不動産投資

【初心者向け】不動産投資の主な種類と必要な準備をご紹介

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近年、資産運用を行う人が増えており、20代から不動産投資を始めている人は少なくありません。この記事では、不動産投資に興味があるけど、何をすればよいか分からない初心者の方に向けて、不動産投資の種類や準備した方がよいことについて分かりやすくご説明します。

不動産投資とは

不動産投資とは

不動産投資とは

不動産投資とは、土地や建物を購入し、他者に貸して収益を得る投資手法です。老後の年金対策のための長期投資として、20代・30代から始める人もいます。
不動産投資の方法は、価格の値上がり時に不動産を売却して収益を得る売却益と、他者に不動産を貸し出して収益を得る運用益の2つです。

不動産投資の主な種類

不動産投資の主な種類は、「区分マンション」「一棟マンション・アパート」「戸建て」「駐車場」の4種類です。それぞれの種類について、メリットやデメリットなど詳しくご説明します。

区分マンション

区分マンション投資とは、マンションの一室を購入し、その部屋を貸すことで収益を得る投資手法です。一棟マンションを購入するよりも費用がかからないため、初心者向きとされ、サラリーマンが副業として始めることも多い投資手法です。

マンションの一室のみを運用するため、一棟よりも比較的買い手がつきやすく手放しやすい傾向にあるようです。ただし、新築物件の場合は購入した時点から家賃が徐々に下落するケースがあります。融資を受けている場合、家賃収入が減ってしまうと収入に対する返済金の割合が増加してしまうため、収益が目減りしてしまいます。中古物件の場合は、空室のリスクや老朽化による設備の故障などに備えて、修繕費用を用意しておく必要があります。

一棟マンション・アパート

一棟マンション・アパート投資とは、マンションやアパートをまるごと一棟購入し、全部屋貸し出して収益を得る投資手法です。全部屋のオーナーになるため、入居する上でのルールを自由に決められたり、取り入れたい設備を一新したりなど、区分マンションよりも自由に管理しやすい特徴があります。

ただし、購入費用が高額であるため融資で購入するパターンが多く、利益を得るまでに時間がかかってしまうので長期的な投資をしたい人向けになるといえるでしょう。一棟まるごと購入するため、ハイリスクハイリターンの投資ともされています。

戸建て

戸建て投資は、一戸建てを購入し、入居者から家賃収入を得る投資手法です。中古物件を購入すれば投資費用を抑えられますが、木造住宅では老朽化による修繕費用が想像よりもかかってしまうことがあるようです。

戸建て物件は、ファミリー層の入居が多く、何十年と安定的に収益を得られやすいといえます。また、周辺の環境が整っていなくても、ペット可や庭付き、オール電化などの条件に魅かれて入居を決めることがあります。

駐車場

土地を駐車場として活用して収益を得る投資手法です。駐車場経営は、小さな土地でも経営しやすいため、近年注目されているようです。初期費用はライン引きや舗装などのみでよく、初期費用は数百万円ほどしか掛かりません。また、売り出し時には解体費用がかからず、他の用途へ容易に活用しやすい特徴があります。

ただし、土地の大きさで利用できる台数が限られているため、その分収益も多くは見込めません。また、駐車場は雑種地に分類されるため、固定資産税の軽減対象にならないこともデメリットです。

不動産投資に向けて準備してほしいこと

不動産投資の種類についてご説明した中で、「これならできそう!」と思った方もいるのではないでしょうか。ただし、投資にはリスクが付き物です。
そこで、不動産投資を始める前に、準備してほしいことについてご紹介します。

投資の目的を明確にする

不動産投資に興味を持った方一人ひとりに、思い描いた未来があるはずです。「老後の年金の足しにしたい」「もう少しゆとりのある暮らしをして、趣味を充実させたい」「会社員を辞めて自由に過ごしたい」などさまざまな理由があるでしょう。

投資は、目的を叶えることを基準として投資方法を選ばなくてはなりません。目的が明確になると、短期投資か長期投資か、利回りの最低ラインなど投資方針を立てやすくなるため、必要以上の金額を投資してしまう可能性が減り、その分リスクを背負うことも少なくなります。

不動産投資の情報を集めて知識を得る

不動産投資の方法にはどんな種類があるのか、投資のメリットやデメリット、物件の見分け方など勉強しておきたいことはとことん調べましょう。不動産投資の中には、初期投資をある程度抑えられるものもありますが、それでも数百万円ほどの費用がかかります。
リスクを十分に理解した上で、空室が続いたり自然災害が起こるなどの事態を想定してどのように備えるか勉強しておくことが大切です。情報は、本やインターネット、オンラインセミナーの受講などで得られます。
不動産会社の人にすべてを託さずに、さまざまなところから積極的に情報を集めるようにしましょう。

資金計画をしっかり立てる

不動産投資は、金融機関から融資を受けて始められますが、物件の購入額全額を融資でカバーできるとは限りません。物件にかかる費用の何パーセントまでというように上限額を決めている金融機関があるため、全額融資できない場合は、差額を自分で用意しておかなくてはなりません。また、不動産は購入するだけでなく、維持費や修繕費などの費用がかかります。
そのような資金を準備できなければ、収益はおろか維持すら難しくなるため要注意です。

不動産投資会社を選ぶ

不動産投資会社選びも、不動産投資を成功させるために大切にすべきポイントです。
不動産投資会社は、不動産を販売するだけが仕事ではなく、その後の運用についてもサポートしてくれます。

以下は、よい不動産会社かを見極めるポイントです。

・顧客の目的に沿った物件を紹介してくれる
・メリットだけでなく、リスクについてもしっかり説明してくれる
・購入後のアフターフォローがしっかりしている

このような特徴があります。
また、メリットばかり説明したり、強引に購入へこぎつけようとしたりするような会社はよい会社とはいえないため、しっかりと見極めましょう。

まとめ

今回は、初心者の方に向けた不動産投資についてご説明しました。
不動産投資は注目されていますが、失敗してしまったときに自分でリスクを背負わなくてはなりません。
望む人生を得るために、積極的に情報を得るようにしましょう。