不動産投資は、出資額が大きく、手の届かないイメージが強い投資方法です。
高額な出資をすることで大きなリターンを期待できますが、リスクも高いことが特徴です。
不動産クラウドファンディングでは、従来の不動産投資とは違い、ローリスクで不動産投資を始められます。
不動産クラウドファンディングは1口1万円から
不動産クラウドファンディングは1口1万円から
不動産クラウドファンディングとは、言葉の通り、不動産に特化したクラウドファンディングのことです。
不動産の事業者が投資家から資金を集め、不動産の運用や、売買を行い、利益を分配する仕組みです。
2017年から始まった新しい不動産投資方法の一つで、少額投資がメリットとして挙げられます。
多くの投資家から資金を集める仕組みのため、1口1万円から出資が可能で、気軽に投資が始められると注目されています。
不動産クラウドファディングのメリット・デメリット
新しい投資法として、注目を集めている不動産クラウドファンディングのメリット・デメリットをご紹介します。
よい面と悪い面を事前に確認し、万全な状態で取り組みましょう。
メリットは少額から始められること
最大のメリットは、少額からの投資が可能である点です。
前述のとおり、1口1万円から出資ができ、気軽に不動産投資が始められます。
ローリスクで投資ができることに魅力を感じる方は、多いのではないでしょうか。
また、手続きは全てオンライン上で完結できることも大きな特徴の1つです。
そして、現物不動産投資とは違い、投資家に不動産の所有権はないため運用や管理が不要であることもメリットに挙げられるでしょう。
一度出資してしまえば、その後は配当が配られるまで放っておいても問題ありません。
忙しい人にとってもうれしい仕組みだと言えます。
デメリットはリターンの少なさ
少額から投資が始められるためローリスクではありますが、それに伴いリターンも小さくなることがデメリットの1つです。
また、ほとんどの場合投資期間が決まっているため、契約期間途中での解約ができません。
そのため、多くの場合、契約期間中の現金化が不可能です。
さらに、一般的な不動産投資同様、不動産価格の暴落や運営会社が倒産した場合、元本割れしてしまう恐れもあります。
不動産クラウドファディングは利回りが高い
不動産クラウドファンディングは、利回りが高いとされています。
ファンドの大きさにもよりますが、多くの場合4〜8％の利回りであると言われています。
例えば10万円の投資をした場合、4000円～8000円の利益を挙げられる計算です。
他の投資方法や、一般的な不動産投資と比べてみても悪くない利回りだといえるでしょう。
ローリスク・ローリターンではありますが、コツコツ積み立てていけば効率よい利益獲得が期待できます。
不動産クラウドファンディングは長期投資が大前提
不動産クラウドファンディングの主な利益源には、ほとんどの場合、安定的な収入が見込まれる賃料や、運営費などが当てられます。
そのため長期で運用が前提であり、短期間での利益は生まれにくいことが特徴です。
FXやビットコインのように、短期でのハイリターンは期待できませんが、株や景気に左右されることなく、安定的に利益を増やせる仕組みであるため気長に続けることが大切だと考えられます。
不動産クラウドファンディングは分散投資が可能
前述したとおり、少額から投資できるため多くの場合、複数の運営会社に分散投資ができます。
1つの物件に高額投資する方法は大きなリターンが期待できますが、複数に分けて投資することで、リスクを最小限に抑えながら、効率的な利益獲得が目指せるでしょう。
どこに投資するとよいか分からない場合にも、有効な手段と言えます。
分散投資することで、リスクヘッジにもつながるため、非常におすすめです。
不動産クラウドファンディングの投資対象は豊富
不動産クラウドファンディングは、あらゆる種類の不動産物件が、投資の対象です。
賃貸物件である戸建てやマンションだけではなく、通常なら所有権を持つことが困難であるホテルや旅館、病院などにも投資が可能です。
リスクは投資先によって異なるため、投資先の情報を事前に確認することは重要ですが、
手の届かない物件にも投資できることは魅力の一つだと言えるでしょう。
また、不動産クラウドファンディングでは、一般的な不動産投資と違い、投資家は不動産の所有権を持つ必要がありません。
従って、オーナーとしての手続きや手間は掛からずに、複数の物件へ投資ができます。
不動産クラウドファンディングは投資初心者におすすめ
不動産クラウドファンディングは、投資初心者の方におすすめです。
前述したとおり、少ないリスクで始められるため、専門的な知識は必要ありません。
仕組みが分かりやすく、少額からでも始められることが魅力です。
また、投資家が不動産を所有する必要はありません。
そのため、運用や管理などの経費もかからず、出資したあとは放っておくだけでよいことも初心者の方におすすめできる理由の1つです。
まとめ
ハードルが高いと思われる不動産投資でも、
不動産クラウドファンディングであれば気軽に始められます。
少額投資ができるため大掛かりな資金集めも必要なく、また、不動産に関する専門知識や運用・管理能力なども必要がありません。
今まで、自分には手が届かないと思っていた方にとっても、手軽に挑戦できる仕組みです。
不動産投資や投資を考えられた際は、
気軽に始められて、リスクも低く、さらに利回りが高いクラウドファンディングに挑戦してみてはいかがでしょうか。