえで始めることが重要です。
- 想定利回りが低い傾向にある
- 元本割れリスクがある
それぞれのデメリットを順番にみていきましょう。
想定利回りが低い傾向にある
不動産クラウドファンディングを利用する1つ目のデメリットは、想定利回りが低い傾向にあることです。
非上場企業が運営する不動産クラウドファンディングの想定利回りは10%を超える場合が多くあります。
それに対して、上場企業が運営する不動産クラウドファンディングの利回りは、3〜5%程度です。
想定利回りの観点では、上場企業が運営する不動産クラウドファンディングは、非上場企業が運営する不動産クラウドファンディングよりも圧倒的に低いことがわかります。
元本割れリスクがある
不動産クラウドファンディングを利用する2つ目のデメリットは、元本割れリスクがあることです。
上場企業が運営していることで安全性や信頼性を高めていますが、事業者倒産リスクや元本割れリスクなどが存在することには変わりません。
ほとんどの不動産クラウドファンディングで採用されている優先劣後システムによって、元本割れリスクは抑えられていますが、元本割れリスクを考慮に入れておくことと優先劣後システムの有無を確認したうえで、不動産クラウドファンディングを始めることが重要でしょう。
まとめ
不動産クラウドファンディングは手軽に始められる不動産投資手法として注目が集まっています。
しかし、非上場企業と比較した場合、信用リスクの観点では大手・上場企業の不動産クラウドファンディングの方が安心感があることは否めません。
大手・上場企業の不動産クラウドファンディングにもメリットやデメリットがあるため、実績や信頼性、配当方法などのリスクとリターンを把握したうえで自分に最適な投資方法を選択しましょう。
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